さかなのこのレビュー・感想・評価
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TVチャンピオンの話は入れて欲しかった
観終わって「さかなクンの人生を映画にしたものだと思っていたら、違うじゃん!」と思った私。
帰ってきてWikipediaでさかなクンを調べてみたら、ちゃんとさかなクンの人生に沿った話だった。
じゃあ、なんでTVチャンピオンの逸話を外したのよ!?
あれこそがさかなクンを世に知らしめた番組だったのに…。
”のん”は良かったよ。それこそ男であっても女であっても関係ない話だから。
心の底から優しい作品だった
沖田監督の作品は何しろあたたかく、優しい人たちに包まれている作品ばかりなのです。
キャスティングも見事だし、さかなクンはのん以外は考えられないと思いました。海から上がってきた彼女はまさしく、”あまちゃん”で何の違和感もない。
あのアラサー俳優たちの高校生ヤンキー達も絶妙に愛らしい。岡山天音、磯村勇斗、柳楽優弥、前原滉などヤンキー役に使っちゃうところが憎いです。
それにしても、さかなクンのお母さん、ステキな教育方針で。子育てをしてる自分もかなり考え方を改めさせられました。この母親がいなかったら、きっと今のさかなクンは存在しなかっただろうなと思います。
何かを大好きな子供たちにも、その子供たちを育てる大人たち、教育現場の方にも老若男女が楽しめるってこういう作品なんだろうなって思いました。
ぜひたくさんの人たちに観てもらいたいです。
好きなものは何よりも宝物
のんちゃんがさかなクンを?!と驚いたけど、とにかく違和感がない。
(小学生時代を演じた子も素晴らしかった!)
辛いことがあっても、自分らしさを変えず、好きなことを持ち続け、笑顔で生きていく。
簡単なようでとても難しいことだけど、気負わず緩く、なおかつ憎めないマイペースさがとてもチャーミング。
そして、主人公のお母さんをはじめ、取り巻く人たちもとても優しくて、なんだか嬉しくて泣きそうな気持ちになりました。
柳楽優弥さん、磯村優斗くん、岡山天音さんと俳優陣もなにげに豪華。
くすっと笑って優しい気持ちになる、穏やかな水槽の中にいるみたいな映画でした。
のんがいとおしい いつまででも観ていたい
のん+磯村勇斗+柳楽優弥だけでほぼ満足してしまってあとはもういつまででもこの人たちをこの暗闇で観ていたいという映画の幸せに浸らせていただきました。
不良グループの喧嘩を俯瞰で行って戻ってまた行ってと古い喜劇映画のようにPANして見せるくだり。ミー坊がアパートに戻って来るといつも店の外で煙草をふかしている髪結いの亭主。139分が長いという人もいるがこの無駄な部分がええねんやん。
のんは間違いなく素晴らしい「ヒーロー」でそのきらめく存在感は本人が自負するように代替えが無く一言でいえば陳腐だがいとおしくてたまらない。かつてのタレント事務所が決して安売りをせず独立を許さなかったのもさもありなん。ただ一番きらめいたであろう20代の彼女の失われた数年が切ないがそれを含めてこの役どころがあまりにもピタリとはまってじぇじぇどころではない。
それにしても反省すべきは、私は予告編で何度も見て、さかなクンの半生を女性の設定に置き換えて描くのだと思い込んでしまっていたことである。子ども時代も女の子が演じていたのでもう確信に変わり高校生のミー坊が詰襟の学ランで登場してからも後戻りできなくなって困った。先入観で映画を観てはいけないということをつくづく肝に銘じたことである。
天然!さかなのこ!?
能年玲奈はバカっぽいけどバカじゃない
2022年映画館鑑賞42作品目
9月4日(日)フォーラム仙台
1400円
原作未読
監督と脚本は『南極料理人』『横道世之介』『モヒカン故郷に帰る』『おらおらでひとりいぐも』『子供はわかってあげない』の沖田修一
脚本は他に『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』の前田司郎
さかなクンの自叙伝を映画化
予告編の時点でなんか楽しそう
なぜかさかなクンを女の能年玲奈が演じる
宝塚で銭形警部を演じた夢乃聖夏を思えばどうってことはない
子役は西村瑞季という女の子だが子供時代まで女子が演じることはなかったと思うがどうだろう
冒頭に男でも女でもどうでもいい的な開き直りにも感じた言い訳を読ませられた
久々に村井麻里子の『どうしようもなく恋愛』の歌詞を思い出した
能年玲奈がさかなクンを演じたのに何故か別の役でさかなクン本人が登場する
『新聞記者』の望月衣塑子のようなものでこれはちょっといただけない
女の子の学ラン姿は好きだ
理由はよくわからないけど
男が女子高生の制服を着たら変態丸出しなのに何故なのか
海辺での不良たちとのやりとりが面白かった
岡山天音にド直球で「ブサイク」と暴言を吐くシーンは酷すぎて逆に清々しい
能年玲奈が魚を締めるシーンに関心
能年玲奈の独特の喋り方が笑いを誘う
能年玲奈は寝顔も面白い
能年玲奈の瞳は澄んでいる
能年玲奈は天使だ
ミー坊(さかなクン)に能年玲奈
ミー坊の幼馴染で狂犬のちにTVディレクターになるヒヨに柳楽優弥
ミー坊の家に幼い娘と転がり込むモモコに夏帆
総長に磯村勇斗
のちに寿司職人になる不良の籾山に岡山天音
おさかなショップ「海人」の店長に宇野祥平
ツッパリに前原滉
鈴木先生に鈴木拓
ヒヨの恋人に島崎遥香
水族館の先輩飼育員に賀屋壮也
番組MCに長谷川忍
番組アシスタントに朝倉あき
歯科医に豊原功補
ギョギョおじさんにさかなクン
ミー坊の父親ジロウに三宅弘城
ミー坊の母親ミチコに井川遥
今こそサカナ君の生き方を見つめてみよう
まずは本作の感想とは関係ないですが、“のん”が最近映画では普通にキャスティングされている事に喜びを感じます。
一時期(というより役者生命を考えるとかなり貴重な期間)、契約問題で大手芸能事務所の圧力で芸能活動自体が困難であったのを考えると、現時点の活躍は非常に喜ばしい状況になって来たと思えます。
今のテレビ業界の不振と連動しているのかも知れませんが、テレビ業界に強い影響力があった事務所でもテレビ業界自体が不振になれば、そうした圧力も弱まるのでしょうね。
更に本人がそれ以外の新しい場所で地道に努力し続けていれば、この様に復活できるという道筋を開拓してきたからなのでしょうが、今の“のん”から目が離せないという存在(俳優)になっています。
そうした事柄が、本作の役柄にピッタリと当てはまるのが、観ていて凄く気持ちがいいのです。
それは上記のテレビ業界の不振という事と日本経済の不振という事とほぼイコールであり、今ままでの常識と考えていた事を全て見直してみようという気分が、少し冷静な人なら湧きあがる筈の時代の転換期であるという事です。
勿論、教育の見直しもその一つであり、今まで百年くらい変わり映えしない受験教育の在り方もそうであり、人間の幸せとは?を考えた場合のミー坊の母親が放つ教師への言葉などは、まさにこれからの教育を考える非常に大きな指針になると思えます。
原作はサカナ君の半世ですが、その中にあるテーマ自体が“のん”の芸能活動と重なり合い、まさにハマり役になっていました。
冒頭のクレジット「男か女かは、どっちでもいい」のであって、これからの世界で生きていくために本当に大切なものとは何か?を、これほどキャラクターだけで分かりやすく、万人が納得出来る人もいない様な気がします。
67歳になった私でもやはり人生で一番大切な事は、何か大好きなモノを見つけ出しそれに夢中になれる事だと思っています。少なくとも、最初からお金や権力や地位を目指すのも嫌だし、そういう教育の中で育ったことも嫌だった人間からすると、サカナ君の様な生き方は最高だと思えました。
やっと本作自体の感想ですが、ちょっとテンポが遅く感じてしまいましたが、だからと言ってテンポを早くしたら、この味わいが残るのかどうかも微妙です。
普通ってなに?
ご存知さかなクンの半生を、のん主演で映画化した作品。
寝ても覚めても頭の中は魚のことばかり。
そんな子供のことを優しく見守った母親が素晴らしい。
なかなか出来ることではないよね。
普通ってなに?
考えさせられた。
そして、何度も海に飛び込んだり、身体を張って頑張ったのんに拍手だ。
顔がアップになるシーンが多いのだが、彼女はとても美しい目をしている。一点の曇りもない澄んだ瞳、吸い込まれそうな瞳とは、まさにこのことだ。
さかなクン本人も出ていたけど、あれじゃあまるで通報レベルの不審者でしょ。
あとは、テレビに出て知名度が上がってからの活躍をもう少し取り上げて欲しかったな。
ラスト、水族館での母娘のシーンが良かったね。
不良達が皆、高校生に見えないのはお約束。
興味深かった
"ギョギョギョ〜!…ぎょ!"な映画
沖田修一監督の前作『子供はわかってあげない』はとても良い作品でしたが、今回の作品(『さかなのこ』)は、ちょっとまとまりがないというか、少し全般的に散漫なイメージを受けました。
それぞれは面白いエピソードなんですが、どこかとりとめがないというか、観ていて落ち着かないというか…。
ポスト・プロダクション次第では、もっと面白い作品に仕上がったのではないかと思いました。
そして、ミー坊(さかなクン)のキャラクターというか、描き方なんですが、あの強烈な個性があまり伝わって来なかったんですよね…単なる"魚好き"にしか目に映らなかった。もっともっと魚の事を語らせても良かったんじゃないのかなぁ?…本当に観ているこちら側が、何でそんな事まで知ってるのん?というぐらいの…。それが、我々の知っているさかなクンのさかなクンたる由縁(ゆえん)だと思うんですよね(水槽ばかり覗いている印象しか残らなかった笑)。
そうしたToo Muchな背景があるからこそ、彼女(彼)の青春の挫折に我々は共感出来るんだと思います。
*初めてテレビでさかなクンが登場した時、その"アンチTV"なキャラクターはとても強烈で、その風貌とは逆に、まさにパンクな印象でした。そんなさかなクンをマスコミがこぞって取り上げるのは、なんだか当時は痛快でしたね。
普通とは?
そうばかりでもない
バイクで公道を走る際はヘルメットを着用しましょう
のんの魅力に尽きる。
あのキラキラとした目、ツンと上を向いた鼻、いつも驚いているような開いた口。
冒頭の寝顔のシーンが最後まで続いてたとしてもずっと見てられる。
逆にのんじゃない人が演じてたら見てられなかったかな。
狂犬、総長、剃刀籾、みんな楽しんで演じてたんだろうな。いきいきしてた。
子どもには塾に通わせるよりも、図鑑を与えよう。
好きに勝るものなし。
博士ちゃん見てるとこの国の将来に希望が持てますよ。
理解のある大人が増えてきたんだな。
さかなくんパイオニアだ。
海と空がもっときれいに撮れなかったのかな。
全体に暗い画だったから敢えてそうしてるのかな。
「子どもはわかってくれない」の海と空はあんなに青くてきれいだったのに。
このエピソードいらないんじゃない、長く感じるなぁと思ってたら、実際長かったんだ。
最初のタコのシーンはR18でもいいくらいショッキングだった。
エンドロールにあったレビュータイトルの一文で一番笑ってしまった。
癒やされました!
さかなクンがヤバい人に…笑
良かった。
のん、違和感なし✨
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