さかなのこのレビュー・感想・評価
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予想以上に良かった作品。メッセージ性、出演者俳優の演技力◎
気になった作品で半信半疑のところもあったが、予想以上に良かった。さかなクンをモデルにした内容だが、さかなクンがこの映画を通じて何を伝えたかったのかが物凄く伝わった。出演者俳優も濃厚なメンバーだったが見事。のんの演技はさすが。NHKドラマ「あまちゃん」以来だったが、やはり演技が上手い。この作品は自分が子供の頃さかなクンのようになりたかったなと思い返して観た。主人公のミー坊の魚好きの思いが、両親・不良グループなど人々に伝わるんだなとこの作品を通じて感じた。ストーリーもなかなか。ノンフィクション、フィクションを織り交ぜているのも好感。映画の最後のシーンで後味がいい点を個人的に重視しているが、本作品に関してはまさに後味がいい。
のんさんの凄さ
さかなクン原作のさかなクンのものがたり。 とにかくいい人ばかりだし内容もわかりやすい。そして、コミカルなところも良いし良いところしか見つからない。あっという間に終わりました。ぎょぎょー! 小学生の主人公にさかなクンが出てくるんだけど危険人物すぎる(笑)こんな人が田舎でいたら即通報レベルのヤバさ(笑) のんさんの演技がとにかく光る。 原作さかなクン。お魚監修さかなクン。題字さかなクン。エンディングの演奏にもさかなクン。マルチな所がでてます。
あー、また傑作だよ。
さかなくんは別にファンではないけど、この手の専門分野に特化した狂人は大好き(傍観者として)。 沖田修一監督は前作の「子供はわかってあげない」が超絶素晴らしかった。 高校生のヤンキーが喧嘩する映画としてはこっちの方がライトぽいのでハイローの新作の前に見ておくか。 という理由で鑑賞。 キワモノ映画っぽいのでそこまで期待していなかったんですが、凝った作り且つ、笑えて泣けて考えさせられて、最後は幸せな気分にしてもらいました。 役者さんも最高(顔ぶれを見ればわかりますが)。 説明的なシーンが少ない映画なので、若干ゆったりめの流れも心地よい。 近所の映画館では半分くらいの入りでしたが、エンドロールが終わるまで誰も席をたたなかった映画は久し振り。 久々に誰かに勧めたい映画に出会いました。
得るものの多い作品
さかなクンの半生を描いた映画。主演はのん。 冒頭で「男か女かはどっちでもいい」と出てきて、もうこの作品が好きになった。子役も女の子だったけれど、のんが学ランで登場したときに、ようやく腑に落ちた。 好きなことにまっすぐ生きられるって幸せだ。でも、お金を稼ぐ手段とか、家庭をもてるのかとか、周囲の理解と協力が欠かせない。この映画は、そんなミー坊の"周囲"がとても素敵に描かれている。 ミー坊を理解し、ミー坊に協力し、ときに人生の重要な選択さえもミー坊に左右される"周囲"。とくに母親の存在が大きい。母は、「それでいい」とは言ったけれど、「それがいい」とは言っていない。でも、それで良かったのだ。
趣旨はわかるような気がするが
好きこそものの上手なれ。 何となく趣旨はわかりますが、まったくのれなかった。 さかなくんをのんさんが演じるのですが違和感しかない。 このスイッチを受け入れることができればいいのでしょうが、 それを許容できない場合のことを考えなかったのかなと。 それだけではなくいろいろと残念でした
やりたいことをする
沖田修一と前田司郎のコンビ作なので見てみた。 まず、のんをさかなクン役にキャストした人は天才だと思う。さかなクンの持つ無垢な純粋性みたいなのを、確かにのんも持っていて、共鳴する感覚がある。 のんが演じるさかなクンに全然違和感がなかった。 年収とか学歴とかの物差しを使って、他者の評価を生きるのではなくて、純粋に自分の好きを突き通すこと、完全に自分軸で生きることが見られて良かった。 決して簡単なことではない。 まず自分の好きって何?自分は何をすればいいの?ってことが分からないし、分かったとしても、それでお金を稼いで生活を成り立たせるのは容易ではない。 でも人の幸福感は必ずそこにある。
のんさんの目力。
好きに勝るものなし ですか それで世の中わたっていけるのはすごいね 映画としてはそんなにアップダウンもなく流れていく感じかな。 しかしその好きを体現する のんさん の目力がすごいなぁ☺️ とてもまっすぐで引き込まれていく感じは圧巻の一言です。 ぜひとも二階堂ふみさんと相対してもらって女の情念の対決的な映画を観てみたいものです。
いやー神
ほぼコメディー映画の中に感動があるって感じの映画でした。ほぼお客さんと一緒に笑ってました笑 最後はほっこりするように造られおり、この映画を観たあとは人生明るく生きようとおもいました。 まぁーそもそものんちゃんがかわいすぎますね!寝がを見た時みんなびっくりするのでご注意ください!
面白いといえば面白いのかなぁ
アオリイカを捕まえるために学ランのまま海に飛び込んで「とったー」と海上に浮かんでくるミー坊、『あっ!あまちゃんだ!!』と思った。 のんさんは、きらきらいい目をしていた。 「な、おまえ、自分のナイフとか持ってないの?」 「持ってるよ。だけど臭くなっちゃうでしょ。」… 少し違和感。 『普通ってなに?ミー坊はよくわからないよ…』 う〜ん、別次元の問題になってしまうかなあ…と思った。 磯村勇斗さんを今年は何回観ただろう。相変わらず上手い。観るものを惹きつけますねー。 さかなくんの存在感が、全編を通じて伝わってきた作品。やっぱ、さかなクンはすごいなと。そして、『好きに勝るものなしでギョざいます』には、大きく納得。 そして、そして、さかなくんの『素あたま』を観ることができたのが、一番驚いた。貴重なシーンで身が引き締まった。
ただ純粋に、美しい物語。
さかなクンの半生と言いつつ、脚色は多いけれど、沖田修一らしい脚本、演出がなんともユーモラスで非常に面白く見れた。 子供時代のリアルさよ笑 小物の作り込みはもちろんだけど、子役たちがリアルすぎてツボったのと、さかなクンの演技がいつも通りすぎてなんとも言えない空気が漂っていた。 そしてのんさん。最高すぎる。 確かにさかなクンは中性的なところがあるけど、さすがに女優を起用するとは大胆すぎたが、違和感なく、のんさんが元々持つ不思議感が相まってさかなクンだ!と思わせる空気が素晴らしかった。 話は基本はほんわかストーリーなんだけど、人生の苦難的なシーンもある。ただそこにも沖田マジック。見てる私は笑顔混じりで苦難を乗り越え、涙も誘った。なんとも言えない素敵な雰囲気の漂う映画だ。 キャスト陣も豪華かつ、ピッタリだと思ったな。夏帆は相変わらず美しく、岡山天音もいい役で柳楽優弥最高。いつもと違う役に見えたけど、さすが。 気をてらったカットや演出はラスト以外ないが、そこも素直に魚が好き!という男の子(スクリーンでは女の子だけど笑)が、そのまま大きくなっても気持ちを貫く1人の人生を描く。いい映画だった。
純粋な存在として
さかなクンをのんが演じるという、最初は男性を女性に置き換えるのか‥! という先入観で見ていたけど、本編はその性差を超えた子供の純粋なままのような存在としてのミー坊(さかなクン)を中心の群像劇として不思議な味わいの爽やかないい話になっていたなあ。 こんな役はのんさんしか今できる人はいないかも ミー坊のすべてを肯定するお母さん役の井川遥がよかった。
変わらず好きなままでいる才能
さかなクンを強く意識したのはテレビに出演している姿を観たときでも、大学の客員准教授になったときでもない。氷結のCMに出て、スカパラのアルバムに参加し、スカパラのライブにゲスト出演したときだ。ただテンションの高いうるさい人ではなく、マルチな才能を持った人なんだなと。 そんなさかなクンの自伝映画にのんが主演すると聞いて驚いた。なんてキャスティング!でも、たしかにアリといえばアリかと思っていたが、実際観てみるとやはり若干の違和感が。でも、冒頭に映し出されるテロップで先手を打たれた感じ。これはうまい手法。 少し調べようと思ってWikipediaを見たら、さかなクンのお父さんは囲碁棋士だそうだ。それもすごい!TVチャンピオンの話とかもまったくなかったけど、伝えたいのはそれじゃないってことなんだな。 実際、エジソンの伝記を読んでいるかのようなお話だった。普通って何?人と違うことは悪いこと?ってメッセージを散りばめながら、好きなことを変わらず好きでい続けることの凄さが伝わってきた。そうなんだよな。好きなものを好きでい続けるって、もうそれだけで才能なんだよ。周りの協力もあって、今のさかなクンが出来上がる流れはとても微笑ましい。 若干気になっていた(道徳的にではなく、どうやったのかという興味で)のは原チャリをノーヘルで乗っていたこと。最初のシーンが公道ではなかったからアリかと思っていたら、普通に公道でもノーヘルだった。と思っていたらエンドロールでそのメッセージが!最初と最後のメッセージが効いている。
TVチャンピオンの話は入れて欲しかった
観終わって「さかなクンの人生を映画にしたものだと思っていたら、違うじゃん!」と思った私。 帰ってきてWikipediaでさかなクンを調べてみたら、ちゃんとさかなクンの人生に沿った話だった。 じゃあ、なんでTVチャンピオンの逸話を外したのよ!? あれこそがさかなクンを世に知らしめた番組だったのに…。 ”のん”は良かったよ。それこそ男であっても女であっても関係ない話だから。
心の底から優しい作品だった
沖田監督の作品は何しろあたたかく、優しい人たちに包まれている作品ばかりなのです。 キャスティングも見事だし、さかなクンはのん以外は考えられないと思いました。海から上がってきた彼女はまさしく、”あまちゃん”で何の違和感もない。 あのアラサー俳優たちの高校生ヤンキー達も絶妙に愛らしい。岡山天音、磯村勇斗、柳楽優弥、前原滉などヤンキー役に使っちゃうところが憎いです。 それにしても、さかなクンのお母さん、ステキな教育方針で。子育てをしてる自分もかなり考え方を改めさせられました。この母親がいなかったら、きっと今のさかなクンは存在しなかっただろうなと思います。 何かを大好きな子供たちにも、その子供たちを育てる大人たち、教育現場の方にも老若男女が楽しめるってこういう作品なんだろうなって思いました。 ぜひたくさんの人たちに観てもらいたいです。
好きなものは何よりも宝物
のんちゃんがさかなクンを?!と驚いたけど、とにかく違和感がない。 (小学生時代を演じた子も素晴らしかった!) 辛いことがあっても、自分らしさを変えず、好きなことを持ち続け、笑顔で生きていく。 簡単なようでとても難しいことだけど、気負わず緩く、なおかつ憎めないマイペースさがとてもチャーミング。 そして、主人公のお母さんをはじめ、取り巻く人たちもとても優しくて、なんだか嬉しくて泣きそうな気持ちになりました。 柳楽優弥さん、磯村優斗くん、岡山天音さんと俳優陣もなにげに豪華。 くすっと笑って優しい気持ちになる、穏やかな水槽の中にいるみたいな映画でした。
のんがいとおしい いつまででも観ていたい
のん+磯村勇斗+柳楽優弥だけでほぼ満足してしまってあとはもういつまででもこの人たちをこの暗闇で観ていたいという映画の幸せに浸らせていただきました。 不良グループの喧嘩を俯瞰で行って戻ってまた行ってと古い喜劇映画のようにPANして見せるくだり。ミー坊がアパートに戻って来るといつも店の外で煙草をふかしている髪結いの亭主。139分が長いという人もいるがこの無駄な部分がええねんやん。 のんは間違いなく素晴らしい「ヒーロー」でそのきらめく存在感は本人が自負するように代替えが無く一言でいえば陳腐だがいとおしくてたまらない。かつてのタレント事務所が決して安売りをせず独立を許さなかったのもさもありなん。ただ一番きらめいたであろう20代の彼女の失われた数年が切ないがそれを含めてこの役どころがあまりにもピタリとはまってじぇじぇどころではない。 それにしても反省すべきは、私は予告編で何度も見て、さかなクンの半生を女性の設定に置き換えて描くのだと思い込んでしまっていたことである。子ども時代も女の子が演じていたのでもう確信に変わり高校生のミー坊が詰襟の学ランで登場してからも後戻りできなくなって困った。先入観で映画を観てはいけないということをつくづく肝に銘じたことである。
”老若女男”ジェンダーもエイジもレスなのだ
深いのだけれど、笑い、ときに泣きながら、でもやっぱりみんなが笑顔になる。 そんな映画を久しぶりに見た気がする。 コメンタリー上映も始まるそうなので、もう一度観に行きます。
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