ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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突き抜けたTokyoワールド
伊坂幸太郎の原作が好きで、恐る恐る鑑賞。結果、中途半端に映画化して失敗するよりもストーリーを叩き台にしつつこれぐらい突き抜けた方が気持ちいいな、と言う境地に到れる稀有な作品。
不運を背負う七尾、どこか憎めないミカンとレモン、王子などキャラクターは原作のノリと雰囲気を残しつつ、新幹線(そもそも新幹線じゃないけど)内でやりすぎなアクション、後半の怒涛の破壊シーンなどはもう違う話になってんな!と思いつつそこにマジメに目くじら立てるような映画でもないな、と思えるB級感。プラピもサンドラ・ブロックもよく出たな!
どうせなら日本でもマジメに映画化して、お国柄の違いを見てみたい。
まさかの!
我らがスクールウォーズのヒーローが掛かるという。
ブラピと真田広之見たさに鑑賞したのだが、期待以上に話もちゃんと練られていて、ラストのみかんとか、個人的に大好きです。
いやー、実に面白かった!!!
映画は娯楽だー!!!
弾丸列車〈東京→京都〉乗ったら最後、降りられない殺し屋!!
最近これだけ驚かされて、殺しや、アクション、ギャグや笑いを、
楽しんだ映画はなかった、と思う。
乗車を2時間楽しんで後半はスピードアップしてて、
体感時速500キロ以上だった。
リハビリ中の殺し屋レディバグ(ピット)の仕事は、
東京駅で銀のブリーフケースを盗み、一駅で降りるだけの仕事の筈だった。
ところが停車駅にはことごとくトラブル発生。
降りるに降りられないのだ。
ラスト、新幹線を発車させたレモン。
スタートはさせたはいいが、ブレーキの場所が分からない。
ホワイト・デス(マイケル•シャノン)が京都から乗り込んで、
エルダー(真田広之)と文字通り「因縁の死闘」を繰り広げるのだが、
真田の日本刀。
シャノンのピストル。
真田の殺陣の殺気が凄まじくて、ホワイト・デスの殺気を上回り、
やっつけた!死んだ・・・と思ったホワイト・デスが実は死んでなかったり、
(レモンも実は防弾チョッキ着てたり、蛇の毒は、ピットが今朝、血清を打った・・・
嘘ーッ、とか)
毒ヘビまで登場したのには、呆れたし、
レディバグ(ブラピ)が何度も何度も、
《因果応報》と言うが、
木村親子とその孫は、屋上から投げられ、
エルダーの嫁も殺されてるし、
ホワイト・デスの妻も交通事故に見せかけた暗殺、
とか、確かに《因果応報》
ヤクザの世界は、「家族を守る?」とは聞いて呆れる。
「守れる訳あるまい!!」と思う。
それにしても監督と脚本のサービス精神に惚れたわ!!
日本が舞台で、
伊坂幸太郎の「マリアビートル」が原作で、
ブラピが主演で、
全編・新幹線車内で、
《乗ったら最後、降りられないの車中》
という面白すぎる設定。
その車内という限界が限りなく魅力的に料理されている。
ボリビアの殺し屋・Twin s《レモンと蜜柑》
残虐なのにお互いを異常に愛してるし、
メキシコNo.1殺し屋ウルフは
妻を殺され、その恨みは地球の反対側まで来るほど。
どの殺し屋も因縁を抱えていて、
サイコなプリンス(女の子=ジョーイ・キング)でさえ
父親から顧みられない鬱屈を抱えている。
ブレット・トレインは弾丸列車の意味で、京都に到着した後、
機関車トーマス・オタクのレモンは新幹線を発車させる。
猛スピードで走る新幹線を停めようとするが、ブレーキのやり方が
分からず、暴走して爆走して脱線するのだが、
この映画は文字通り《制御不能》
日本趣味も面白おかしくて、日本のヤクザの親分がロシア人のホワイト・デスに
親分の座を奪われている・・・なんてのも聞いたことはないが、
ヤクザの国際化の波で黒幕は外人・・・て、こともあり得る。
列車内では各国の殺し屋が9人も鉢合わせ、
運の悪い殺し屋のレディバグ(てんとう虫)の
《悪運と強運》が入り混じり、ブラッド・ピットの魅力、
58歳なのにどこか可愛らしい純真さと愛嬌・・惚れるわ!!
カルメンマキの「時には母のない子のように」とか、
坂本九の「上を向いて歩こう」とか、
麻倉未稀の「ヒーロー」もかかる。
それにしても車掌がドラマで観ていた「HEROES」のマシ・オカ、
だったのも驚きだったし、
車内販売車の売り子さん(福原かれん)が可愛い。
殺し合いにもまるで動じずに食品の補給とかしている。
倉庫(陳列棚)は、見張りも鍵もなくて、取り放題状態に見える(笑)
撮影はロサンゼルスで行われて、高速列車から投げ出されたり、
上を走ったり、頭突きで窓を破ったり、
VFXも凄くて見応えあり。
富士山が名古屋辺りで見えるのもデビッド・リーチ監督いわく、
ワザとだとか!
ヤクザの屋敷が神社みたいで笑ったけど、ヤクザの殺し合いは
昭和の任侠映画そっくりの色調だった。
ユルキャラも登場するが、モモもんはメッチャ可愛くない!!
ここは減点!
新幹線の乗り場も東京駅より数段と近代的で、これは東京駅じゃねー、
夜と夜中に走って朝、京都に着くなら8時間位乗ってたことになる。
時速350キロではあり得ないのであるが、これも夜景が綺麗だったから、
良しとしよう!!
日本が殆ど異国だが、これもこれで良いとしよう!!
という訳でしっちゃかめっちゃか、ぶっ飛んだ映画だったが、
一応、落とし前はついている。
日本愛が溢れていて、
最高の気分だった。
双子が最高に良かった。
最初から最後まで最高だった。
双子が。
超可愛かった。
マジで愛してるし、
喪失感で引き裂かれそう。
あの二人が、マジで双子なのか、
兄弟なのか、幼なじみなのか、最終的に分からないのが、超いい。
本当の事なんかどうでも良くて、
本名なんか、どうでも良くて、
オレンジにとってのレモンが、
レモンにとってのオレンジが、
かけがえのない相手で、
それでも、
オレンジを失ったレモンが生きていく。
っていうのが、
もう最高に良かった。
複雑に絡みあった関係
色々なものが絡み合った物語。
ただ日本というイメージはかなりド派手で街並みや距離も無茶苦茶だけど、その点を気にしなければ楽しめる。
人物関係と会話、そして回想より紡ぐ中、新幹線という密閉した空間で次々と起こる出来事が上手くまとめられあっという間にエンディングを迎えた。
そしてアクションもド派手なものと、接近戦それぞれをしっかり観せてくれる。
最後にちょい役におおっとなる人物が多数出てるのも、映画好きには堪らなかった。
バイオレンス。。。
前情報無しで観にいったのが悪かったのですが、人殺されまくりの2時間できつかったです。
何回も同じバイオレンスシーンの回想があって、「もうわかったから!」ってげんなりしました。他にもヤクザのシーンとか、制作側が気に入ってるシーンなのでしょうけど、その気に入ってる感を全面に出されると冷めるというか。
かっこいいシーンは一回だけ観せるから効果がある気がします。
真田さんの殺陣はやっぱりお上手で、もうこれやりたかっただけだろと思いました(いい意味で)。
息子役の方が割といい年齢なので、真田さんと親子設定が無理あって最初義理の親子?とか困惑しました。
全体の印象としてはバトルシーンの連続が逆に単調さを生んでしまい盛り上がりに欠けました。
クライマックスまで長い‼︎
伏線の回収もあるんだけど、意味があんまりわからなかったです。
舞台は日本なんですが、ここ絶対日本じゃない感がすごい。海外の日本のイメージってずっと変わらないんですね〜
プリンスが可愛かったのが良かったです。最後あんな終わり方だったのが地味に悲しかった。。。
トンチキな挿入歌は割と好みでした。
なんかいろいろ惜しい映画でした。
頭空っぽにして日曜日ポップコーンを食べながら家で見たい系映画
遅ればせながら映画館にて鑑賞。
思いのほか混んでてびっくり、、、笑
至る所にツッコミどこあり。
「いやおかしいだろ」って言いたくなるシーンのオンパレード。
日本設定なのに明らかに駅を歩く人が日本人じゃない人だらけ。
父親が日本人で息子も日本人なのに何故か片言。(海外の映画で日本人役を片言のざっくりアジア系みたいな人が演じるのってなんでなんだろ。)
乗務員が金髪で英語で話しかけられて日本語で返す。これで会話が成り立ってる。どこぞの英会話系のyoutubeyチャンネルかよ笑
そのほかもツッコミどころしかない。
アメリカが考える「日本てこんな感じ」が詰め込まれた作品。これを面白いと感じない人には
拷問の上映時間になるかも。
海外の映画で日本人役を片言のざっくりアジア系みたいな人が演じるのってなんでなんだろ。
でもなんかどこか懐かしいダイハードみたいなぶっ飛んだ演出はやっぱり好き。笑
間違いなくダイハードの方が面白いけど、笑
特に深い考察とか必要なくて馬鹿になってみれる映画もたまに見ると面白いね。笑
頭を空っぽにして日曜日ポップコーンを食べながら家で見たい映画
遅ればせながら映画館にて鑑賞。
思いのほか混んでてびっくり、、、笑
至る所にツッコミどこあり。
「いやおかしいだろ」って言いたくなるシーンのオンパレード。
日本設定なのに明らかに駅を歩く人が日本人じゃない人だらけ。
父親が日本人で息子も日本人なのに何故か片言。(海外の映画で日本人役を片言のざっくりアジア系みたいな人が演じるのってなんでなんだろ。)
乗務員が金髪で英語で話しかけられて日本語で返す。これで会話が成り立ってる。どこぞの英会話系のyoutubeyチャンネルかよ笑
そのほかもツッコミどころしかない。
アメリカが考える「日本てこんな感じ」が詰め込まれた作品。これを面白いと感じない人には
拷問の上映時間になるかも。
海外の映画で日本人役を片言のざっくりアジア系みたいな人が演じるのってなんでなんだろ。
でもなんかどこか懐かしいダイハードみたいなぶっ飛んだ演出はやっぱり好き。笑
間違いなくダイハードの方が面白いけど、笑
特に深い考察とか必要なくて馬鹿になってみれる映画もたまに見ると面白いね。笑
Hyper Fated Express!!!
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作(マリアビートル)は読んでいる最中です。
息もつかせぬアクションと伊坂幸太郎原作らしい伏線回収の嵐によってはじめから終わりまで手に汗握りまくりでした。
新幹線の中だけで物語が進んでいくのに、なんだこのスケール感は。ダイナミックすぎて全然こぢんまりしてない!
挿入歌とシーンの親和性もバッチリでした。なんと言ってもクライマックスの「ヒーロー」は熱すぎるでしょ!
まさかの選曲にテンションが上がり、アクションのカッコ良さも相まって興奮のあまり泣いてしまいました(笑)。
伊坂幸太郎作品らしいウィットに富んだ会話が踏襲されていたことが嬉しかったし、ハリウッドらしいちぐはぐな日本の風景と新幹線描写も一周回っていい味わいでした。
疾走する超特急で巻き起こった全ての出来事がラストに向かって収斂し、それぞれの運命も、幸運も不運も全て飲み込んで迎えたカタルシスに全身が痺れました。
「今がツイてるかツイてないかは、自分で決めればいい」と云う教訓で終わるのもスカッとして後味最高。見応えしか無いアクション・エンターテインメントでした!
[余談]
bulletをカタカナにするとしたら…
私は「バレット」派(笑)。
[以降の鑑賞記録]
2023/01/09:Amazon Prime Video(レンタル・吹替)
自分の感覚とのズレにビックリ
率直に言って、稀に見る「糞映画」と思ったのだが、色んなレビューサイトを見ても、大枠は「面白い」部類に入れられている事にビックリ。
酷いレビューも無くは無いが、かなり稀に。
まず、開始1分ほどで拙い日本語で喋る「雄一」に違和感を感じざるを得ない。
その親には真田広之が演じているので、当たり前だが流暢な日本語。
この違和感で危険な匂いは感じていたのだが…。
昔々のテンプレートの様な「日本」感を端々に散りばめられて、これが狙いで、それこそタランティーノの「キルビル」でのトンチキにっぽん、をパロディでやりたかったんだろけど、所謂「スベってる」感がずっとあった。
街中の感じはサイバーな見た目で、香港で撮影?と思うくらい。
実際、看板などの漢字が日本では見ないものも沢山あった。
かと思えば、オタク文化を表現しようとしたのか、痛車みたいな外観の新幹線。
その新幹線(では無いのかもしれないが)はスピード感満載での外観のカットなのに、夜に東京出て京都に明け方着く、て何km/hで走ってるんだか。
そして、米原過ぎてから「Fujiyama」が。
そんなゆっくり走る新幹線に、ジャッキーチェンばりに両手で掴まり、ガラス窓を手で割って侵入。
ここは、笑うところなのか?
車内でも何組もの殺し屋達がやりあうのだが、何故か殺される場面では誰も乗っていない車内に。
流石にこんなにやらかしたら、他の車両でも気づくだろうし、車掌も通るはずなのに違和感を感じざるを得ない(まあ、ずっとなのだが→違和感)。
最後のラスボスも、何故か護衛も無く単身で乗り込んできて真田広之との対決。
あんだけいっぱいいた護衛は、これも何故だか天井の車外に沢山張り付いている。
ボスに張り付いておけよ。
途中の挿入歌も、キルビルよろしく演歌なんか入れたりしてるのだが、梶芽衣子みたいなパンチも無く、これまた「スベって」いたと思う。
ホントにこれを「面白い!」と言ってる人が多くいるのなら、自分の感覚がズレているのかもしれない。
個人的にかなり好き
字幕で鑑賞、原作未読。
手放しで「面白い!」「絶対観て!」とは言えないけれど、個人的にとても好きな映画。
ハマるハマらないが分かれる作品だと思う。
ツッコミ出したらキリがないので、そういう細かいところが気にならない、スルー出来る人はぜひ!という感じ。
私は映像、音楽、キャラ、演出がすごい好みだったので、もう一度観たいなと思うくらい楽しかった!
特に、終始軽快にノリと勢いとシュールな笑いで突き進む感じ、それを映像の格好よさとベストマッチな音楽で飾っているところが大好物過ぎました。
キャラクターのインパクトや魅力も100点満点って感じで、正直予告で期待していたより登場時間が短いキャラもちらほらいたのですが、それもそれで贅沢なお祭り感あって良かったし、逆にクドくなくて良かったかも。
そしてこれを書きたいがためにレビューしたと言っても過言ではないくらい、アーロン・テイラー=ジョンソン演じるオレンジが最高に格好いい!!!
個人的にはブラピより印象に残った。
というよりレモン&オレンジコンビが最高すぎた。
ちらほら感想で見かけますが、本当にこの2人のスピンオフを作って欲しいくらい。
オレンジが出るシーンが軒並み最高すぎて、か弱い少女の演技で騙し続けるプリンスにイライラしてしまった笑
ディーゼルのシールに気付くところ、いいぞいいぞそのままぶっ放せ!!と叫びたかったくらい。
そのほかも何度も見返したくなるようなカットやシーンが多くて、ホワイトデスが銃を腕に滑らせて弾丸こめるカット(説明下手)とかも厨二病心がくすぐられる感じ笑
ちょっとおかしな日本描写も、私はよりこの映画のテンションに入り込める手助けになってるなと思ったので気になりませんでした。
ただ、非日本人が演じているんだろうなと分かるカタコト日本人役はやっぱり気になってしまう。
総じてとても楽しい映画!
スクリーンを通しても、キャスト・スタッフが生き生きとつくった映画なんだろうなと伝わってくる。
ブラピすげーー!
新幹線大爆破×マッドマックス怒りのデスロード
正直舐めてた。
マジ面白い。
深いこと考えずにダラーっと見るのがオススメ。
あんまりストーリーを追っかけずに見たほうがいい。
映像と音楽と空気を感じる映画として最高峰。
アートディレクションが素晴らしい。
美術チーム神。
鉄オタも納得のセット。
京都駅、最高。
曲も凄い。麻倉未稀のヒーロー泣ける。
サンドラブロックがロストシティにブラピ出てくれたお礼にラストシーンで出るとこ最高w
新幹線大爆破×マッドマックス怒りのデスロード。
二度と観ないかな。皆んな星の数多いから私の感性が異次元なのかも。。。
友人が伊坂幸太郎さんファンということで、是非一緒に、
と言われて観てきました。
うん、
私には合わなかったです。
日本人役は日本人を起用して欲しかったな。
もうセリフひとつひとつが違和感しかなった。
アメリカンジョークもくどくて長くて全然笑えなかった。
ごめんなさい。
16人?17人?のくだりとか、長いよっ!
あれだけ実力あるレモンとオレンジがブリーフケースを
あそこに置くかね?
品川で降りるチャンスあったよね?
トイレをノックしたあとの日本人役の投げ台詞、いる?
しかも日本語下手だし、、
コメディなの?アクション?バイオレンスなの?ミックス
なの?最初から最後まで違和感ばかりだった。
ごめんなさい、皆さまと全然違うレビューで、、
恐縮です。
ニッポン
冒頭からハリウッドニッポンが全開で笑ってしまうのだが、要所要所の病院の描写や事故の時の道の風景などはリアルに作られていて、それが意図して日本の風景を調べて作られたものなのかたまたまロケ地がそうだったのかはわからないが製作陣の日本への愛が感じられて嬉しかった部分。
というかこの作品で走ってる高速鉄道は普通に乗ってみたいし、こんな東京駅があったら行ってみたい、そう思わせるほど素晴らしい“ニッポン”だった。
さらにそこからの展開も面白く、登場人物の言動に笑っているうちに作品の世界に引き摺り込まれていく。
「劇場版名探偵コナン緋色の弾丸」以上の新幹線事故は起こり得ないと思っていたのだが、最後の事故はそれをはるかに超えていて、その中で登場人物が生き残るのも面白く終始ゲラゲラ笑っていた。
漫画みたいな映画、フルカラー印刷
念を入れて、伊坂幸太郎原作マリアビートルを読んでから鑑賞。
沢山登場人物皆殺し屋が出てくるので原作を見ていないと人物関係がよくわからないと思う。原作読んだ人と読んでない人でかなり印象がちがうだろう。
原作派には、OKな作品。
そしてなんか見終わったあと、なんかカラフルなマンガみた!面白かった!てのがストレートな感想。
とにかく新幹線の中で起こる数々の出来事、が、映画ではまさかの走行中のバレットトレインからはみ出ちゃったりするところかな、マンガ的要素。
プリンスが女子だったり檸檬とみかんのルックスが意外だったりラテン、ロシア、濃ゆい挿入回送シーンだったリ、映画オリジナルのアイデアも愛嬌でよろしいかと。最後のミカントラックで突っ込みリベンジ果たす檸檬、拍手。
あとはモモモン?とかいうキャラクター、新幹線に乗り込んで邪魔くさい上、なんとも東京オリンピック2020のマスコットキャラクターを思い出させる造形で邪悪ぶりを見せつける。いいねー。
そして、まあ、なんともブラピが良い味を出している。ブラピのお人柄の良さ。ドーモアリガトというとき必ず素になってしまうところもよし。こんなひどい時代日常に、気分がスッキリするエンターテイメントを見るのは良い時間の使い方。
これはこれで良い
原作は何年か前に読んだので記憶は朧げですが、新幹線衝突はしなかったような…と予告を見て思いました。
ハリウッドだし、ド派手になるのは仕方ないか…と期待し過ぎず観に行ってきました。
結果は思ったより面白いぞ!って感じ。
死んだ!→また死んだ!→明らかに死んだ!→と思ったら生きてた!→この人も生きてた!→いやあんたは死んでるんかい!
という。三段オチを期待しましたがあの死に方でそんな訳なかった。
原作より救いはあるかなと思います。そもそも原作に消化不良感もなかったけど、生きててほしかった人が映画では生きているのでよかったです。良かった、これで悲しむ渉はいないんだ…
でも原作で途中参戦するご老人夫婦もとても好きです。
伊坂さんの作品は、伏線が散りばめられていて、後半につれて静かに怒涛の展開に転がりまくるのがとても好きです。この映画も、色々トンデモ(①新幹線内で暴れているのにおばあさん1人しか注意しない②普通に水を売る③新幹線ホームで待機する明らかにバットを武器の持ち方している、世紀末感漂うワル集団④バーなど、色々暴れられてるんだから仕事しろ車掌)でしたが、もうぶっ飛んでるのでむしろ楽しめました。外国人が想像するド派手な日本感がファンタジーっぽさもあってか、違和感に気持ち悪さもなく楽しめました。
HOLDING OUT FOR A HEROが流れてきた辺りで特に好きになれました。懐メロを選曲してくるの良いですね。
そして伊坂さんの作品らしいどんでん返しもあったのでとても満足でした。
あの車掌さん、もしかして殺し屋では?と思ってたけどそんなことはなかった。
王子は、原作より改変されていましたが納得の出来でした。オチも含めて。
BD欲しいなぁ、楽しみにしてます。
イマイチ世界観に入り込めない
うーん…舞台が日本じゃなかったら、もっと単純に楽しめた気がするんだけど、
日本の新幹線と思って観てしまうと、どうしても違和感が付きまとってしまい、世界観に入り込めない(^^;;
ただ、日本が舞台じゃなかったらそもそも観に行ってなかったと思うので、難しいところ(笑)
良くも悪くもブラピの映画だなって感じ。
真田さんのアクションはさすがで、ちゃんとした日本人が出てきてくれることに安心感がある。
最後に京都と思われる町がめちゃめちゃにされるところは、必然性を感じないので正直あまり気分は良くなかった。
朝一の1300円で観たので、まぁアリかなという感じでした。
原作の『マリアビートル』は読んでないけど、原作に忠実に日本で作ってもらえたら、ぜひ観てみたい。
最高級の材料を使ったB級グルメ
松田優作みたいになんじゃこりゃあ!
と言いたくなる。不可思議な面白さ。
最高級の材料を使ったB級グルメだ。莫大な財力を使った学芸会というか。
真田広之はミナマタも良かったけど安定のハリウッド俳優ぶりが観られて良かった。
もうね、ブラピが黒縁メガネかけてくれるだけでありなのよ。
黒縁メガネ萌えとしてはそれだけで花丸。
あとはみかんとレモンが面白かったね。最後に出てくるみかんトラックとかね。
コロナで日本で撮影できなかったから、東寺の塔も赤い鳥居もめちゃくちゃ不自然だったけど気にしない。
スクールウォーズ以来のヒーローが流れたらもうどうでもいいやね。
終始音楽で楽しませてくれたし。
頭空っぽにして刺激に身を任せるような映画で、正統派ではなくB級グルメだけど、これはこれで大変美味しゅうございました。
見事に!
原作のよさを踏襲しつつ、上手くハリウッド風に仕立てられていたとおもう。
とくにレモンと蜜柑の感じは良かった。
オチは違うのだけれどこれはこれで見ごたえあり。
展開も早くあっという間の二時間。
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