ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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良くも悪くもスピード感
おもしろい!ただ、濃いキャラが一瞬で逝ってしまうのがもったいないと個人的に感じてしまった;;もっといろんなキャラ同士のからみを見たかったが、ほとんどが主人公とのからみばかりでそこだけが個人的に残念だったかなと。だが、ラスト30分は激アツでスカッとします!
ポップなテイストのバイオレンスアクション
伊坂幸太郎原作の「マリアビートル」を、「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演で映画化したもの。
【ストーリー】
当初用意されていた人員の体調不良により、急遽運び屋をさせられる事になったレディバグ(ブラッド・ピット)。
ひと仕事を終えたその足で、東京発の高速列車ゆかりに乗りこみ、指定されたブリーフケースを京都まで運ぶハメに。
だがその列車には護送中の広域暴力団のボス、ホワイト・デスの息子、サンの姿が。
サンを守るのは二人の殺し屋、タンジェリンとレモン。
彼らはサンを奪い返し、身代金をホワイト・デスのもとに運ぶ途中だった。
だが動物園から逃げたブームスラングヘビという毒蛇が音もなくサンを殺し、誰かに身代金の入ったブリーフケースを奪われてしまう。
一方謎のプリンスに息子を屋上から突き落とされ、意識不明で入院させられた殺し屋キムラも乗りこみ彼女を殺そうとするが、その愛くるしい姿に油断してあっさり気絶させられる。
品川駅で車掌に乗車券の不携帯を指摘されて降車を命じられたレディバグだが、彼にボスを殺されたウルフに襲われ、逆に殺害してしまう。
品川を発車し、疾走するゆかり号に取り残されて逃げ場のなくなったレディバグは組織の窓口マリアに連絡をとる。
彼女は「ゆかり号にはもう一人、ホーネットという殺し屋が乗っている」と彼に伝える。
ホーネットは人気キャラのモモもんの着ぐるみを着込み、ブームスラングヘビを使って毒殺を行なっていた。
そしてキムラの父エルダー(真田裕之)もゆかり号に乗りこんでくる。
エルダーもまた、ホワイト・デスと深き因縁をもつ暗殺者だったのだ……。
狭い空間で行われる犯人探しと命をかけたサバイバル。
クセ者だらけの暗殺者たちのバトルロワイヤルを、最後まで生き残るのは誰だ。
いろんな思惑をもった殺し屋たちが、逃げ場のないシチュエーションでとにかくしっちゃかめっちゃかに殺しあう。
ちょっとメンタルやっちゃって「ぼく、殺し屋やめるってよ」宣言して傍観者でいたいレディバグなのに、どんどん巻きこまれつつじわじわと物語の謎に迫ります。
2時間もある映画ですが、東海道新幹線、東京ー京都間を舞台にスピード感のある展開で一気に魅せる好編です。
バイオレンスな表現をライトにポップに描くやり方は、アメコミ映画監督の十八番ですね。
いいバーカウンター車両あるなー、昔ビュッフェ車両ってあったなーとか、どう見ても700系の新幹線なのにローカル線の特急みたいな荷物棚だなーとか、新幹線で東京夜発ー京都に日の出着のエンディングって、夜中ずっと走ってたら九州南端にたどり着いちゃうよ!とか、ハリウッド風味のヘンテコニッポンも細かくツッコミながら楽しくいただけますよ。
一周回って面白かったぁ
演者こその娯楽映画
日本原作の正しい使い方
他の乗客をもっと活かせれば、もっと面白くなったかも
あるブリーフ・ケースを奪うために新幹線に集まった殺し屋達の攻防を描く物語。
伊坂幸太郎原作のサスペンス作品を、ブラッド・ピット主演でハリウッド映画化。ホワイトウォッシュの批判もあったようですが、巨額を投じるにはブラッド・ピット等の担ぎ上げは必要不可欠で、仕方ないと思いますけどね。
さて、映画は「日本が舞台」ではなく、「架空の国・日本が舞台」になっている映画。現実の東京を映すよりはアジアテイストの世界観を重要視しているように感じます。冒頭に映される東京駅も、レンガ造りの現実とはまったく別物。最初は気になりましたが、「架空」と考えれば、その方が良かったかもしれません。
映画全体では、コメディアクション。不条理アクション。現実を忘れて観なければいけないジャンルの映画ですね。
お金がかかっていますし、ブラッド・ピットや真田広之を始めとした役者陣も素晴らしいアクションを魅せてくれています。
要所の笑いも私好みで、映画館で観れば大笑い出来るレベルのものだったと思います。
ただ、映画としては、冗長に感じます。「新幹線」がコンセプトである以上仕方ないのかもしれませんが、車内のシーンが延々続いている為、どうしても単調に感じてしまいます。
また、他の乗客との係りも面白みを感じません。もっと「他の乗客にバレない」を意識した攻防にアイデアを費やせば、緊迫感やメリハリも生まれたかもしれません。
私的評価は普通にしました。
派手なバイオレンスアクションとアメリカンジョークが新幹線と共に疾走し炸裂するも、すっきりしない
世界に誇る日本の高速鉄道の新幹線を舞台にした、派手なバイオレンスアクションとアメリカンジョークが展開するスリラーとユーモアの作品。ヤクザ組織を乗っ取ったロシア人の“白い死神”の罠に嵌った色んな殺し屋たちが、走る密室の中で互いに探りながら入り乱れる。ブラッド・ピット演じるベテラン殺し屋“レディバグ”が病欠の同僚の代行で遭遇する、不運続きの顛末のメインストーリーに個性豊かな殺し屋たちが絡み、予測不可能な面白さと惚けた可笑しさがある。それと最後に新幹線が京都駅から暴走し脱線する荒唐無稽なクライマックスの迫力と脚本の伏線回収も、映画的に標準以上のレベルであろう。
しかし、折角全編に渡り新幹線の車内を殺し屋たちが縦横無尽に暴れ回る巧さを見せる反面、周りの乗客たちの無関心な反応始め、細部の拘りが無く最後まで違和感を抱えたままのもやもやした鑑賞になってしまった。車窓から見える風景からはブレット・トレインらしいスピード感を受けないし、車掌が通路で切符確認することはあり得なく対応の態度も悪い。車内販売の女性パーサーが“レディバグ”と“タンジェリン”の格闘に出くわすシーンでは、棚から商品を補充するも店員がいない。先ず喧嘩していることに驚かないのが不思議なのだが。一番の疑問は、京都駅の一つ手前の駅を朝の6時45分に明示していること。すると始発の東京は早朝の5時前になるのだが、そのようには見えなかった。このスピード感と乗員乗客の描き方、そして時間の経過以外にも、挙げればきりがない。鉄道オタクではないが、やはりすっきりしない。
良かったのは癖のある殺し屋を演じた俳優たちで、主演のブラッド・ピットは全然殺し屋らしくないが、ひどい目に遭いながら何とか生き延びる強運の持ち主を力まず演じていて風格もある。演技力より彼の存在感そのものが自然体の俳優の味になっている。このピットと絡んで素晴らしいのは、白人黒人兄弟?のイギリス人の殺し屋、“タンジェリン”と“レモン”を演じたアーロン・テイラー=ジョンソンとブライアン・タイリー・ヘンリーの御二人だ。このふたりの喧嘩しながらも仲の良さを窺わせるバディ振りが、この映画の大きな魅力となっている。“レモン”が(機関車トーマス)の熱烈ファンの設定も生かされている。経歴を調べてジョンソンがヘンリーより8歳も年下なのに驚いてしまう。ジョンソンの落ち着きとヘンリーの愛嬌、この一作で好きな俳優になりました。父親の愛情に飢えたドメスティックな殺し屋“プリンス”を演じたジョーイ・キングも、正体不明の怖さと少女の無垢さをメーキャップ含めて上手く表現していた。13歳の時の「オズ はじまりの戦い」(2013年)は観ているのだが(流石に記憶には無い)、この映画では不思議な魅力を最後のオチまで見せていて作品に貢献している。
ボトルウォーターやブームスラング・スネーク、特殊拳銃とブリーフケースと、人物以外の小道具もストーリーの中で活躍する原作・脚本の良さがあり、結果としては長短が混在してレビューをまとめるのがヤヤコシイ作品の感想になってしまいました。失敗作でもないが、成功作でもない。何とも曖昧な評価で終わります。
梅の実はそれを食べる男よりも木を植えた農家を憎む。
劇場公開時、IMAXで観ようと思っていて結局見逃した本作。今回配信にて鑑賞したが結果的にそのほうが正解だった。
正直、アクションコメディ映画としても脚本が雑だし、CGもいまいち。ブラッド・ピットはたくさんいい映画のプロデュースしてるけど、ご本人の出演する映画選びはいまいちなのかな。
まず、発端となるブリーフケースの扱いが雑なこと。個人的に飛行機よりも乗る機会がない新幹線、あんなにセキュリティー甘々なのか?そんなことないよね。にしても車内であれだけ派手な殺し合いが起こってるのにあの車掌はどこ行った?
冒頭で双子が言い争う死体の数が何体かとかもどうでもいいし、おばあちゃん、下車する人が優先ですよ。刀が中国マフィアの誇り?日本のヤクザじゃないのか?そもそもあの双子は二卵性双生児かな、んなわけないか。とまあ、細かいこと突っ込むような作品ではないと思うけど、あのメキシコ男がいきなりブラピを襲った理由が最後までわからなかった。ターゲットの写真持ってたのに。結婚式でスーツ汚された仕返しかな。
復讐のために悪党どもを列車に集めて一網打尽にするという大筋はいいけど、そこに至るまでの話がいろいろと雑な感じであまり入り込めなかったな。
ちょこちょこ小ネタで笑えたのと真田さんのアクションが見られたのでおまけで星三つ。
ブラッドさん、これに懲りずにまた京都へおこしやす。
俳優陣がとにかく豪華すぎる
チャニング・テイタムの無駄遣いすぎっwってテンション上がってしまったけど、俳優陣がとにかく豪華だったー。ドラマ「アトランタ」のペーパー・ボーイもヴァンも出てておぉってなったし、最後に全部持っていく真田広之もすごかった。とても都会を走り続ける新幹線も斬新だったな。原作どうだったっけ??ってなるけど近未来的な新幹線、良かったと思うなぁ。
タラちゃん風活劇
伊坂幸太郎
新幹線でブリーフケースを盗むだけのはずが、次々に殺し屋に襲われる。...
ブラピのめちゃくちゃ喜劇
普通に展開は面白いし、えー!そういうことか!みたいなフラグ回収もあって、特に飽きることなく見れる良作だとは思う。
ただやっぱり日本の描写が酷い。
そもそも日本で撮影もされてなければ、ほとんどの日本人がカタコトだし、いつまでヤクザ〜、サムラーイという今の日本に全くないところを押してくるんだろうなー。
もう勘弁してくれ、、、。
コロナ禍の撮影だったのか、なんなのか知らないけどせめて日本で撮影して欲しいし、もうその古来の日本文化をいつまでやるんだろう。
デップーの監督だったからか、ライアン・レイノルズとか出てくるのはちゃんと面白いのに、残念だなー。
必然と偶然が絶え間なく繰り返される密室系爽快アクション
ブラピはこんな役似合うよな
努力は認めるがB級映画
伊坂幸太郎さんの原作「マリアビートル」を予習して見ないとストーリーの骨格が理解できないままで終わるような気がします。原作のエッセンスを抜き出していますが、かなり大改造していますので、原作とはかなり違った内容です。それでも死んでしまったボスの息子を生きてるように見せかけるところとか、機関車トーマスのくだりとか、原作の内容をうまく使おうと努力しています。その部分の努力は認めましょう。でもまあ、良いところはそれくらい。新幹線脱線とか派手にやりすぎで思ったよりもお金はかかってそう。私はWOWWOWで見ましたが、映画館で見れたら迫力が上がって評価をもう少し上げることができたかもしれません。ただ、映画館で見れなかったことに後悔はないですがね。
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