ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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ある程度ちゃんとした『キル・ビル』
好きなものを、山ほど盛り込んで
撮りたいシーンを、たくさんつなげて
伝えたいことは、特になし。
こんだけお金かけてやりたいことやれるんだから、映画監督として成功して、ほんと良かったっすね。その恩恵を我々も預かれる訳ですから、製作者と鑑賞者のとても幸せな在り方です。そして今作が成功してくれれば、またいつかこんな“趣味な映画”が観れるかも。
東アジアの匂い漂うブレードランナー的な世界観とも、サイバーパンクな未来像ともちと違う。ギラギラといかがわしくてポップな『インチキニッポン』は、他にはない魅力があります。なんだか懐かしさすら感じる。あんなとこ、行ったことも見たこともないのにね。
日本映画大好き!趣味爆発!な感じや演出の類似から、どうしたって『キル・ビル』を思い出しますが、あちらがカルト寄りだったのに対して、こちらはあくまでポップス。作品としての体裁や見やすさは、『キル・ビル』よりも随分しっかりしてます。
そして映画の骨は世界観だけでなく、会話劇としての脚本の良さにもあります。この辺りは『デッドプール』同様、ちゃんとじっくり味わえる仕上がり。作品として分厚いです。
リボルバーのシリンダーを腕で回すアクションは、同作の発明品でしょうか。画期的ですね。今後色々な作品に受け継がれそう。
スシ・ゲイシャ・フジヤマ・シンカンセン。
日本では味わえない日本を、堪能させて頂きました。
アメイジングブラピ!in Violent Movie
とにかく最初から最後まで楽しませてくれた。
ブラッド・ピットがまたらしさ全開というか見事な名演で不運でシニカルでやけに内省的で自己啓発に熱心な?裏稼業の男を演じていて。ファッション的にも冴えない感じだが飄々として掴みどころのない雰囲気もまたよかった。
作品全体としてはこれはタランティーノ作品だとエンドクレジットを見るまでは絶対そうだと思ったほどタランティーノ作品にあるアクションのエゲツなさや日本に対する各種オマージュ的な部分や各キャラのひねりの効きすぎた設定とかまたタランティーノがこんなくだらねえ作品を作ったんだなと思ったけれど、列車(日本の新幹線)を舞台にしているだけあってストーリーのテンポも速く見ているうちに惹き込まれていき睡魔と戦いながらもなんとか最
後まで見ることができたのははやり主演がブラピだったからかもしれない。アメイジングハリウッドスターパワー!
これこそドタバタアクション
ラーム・エマニュエル駐日米国大使がTwitterでブラビと会っている写真をアップしていたので、これは!と思い、3連休の終わりに見に行きました。
まぁドタバタ・ドタバタ、ひっきりなしに場面が切り替わり、画面にも英語と日本語が入り交じり、忙しいこと忙しいこと。
要所要所にネタが仕込んであるので、大笑いできました。東京五輪のマスコットみたいなのが出て来て、アニメっぽい感じのキャラもあちらこちらで。その一方で、なんかマッドマックス的なヤクザ集団も出て来たりで。日本人としては、どこの国が舞台なのだ?!
日本ってあんなふうに見えているのですかね?
アッパレ、トンデモ日本
東京から京都に向かう一夜の高速鉄道の中でアタッシュケースを盗む任務を任された殺し屋がその他色んな目的を持った人物たちに翻弄されていく話。
アクションとかストーリーとかもう全然どうでも良くて今作の面白さはやっぱり、ハリウッド流トンデモ日本描写に限るよね。真面目風な映画でトンデモ日本だと冷めるけど、こういう映画はコレで良い、もはやこの日本じゃないとダメ。
トンデモ日本って、夜の光るネオン街!日本家屋!桜!富士山!刀!アニメ!という「知ってる日本」をとにかく誇張してそれしか出てこないから面白い。今作も東京と京都違う時代ですかぐらい京都が古代日本だし、名古屋を通り越した後に現れる巨大富士山、半グレ集団みたいなのが何故か日本刀持ってる、完璧です。100点満点です。
でも昔からずっと進歩しない日本描写でも徐々に変わってきてるなと思うのは、日本人の描き方。この手の映画だと日本人がカタコト日本語で喋りやがるけど、今作キムラ以外(それでもほぼちゃんと発音はできてる)、車掌に客室乗務員にお客さんちゃんと日本語。それに加えてブラピも言うけど皆そんなに優しくないし口も悪い。
日本人は「クソッ」てあんまり言わないかもしれないけどこの映画の世界線なら絶対日本人も言う。いわゆるアメリカ様をもてなす何でもする日本じゃない、対等な日本って感じで好感が持てた。礼儀はあれど過剰なおもてなしはしない。これ逆に普通の日本人出来てないんじゃないか?と思った(笑)
あとはJ-POPを日本人よりもセンス良くかっこよく使ってくれたことが嬉しい。
東京から京都まで一夜かかる今作ですが、上映時間は新幹線のぞみの東京-京都間と同じぐらい。配信来たら絶対新幹線で京都行く時これ見るって決めた。
舞台日本は親しみやすいが現地調査はしてないのかな
東京から京都までの新幹線で殺し屋がやりあうコメディバイオレンス。まずはじめにあんま日本っぽくなくない?!当然非現実的なトラブルにどんどんあっていくのだけどなんか駅の売店から新幹線内部、背景の夜景と日本っぽくない。最初の繁華街シーンなんか台湾にも見えたぞ。そして新幹線日本人すっくねー。車内売店女性とチケット確認職員以外ほぼいない。いたとしても途中ホームに現れる世紀末ファッションのヤクザ達がせいぜい。ちょっと私にはこの映画の良さがあまりわからないかも…一応ブラピ含め車内の殺し屋たちのおもしろトークがあるけど舞台が違和感ありまくり日本と違和感ありまくり登場人物像でトータル面白くない。というか理解、笑の点がわからない。普通あそこまでなったらまず新幹線が緊急停車しますぜ。なので普通に降りられますよブラピさん。最近新幹線乗ってないからもしかして今って車内あんなんなの?
以上
ハリウッドの描く日本
ネタバレなしです。
ブレードランナーで、ハリソンフォードが屋台のオヤジと絡むシーンとか、アベンジャーズエンドゲームで端役扱いの真田広之をホークアイが仕留める新橋らしき繁華街。あと、忘れてならないのは、ティファニーで朝食をユニヨシ。
日本を、日本人を描いたシーンは色々印象に残るが、この作品の描く日本はハリウッドで作成したにもかかわらず、けっこう正確な日本が描かれていたような気がする。新幹線の駅名、とか。車内販売の動きとか。
エンドゲームで端役扱いの真田広之が準主役というのは良かったな。
最後のエンドロール。Japan Unit はほんのわずかだった。こんな撮影は警察の許可も出なかったのだろうし、仕方ないのかもしれないが、観光立国めざすのなら、ああ、ここがあの映画の舞台になったとこか、なんての考えてもっとオープンになっても良いような気もする。
ストーリー 6 芸術 5 演技 5.5 エンタ 6.5 総合 6....
ストーリー 6
芸術 5
演技 5.5
エンタ 6.5
総合 6.5
なんかよく分からない、これはなんのジャンル?
でもそれが面白かったかも。
最後、列車衝突させんでもよかったんちゃうかな。
最初、入った部屋No.を間違えたと焦りました…
日本語から始まって焦りました…
映画は始めのうちはいい感じでしたが、途中から悪ノリが過ぎる気がして少々引いてしまった。
小説を何倍も悪ノリした感じでしたー
小説では悪の標的がわかりやすかく、サイコ野郎をとっちめるという感情移入もしやすい展開でした。
映画のほうは、話の中だけだったやつが途中から現れてラスボスになり… てんこ盛りでした!
細かい部分は構わない、スカッとしよう
名古屋に単身赴任していたので、新幹線の内部に詳しいため、ツッコミどころ満載。
でも気にしない。面白ければそれでいい。次から次とクレージーな奴らがやってくる。しかも愛嬌があり、いろいろな形で戻ってくる。
細部は原作とは違うはずだが、原作の感覚をハリウッド化するとこういう感じなのかな。
ロストシティと同じで、何も考えずにスカッとした後味の映画です。
ノンストップカオス
伊坂幸太郎さんの作品が好きなので、鑑賞。ハリウッドにかかるとここまで世界観が違ったものになるのかと。けど、これはこれで楽しかった。仮想ジャパンも奇想天外なストーリーも楽しめました。
一歩間違えば、B級になりそうなところを、そこは圧倒的ブラピはじめ、豪華な俳優陣にぶん殴られました。
最高級の材料を使ったB級グルメ
松田優作みたいになんじゃこりゃあ!
と言いたくなる。不可思議な面白さ。
最高級の材料を使ったB級グルメだ。莫大な財力を使った学芸会というか。
真田広之はミナマタも良かったけど安定のハリウッド俳優ぶりが観られて良かった。
もうね、ブラピが黒縁メガネかけてくれるだけでありなのよ。
黒縁メガネ萌えとしてはそれだけで花丸。
あとはみかんとレモンが面白かったね。最後に出てくるみかんトラックとかね。
コロナで日本で撮影できなかったから、東寺の塔も赤い鳥居もめちゃくちゃ不自然だったけど気にしない。
スクールウォーズ以来のヒーローが流れたらもうどうでもいいやね。
終始音楽で楽しませてくれたし。
頭空っぽにして刺激に身を任せるような映画で、正統派ではなくB級グルメだけど、これはこれで大変美味しゅうございました。
見事に!
原作のよさを踏襲しつつ、上手くハリウッド風に仕立てられていたとおもう。
とくにレモンと蜜柑の感じは良かった。
オチは違うのだけれどこれはこれで見ごたえあり。
展開も早くあっという間の二時間。
突っ込みどころ満載。だが、それがいい。
(笑)
とにかく笑える映画です。
日本の描き方が独特で、
「アリスインワンダーランド」を下敷きにしたのか?というぐらい「ブラピインワンダーランド」でした。
でも、突っ込んじゃいけない(笑)
東京と台湾と間違えてないか?とか、
静岡で降りれたんじゃないか、とか、
新幹線の窓割れたら止まるやろとか、
いつのまにか直ってるとか、
さらに素手で新幹線の窓割るとか無理やろとか、
まずしがみつくのが無理とか、
操縦席に運転手いないのはあの事件以来無理やろとか、
静岡過ぎたのに京都が近づいて来るにつれ富士山とか、
自由席まで買い占めるのは無理だろとか、
新幹線同士が衝突しないだろとか、
京都出発して大分経っての衝突なのに、
新幹線の路線近辺に塔はないよとか、
ブレードランナー観たのね、とか、
タランティーノとか好きなの?とか、
ちょっとは日本の取材しろよ、とか(笑)
真田さんは監督に何も突っ込まなかったのか?とか、
ほんと突っ込みどころ満載ですけど、
いんだよ細けえことは。
伏線の引き方とか、その丁寧な回収とか、
何よりエンターテイメント優先の作りにまず感心しました。キャラの背景まで描く必要あるの?とか思いながら、終わると無駄なシーンはひとつもないんです。
これは原作の力なのかな。
ノってしまえば、こんな楽しい映画は無い(笑)
余談ですが、
後半の展開、どっかで観たなーと思ったら、あれだ、
「ゴールデンカムイ」!
土方は真田さんで決まりです!
熊が毒蛇。
鶴見と死神の復讐の積み上げ方はそっくり!
鶴見と尾形、死神と娘も。
アシリパがいないけど。
「ゴールデンカムイ」の実写はこのスタッフでやって欲しいぐらい、最後の展開は迫力がありました。
これ、なんていうジャンルだろ?
バイオレンスコメディ?
不思議に面白かった。
運が悪い
日本が舞台のハリウッド映画、しかもブラッド・ピット、久しぶりにみる。
新幹線という密室の中で、殺し屋同士の壮絶なバトル。
と思い、鑑賞したのだが・・・
新幹線の名前は「ゆかり」号。
停車する駅は、それなりに日本の駅名だったけど、
車内や窓から見る街並み、さらには走行している時間帯、
乗客も外人ばかり、といろいろ違和感。
殴り合いしているのに、静かに、とほかの乗客に注意されたり。
笑うところだったのかもしれないけど、最初から最後まで、
特に笑いもなく、見終わってしまった。
ブラピと真田広之のかっこよさが印象的。
そして、最後の最後にサンドラ・ブロック、なんだよ。
最初から出て来いよ。
もう少し笑えるのかと思った、期待しすぎたかな。
原作、読んでみたいな。
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