鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成のレビュー・感想・評価
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錬金術より大切なもの
先日の前編に続く、2部作の後編。このシリーズの前の第1作目は、あまりにチープで期待外れであったが、本シリーズの前編では、製作陣が、気合を入れ直して製作したのが、スクリーンを通しても伝わり、本編も楽しみにしていた。
本作は、完結篇でもあり、エンドロールに映し出された、多くの海外のスタッフ陣を見ても、入り込み具合が半端ないのは感じた。かなりのCGを駆使して、中世ヨーロッパのような時代背景や街並み、壮絶な戦闘シーン等、原作を損なわないような世界観を、映し出していた。ややCGが見え見えのシーンもあったが、アニメばかりが人気を博す昨今の映画界で、実写化作品としてよく頑張っていたと思う。
原作が未読で、内容もこれまでの映画だけからの情報しか持ち合わせていないため、最初の展開やそれぞれの人間関係がなかなか掴めなかった。特に、エドワード達の父親役の内野聖陽が悪役との2役であり、ちょっと展開についていけない場面もあったが、後半で、しっかりとそれまでの不明な点を繋ぎ合わせ、回収してくれて納得。
勧善懲悪な命がけの戦いの中に、共に闘う戦士同志の友情、エドとアルの兄弟愛、父と子の親子愛、そして、ウィンリーとのほんのちょっぴりの恋愛等、少年漫画の作品らしい、ベタな内容が満載の作品となっている。最終的には、錬金術よりも人を愛することを選び、メデタシ、メデタシのハッピーエンドというのも、漫画らしい結末。
また、こうした異国情緒あふれる作品を、日本人が演じると、どうしても原作の登場人物とのギャップを感じてしまうのだが、本作は、脇を固める、本郷奏多や内山信二、筧利夫、山本耕史などは、適材適所という他ない。また、舘ひろしや大和田伸也等の、ベテラン勢の豪華な俳優陣もふんだんに使って、違和感なく演じられていると思う。
そして、主演の山田涼介。やはり彼の魅力は中世的な美しい容姿。そこに、バラエティーで培った笑いのキャラも含めて、本作の主人公・エド役としては、この上なくピッタリに感じた。佐藤健の『るろうに剣心』のように、山田涼介の映画人生の中での、代表作品にもなったと思う。
びっくりするくらい演技下手で笑えた。
マジでつまらん。
暗い画面・下手な演技・低予算・大きな音で驚かせる、盛り上げる、、
と言う日本映画の悪い部分が満載。
マジで日本の映画界は黒歴史ばかり量産してどうするんだ??
アームストロング少将は、セリフ棒読み、ドラえもんのポケットみたいにどっからかバズーカ砲を持ってくる、戦車の装甲に乗って懲罰部隊の兵士みたいに指揮をとる、マジでめちゃくちゃなキャラ。
ていうか実写化するなら、ストーリーをもっと分かりやするべきです。
漫画トレースするなら漫画読んだらいいじゃん。
あと低予算を誤魔化すために、画面を暗くする、やたらアップ描写が多いのは日本のみならず世界中で見られる方法です。
予算ないなら作らなきゃいいじゃん。
これで感動できるとか言ってる人は、ぜひ銀河英雄伝説や火の鳥とか見てほしい。
アニメ原作として最高の部類に
アニメは知っていますが観ていません。アニメ原作らしい映画で、各キャラかっこいい。まさか、そんな終わり方だとは、、ぜんぜん知らなかったので最後まで楽しめました。特に後半はどっぷりハマった。
VFXがなかなかの出来です。
もちろん、ハリウッドなどの海外映画と本場と比べると、、とは思いますが、日本映画でもここまでできるのだとちょっと嬉しい。ただ、予算の関係かちょっと荒いところもありますが。
戦闘シーンが多いですが、カメラワークだけでとても迫力があります。ワイヤーやVFX駆使した戦闘シーンも良いですが、別の意味で技術だと思います。
2017年の映画からここまで進化したとも言えます。VFXも山田涼介も。
ハガレン初心者にはやや難しい
後編は、ハガレン初心者にはやや難しい印象です。場面の切り替わりが何度かあり、落ち着かない感じがありました。
それでもアクションやVFXに迫力があり、最後まで楽しめました。
アイドル映画にはなっていないので、山田涼介さんの演技力は良いと思います。出番少ないですが、黒島結菜さんも輝いていました。
まずまずの出来だと思います。
見届けました
ラストバトルの後のエピローグがすごくいい。原作のエピローグの雰囲気そのままで、なんかいいもの見た気がする。
とは言っても、CGのクォリティの低さ、スローでごまかす殺陣シーンなど不満な点はいっぱいある。キング・ブラッドレイを乗せた列車の爆破シーンなんか、模型を爆破してCG加工したのが素人目でもわかってしまうチープな絵作り。
ラストバトルだけは、粗さもなくクライマックスにふさわしい出来でございました。
勝手に採点しました。
エドワード・エルリック - 山田涼介 25点
なりきり9点+演技8点+アクション8点
ウィンリィ・ロックベル - 本田 24点
なりきり8点+演技8点+かわいさ8点
ロイ・マスタング - ディーン・フジオカ 21点
なりきり7点+演技7点+アクション7点
ランファン - 黒島結菜 28点
なりきり10点+演技9点+アクション9点
リン・ヤオ - 渡邊圭祐 27点
なりきり9点+演技9点+アクション8点
キング・ブラッドレイ- 舘ひろし 28点
なりきり9点+演技9点+アクション9点
原作と違うのは当たり前だけど、原作に縛られるのも
もともと、あの長編を映画の枠に納めるなら、すべてのエピソードは、盛り込めないわけだから
仕方がないのだけど、思いきった改変は、叩かれるし、原作に縛られるのもわかる
だけど、やはりどっち付かず感は否めなかった。
原作を、知らなくても楽しめると書いているレビューアーは、原作を知っている人だし
よく分からないと書いているレビューアーは、恐らく原作読んだことない人だと思う
かと言って、他にどういう描き方が良かったのかと言えば、思いつかない程の難題で、監督、スタッフには
同情するけど、やはり単独で理解でない映画になってしまっているのは、残念だった。
前編のレビューで、スカー要らないのでは?と書いたけど、後編見る限り、絶対必要な訳で、
正直、映画見るまでこんな重要キャラと記憶してなかった。
あくまで、私にとって、錬金術の謎が、この話の根幹で、等価交換のルールの中で、いかに問題を解決するかが、ポイントだったのだが、
当然そんなポイントは、読者の数だけ存在するわけで、全員の満足はえられないのだけど
残念ながら、漫画を読んだ時の感動を、人に伝えるにあたって、この映画をお薦めする事は出来ないなぁ
ただ、あくまで、個人的には、ラストのエルとウィンリィのシーンは、原作以上にグッと来た
そして、多くのキャラのその後が割愛されてしまったので、しんどいストーリーを終えるにあたって、仲間由紀恵の美しさには、ホッとするものがあった。
完結編は原作未読だと難あり。
複雑過ぎて私の頭ではよく分からなかった。140分長いなと思ってたけどむしろ完全に時間足りてないでしょ、これ。それぞれの目的や大義の中であっちゃこっちゃで同時進行で色々起こってて、え?え?え?ってなって気付いたら終わってた。もうちょっと丁寧に説明する場面も加えてもらってここは大奮発の三部作でも良かったのではなかろうか。
CGは見応えあったけど、暗いところでのバトルシーンはめっちゃ目が疲れました。最後の戦いはエドよりエドパパが大活躍でしたね。
キャストの皆さんはお疲れ様でした。山田涼介体仕上がってました。渡邉圭祐の演じ分けも良かった。そしてディーン・フジオカは軍服がめちゃんこ似合ってた。
アメリカのB級映画並のクオリティ
1作目は映画の日、ハガレン0巻欲しさに行って観ました。
まさか続きが出るとは思わずとてもビックリしました。
続きがレビューがまあまあ良かったみたいだからハガレン好きだしちょっと観てみようかと思い今回は一人で鑑賞しました。
2作目はまぁ頑張った結果かそこそこ観れた作品にはなったかな。
そして期待を込めての最終作。
観た感想は··········
なんじゃこりゃ!
完結させなくちゃいけないのはわかるけど随分と駆け足気味。
正直原作、アニメ知っててもわかりづらいですね。
家に帰って原作読んで納得しましたよ。あの名作をこういう形で実写化するから原作レ○プとか言われるのでは?
自分としては山田なんちゃらが良くなったのと本田翼には演技力を求めてはいけないとしみじみ思いました。
今回☆半分も3作品まとめての評価です。1作目☆-3、2作目☆2、3作目☆1です。トータル0ですが☆0に出来なかったから☆半分です。
悪魔が神に成り上がりそこねる
原作は知らないまま、「復讐者スカー」に続けて「最後の錬成」も観ることになりました。今作に至って、とにかくホムンクルス軍が敵であり、彼らの背後に「お父様」の計画が横たわっていることが分かりました。お父様は完璧な存在になるため、様々な欲望を人造人間→ホムンクルスとして切り離していたと言うことでいいですかね。
この物語は、神あるいは神ならぬ者が作った玩具箱が舞台。玩具箱の中の建物には研究室があって、そこの机上のフラスコから、ダークファンタジーがモクモクと生み出された訳です。ファンタジーは全て玩具箱と言えば、その通りですが、フラスコ中の小さな悪魔が神を目指す話の、その壮大さは実に面白かったです。
◉「真理の扉」が怖すぎる
扉を開くためには、何かかけがえのないものを等価交換で差し出さねばならない。真理と人との契約と言うより、恐るべき掟。「思い上がった人間には正しい絶望を」なんて、それでは「真理」は人の手には入らないではないか! 今回、神さえも絶望を喰らわせられた。
いや要するに完結編で、エドが錬金術を失ってしまったのが、残念でならないのです。何か条件付きで、また術が使える新シリーズを観てみたい。
◉己との闘い
「フラスコの中の小人」が山田涼介君に変身して、闘うとは! 悪人と化したエドが凄みがあり過ぎて、この危機感一杯の展開。この倒錯的とも言える戦闘シーンに、しばし釘付けになりました。昔々、マンガの孔雀王に似たシーンがあったかも知れません。
まぁ何があろうと、エドは有るべき道を切り開いた訳ですが。
前回は人VS人の剣術や体術が闘いの中心だったですが、今回はVSホムンクルスとの妖異溢れる対決がメイン。エンヴィの本郷奏多さんの死は悲しいけれど、その潔さに対して、後ほど献杯しておきます。
準ラスボスであるキング・ブラッドレイを、死と引き換えに倒した、フーとグリッグス軍の将校にも盃を。敵を羽交締めにしたまま、友軍に突き刺されるのは、見るからに辛そう。
原作を読んでないと……
役者さんそのものが悪いわけじゃなくて、実写映画にすることに無理があったような。
名場面のキリバリでつないだ、スター新春かくし芸。
今回、内野聖陽と、栗山千明(のエロい口元)と、仲間由紀恵の無駄遣いくらいしか見るところがなく。
敵も味方もどんな意図があるか、原作を読んでいないとまったくわからないシナリオに、眠気を抑えることができませんでした。
完結お疲れさまでした。
終わり良かったと思います!
俳優さんたち皆さん素敵でした。
(心くんだけは最後まで慣れることができませんでしたが、可愛かったですw)
だいぶ詰め込まれていたので、原作を知らないと置いていかれる部分があるかも??
アニメ映画で、原作に忠実なverもぜひ観たいです…
戦いの連続で迫力あった
完結編2部作の後編。
前編で暴食のグラトニーに飲み込まれてしまったエドたちは、エドの考えた方法により脱出に成功した。次に彼らの前に、エドとアルの父ホーエンハイムと同じ顔の男が現れた。お父様と呼ばれてるその男は、ホムンクルスたちの生みの親だった。ホーエンハイムの過去、エドとアルは身体を取り戻せるのか、軍の暗部に立ち向かうマスタングは、賢者の石を求めてやって来たシン国の皇子リンたちは、どうなる、という話。
終始戦ってたように感じ、迫力は有った。
本田翼、ロン・モンロウ、黒島結菜、3人とも可愛かった。
山田涼介より本田翼の方が背が高いはずだが、ハグのシーンではエドの方が大きかったのはなぜ?
笑いの要素が少なめだったのは少し残念だった。
はかいこうせん×ギガインパクト
TOHOの試写会にて鑑賞。試写会と銘打った割には小さめなスクリーンというやや不遇?な対応でしたが先んじてこの作品の結末を知れたのは良かったです。
1作目、前編と既に物語の骨格は出来上がった風なので細かい要素は全飛ばしの今作。思っていたより酷くはなかったですが、B級映画として楽しめるという時点でそこそこ問題はありました。
1作目から何も変わらなかったのはCGのチープさ、相変わらずのコスプレ具合、ディーンさんの表情の乏しさ、どうしても残念な感じは拭えませんでした。
どうしても駆け足になってしまっており、細かい場面やこのキャラがどうしてこのキャラとある程度の関係を築いているのか、140分超とそこそこ長めですが、それでも収めきれなかったのは原作の濃密な完成度の前に制作陣が太刀打ちできなかったからだなと思いました(そもそも実写化の続編なんて求めている人はほとんどいなかったはず)。
オチもまぁ名シーンを切り取ったようなものばかりだったので、どうしてもつまらなさは拭えなかったです。山田くんが口からたくさん光線を出したりしたのは良かったです。彼ジャニーズですよ?
B級映画なら80点、実写としては5点くらいな作品でした。錬成失敗…。
鑑賞日 6/16(試写会にて)
鑑賞時間 18:30〜20:52
座席 J-13
感謝
原作ファンの気持ちをめいいっぱい汲んでくれたなぁ~と、演者と、スタッフの皆さんに感謝いたします。
確かにあれだけの内容を限られた時間では無理があるけど、この場面のこのセリフっ!きた~!!って(笑)
あと、クライマックスでエドの右腕が錬成されて、その手の爪が伸びてるし少し細くてなんて細かい所まで。
よかったε-(´∀`*)
内野ホーエンハイムの足ドン錬金術に殺られた
元々ポテンシャルの高かった原作だったので、よくぞここまで映像化したなぁと感服。特に錬金術などのVFXは他の邦画でもなかなか見られるものではないド迫力な演出に充分満足の得られる力作でした。
新登場の栗山千明さん演じるオリヴィエの完成度は高く、久しく見る彼女のアクションや台詞の言い回しは原作そのものでお見事。
また今回も内野さんのホーエンハイムは飄々とする様と勇ましさの人物の他に、ホムンクルスのお父様/フラスコの中の小人/怪物の声と、その演じ分けに楽しませて頂きました。
そして何より山田涼介くん演じる青年姿のお父様の演技は凄まじいものがあり、良い意味で主演のエドよりハマっていたと感じました。
完結編は二部作ではなく三部作で見たかった気はするが、それでも冒頭から既にクライマックスまで息をもつかせぬ展開、その疾走感が反って良かった。
実写化のスタンダードになって欲しい
観てきましたよ。
前作も再現度が素晴らしく、漫画やアニメ原作の実写化へのチャレンジは成功していると言えます!
映画化のスケールも大きく、たっぷり堪能できます。
さて、今回のキャストではアームストロング姉の栗山千明と、それぞれ2役を演じた(親父の若い時も含めると三役か)主役の山田涼介さん、内野聖陽さん、渡邊圭祐さんが素晴らしかったですね。
キャスティングがあまりにハマっているので、原作を知っている人もほとんど違和感を感じないと思いますね。
最後の数日の話なので、原作でも少々慌ただしく進むし、人も多いのでそれぞれに決着をつける為に混乱気味ですが、映画はきちんと交通整理されてスッキリしていると思いましたね。
結局、賢者の石をめぐる話なんだけど、日本人には馴染みのないアイデアを無理なく成立させている点が
ホムンクルスの謎を初め、色々なことが回収されていき、当初敵だった人も肩を並べて戦うシーンが胸熱!
ただし、この話は最初の「フラスコの中の小人」が発生した事となぜこのような世界を構築したのかが触れられておらず、漫画でも十分に説明されていないが、そんなことは大きな流れからは関係ない・・・かもね。
日本でしか通用しないキャストと世界観だけど、山田くんと真剣佑は唯一無二と思います。ぜひハリウッド化して欲しいな。
終盤の曲の素晴らしさよ
世間的には「前編」が想定外に良く「後編」がどーにもこーにもらしいですが、私は逆でしたね。でも、前編がないとコレは成立しないので、セットで「大団円お疲れ様!」って事でどーでしょうか。
駆け足だったこれまでをそれ以上のラストスパートに仕立て上げたので致し方ない所は多々ありますが、原作知らなくても何となくついて行ける作りはお見事だったのではないでしょうか。何よりも話が終焉に向かう辺りから流れていた音楽が「ワイルドアームズ(ゲーム)」を想起させて、ググッと気持ちが盛り上がったのも評価を底上げしてくれたかもしれませんね。
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