「【”民族粛清による哀しき復讐”まさかの2017公開作の続編、堂々の降誕。錬金術師達と、復讐者とのVFXを多用した格闘シーンの見応え抜群。更に登場人物も倍加して作品に厚みも。後編が実に楽しみである。】」鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”民族粛清による哀しき復讐”まさかの2017公開作の続編、堂々の降誕。錬金術師達と、復讐者とのVFXを多用した格闘シーンの見応え抜群。更に登場人物も倍加して作品に厚みも。後編が実に楽しみである。】
■「鋼の錬金術師」は、27巻を2度読破している。
”私は、ハガレンはちょっと詳しいよ・・”と言いたいのである。
我ながら、嫌らしいなあ・・。
・昨晩、2017年公開作を配信にて鑑賞。(当時は、”実写化なんて・・”と観なかったのだ。)
結論から言うと、面白かった。そして、今作を観賞することにした。
◆感想(・・にあまり、なってません・・。)
・二日連続で「鋼の錬金術師」の実写映画を観るとは思わなかったが、今作は私にとっては前作以上に面白かった。
・前作のメインキャストは見事に勢ぞろいで、頭の中ではエドと言えば、山田涼介さん。ウィンリィと言えば本田翼さん、焔の錬金術師マスタング大佐と言えばディーン・フジオカさん、リザ・ホークアイ中尉と言えば蓮仏美沙子さん、ヒューズ中佐と言えば佐藤隆太さんとすっかり脳内にインプットされており、何ら本作では、何ら違和感なく鑑賞した。
・ホムンクルス側も、グラトニーと言えば内山信二さん(この人以外に、グラトニーを演じる事が出来る俳優がいるだろうか・・。)、エンビィーと言えば、本郷奏太さん、そして前作でマスタング大佐に焼き殺されたラストを演じた松雪泰子さんも、回想シーンで登場。
- あの、妖しくも美しい、松雪泰子さんは、もう少し観たかったなあ・・。-
・更に、ラスボス感満載の、ブラッドレイ大総統を演じる、舘ひろしさんの貫禄たるや・・。
- 只、アームストロング少佐を演じたのは、まさかの山本耕史さん・・。「KAPPEI!カッペイ」「シン・ウルトラマン」に次いでの、予想の遥か斜め上を行く役。
最早、イケメン俳優は、卒業だろうか・・。マア、山本耕史さんのコメディアンの適正を見抜いたのは、三谷幸喜監督だからねえ・・。-
・そして、原作でも存在感を放っていた、シン国のリン(渡辺圭祐)、ラン・ファンファン(黒島結菜:凄く良かった!)、フー(筧利夫)そして、メイ(ロン・モンロウ)も登場し、更に物語は厚みを増して行く。
- 黒島結菜さん、ドンドン良き女優になられていくなあ。-
■今作の見所は数々あれど、特に記せば、アメストリス軍に虐殺されたイシュヴァールの民の生き残りである、スカー(新田真剣佑:鍛え抜かれた肉体が見事です。)とイシュヴァールの民を医者として、助けていた両親を彼に殺されたウィンリィとが、初めて会うシーンである。
ここでのウィンリィの行いには、人間の怒りを越えた、善性が溢れている。少し、いや可なり沁みる・・。本田翼さんが、その哀しみを越えた赦しを見事に演じている。
更に言えば、スケールアップしたVFXシーンの見応えある数々のシーンや、登場人物が大幅に増え(けれど、まだまだいるよね。キーパーソンが・・。)物語に厚みが出てきた事である。
- 特に、ヴァン・ホーエンハイムを演じた内野聖陽さんが、バッチリであったなあ。-
<荒川弘さんが、構築した物凄い世界観を今作では、実写で見事に(苦労しただろうなあ・・。)見せている。
ヴァン・ホーエンハイム、ブラッドレイ大総統、そして”お父様”まで登場し、役者はほぼ揃った。
”To be continued"というエンドロールを感慨深く観たのはいつ以来だろうか・・。
後編公開が、実に愉しみである。>
■お礼:しろくまぱんださん、どうも有難うございました。多謝です。
■ビックリした事:客電が灯り、あー面白かったと席を立ちかけたら、後部の女性二人の会話が聞こえて来た。無茶苦茶ハガレン愛に溢れ、且つ細かい知識もある会話に、劇場の出口までソーシャルディスタンスを保ちつつ、後ろに付いて行って聞いていた。(ストーカーみたい・・。)
”ハガレンは矢張り、日本が世界に誇る名作なんだよなあ・・、”と今更ながらに再認識した。
こんばんは。
NOBU さんにお礼言われたら恐縮しちゃいます。
こちらこそありがとうございます。
私も今日、舞台あいさつの回に行って来ました。今作も見応えがありました。
後日レビューさせて頂きます。