シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
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原作とは違っていたけど楽しめました。
原作小説既読。原作とはだいぶストーリーが変わっていたけど、嫌な感じは全然しませんでしたね。上手く二時間にまとめられている上に、ラストも良かったと思いました。
それにしても忍成修吾って本当にああいう役上手いですよね笑
個人的にはエンディングテーマが宮本さんのソロでなくエレファントカシマシだったのがめちゃくちゃよかったです。
お金は怖い
組織で生きていくって大変。
ちょっと期待しすぎた。
半沢直樹を期待すると肩透かし
盛り上がりにはかけますが
ハードル上げすぎた。
池井戸潤作品の安定の面白さ
(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
今回もさすがに練り上げられた池井戸潤さん原作の面白さがあったと思われます。
本木克英監督の同じ池井戸潤さん原作の映画『空飛ぶタイヤ』は、正直WOWOW版のドラマの方がはるかに良くて、短い時間の映画ではきちんとしたそれぞれの関係性が描かれていない印象で食い足りなかったですが、今回の映画『シャイロックの子供たち』はWOWOW版とはまた違った面白さある映画に仕上がっていたと思われます。
石本浩一役の橋爪功さん、沢崎肇役の柄本明さん、九条馨役の柳葉敏郎さん、などは楽しそうに演技していて、西木雅博役の阿部サダヲさんの演技と合わせて映画を快活にしていたと思われました。
北川愛理役の上戸彩さんや田端洋司役の玉森裕太さんも魅力的で、黒田道春役の佐々木蔵之介さんの存在感もさすがで、その他の滝野真役の佐藤隆太さん、忍成修吾さん渡辺いっけいさん杉本哲太さん木南晴夏さんなど、見ているだけで楽しい映画になっていたと思われます。
強いて欠点を上げると、やや題材スケールが小さい印象なのと、黒田道春(佐々木蔵之介さん)から映画が始まっているように、明確に主人公・西木雅博(阿部サダヲさん)を掘り下げた映画になっていないのが傑作になり得ていない点だとは思われました。
(冒頭の劇も私は必要ないとは思われました。もちろん黒田道春の帯封エピソードをどう入れるかの苦肉の策だったろうと一方では思われながら)
ただ、難しいことは考えず、(ある水準の)リアリティあるストーリーとそれぞれの役者陣の演技を見るだけでも、十分満足感ある映画だと思われました。
「半沢直樹」好きにはお勧めしない。
勉強しまっせ
わるいやつら
帯封
帯封に日付まで入っているなんて!知らなかった。つい最近、銀行から引き出したときには、怖かったのですぐカバンに入れてすぐ他行に入金。帯封なんてすぐに破り捨ててしまったけど、取っておけばよかったなぁ。滅多に見ることがないんだし・・・
時代なのでしょうか、大金を下ろすときって必ず「何に使うんですか?」と係に聞かれる。自分が詐欺に遭いそうな人間に見えるのだろうか、マニュアルに沿ってるだけなのか、単に興味本位なのだろうか・・・詐欺撲滅するのなら、一体いくらから訊ねるのだろうか。銀行員の方にに逆に問いたい。ATMでの引き出しが最も詐欺に絡んでるだろうに・・・ふと思い出したのが、貯玉していたパチンコ店から20万円ほど下ろした(?)ときにも聞かれたこと。「君にプレゼントを買うためだよ」などと言っておけば良かったと後悔するばかり・・・(アホ)
そんな帯封が二つの事件を結びつける。競馬はねーよなぁ。今じゃ高額の場合、現金で勝ち馬投票券買う人は少ないだろうになぁ。などと思いつつも、これも観客にわかりやすく説明するためなんでしょうけど、「貸す方が悪い」「返せばいいってもんじゃない」という銀行員の本質にも迫るいいドラマだったと思います。
最も気になるキャラは木南晴夏でした。『20世紀少年』の小泉響子以来存在感がありました。てか、いつも気にならなかっただけか。
池井戸潤作品、『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』を見たことないので、余計なことは書かないでおきます・・・(汗)
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