シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
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組織で生きていくって大変。
登場人物とストーリーに飽きがこなくて2時間があっという間だった。
皆それぞれ事情を抱えながらも平静を装い仕事をする描写に親近感が沸く。
仕事のプレッシャー、上司からのパワハラ、同僚からの嫌がらせ等どれも私たちにとって身近な場面ばかり。
そこに大きな「お金」が絡む銀行では尚更人生が大きく変わってしまうんだろうなと…。
推理していくサスペンス要素やクスッと笑わしてくれるコメディ要素もあって面白かった。
主演の阿部サダヲさんのお人好しで信念はありながらも飄々としていてどこか掴み所の無い演技がとても良かった。
ちょっと期待しすぎた。
原作が池井戸潤さんと言うことで絶対面白いと思い観賞しにいきました。
キャストも豪華で、安定した内容だったんでしたが、期待が大きすぎたのか、⭐️3つでした。
ところどころ、クスっと笑える場面もあり、色々な布石があり、最後は全て繋がって終わるというところは、もやもやもなく、すっきり観賞はできました。
ただ、どれも先読みができてちょっと物足りなかったのと、ハラハラがあまりなかったかな!
ま〜誰もが現金を目の前にすると、魔が刺してしまうんだろうな〜と改めて感じました。
半沢直樹を期待すると肩透かし
池井戸作品は映画よりもドラマ向きなんだと思った。
時間的制約のせいで細かい描写が出来ず、登場人物の内面的な描写のしゃくが足りず、ベテラン俳優陣が沢山いるのにもったいない感じがしました。
ラストはこれこそ尺が無かったって感じで、モヤモヤしたままで終わりました。
期待してただけに残念でした。
盛り上がりにはかけますが
大きなクライマックスはないのですが池井戸さん原作のものはやはり面白く、集中して見れました^^
何よりキャスティングがほんといいですね!
絶妙なメンバーでほどよく面白さも入れてくるのがいいスパイスになっています。
仕事終わりに観に行くのが仕事モードのまま見れておすすめです笑
ハードル上げすぎた。
池井戸原作だし、クセのあるキャストの面々なんで、ハードルを上げすぎました。実話が元ネタでストーリーは分かりやすいけど、映画としてのカタルシスはなく、TVドラマな感じが否めませんでした。
そんなことないでしょ?という事象が多く(笑)伏線もあまり無く、リアリティに欠けるからスリルがない。人物設定が小物すぎて、ダイナミックさに欠ける。倍返しもちと弱い。。
けどやっぱり阿部サダヲさんは上手いし、榎本明さん橋爪功さんの怪優っぷりはさすが。上戸彩さん玉森裕太さんも繊細でよかった。役者さんの演技は見応えありました。
池井戸原作は、
当たり外れあるかなー。
貸す側には常にモラルを問われて然るべし
ドラマ番に比べて、キャストもストーリーもスケールアップしていて、楽しめました。
ただ、悪意の第三者である彼だけが勝ち逃げしたようになってるのは少しばかり腑に落ちない。
池井戸潤作品の安定の面白さ
(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
今回もさすがに練り上げられた池井戸潤さん原作の面白さがあったと思われます。
本木克英監督の同じ池井戸潤さん原作の映画『空飛ぶタイヤ』は、正直WOWOW版のドラマの方がはるかに良くて、短い時間の映画ではきちんとしたそれぞれの関係性が描かれていない印象で食い足りなかったですが、今回の映画『シャイロックの子供たち』はWOWOW版とはまた違った面白さある映画に仕上がっていたと思われます。
石本浩一役の橋爪功さん、沢崎肇役の柄本明さん、九条馨役の柳葉敏郎さん、などは楽しそうに演技していて、西木雅博役の阿部サダヲさんの演技と合わせて映画を快活にしていたと思われました。
北川愛理役の上戸彩さんや田端洋司役の玉森裕太さんも魅力的で、黒田道春役の佐々木蔵之介さんの存在感もさすがで、その他の滝野真役の佐藤隆太さん、忍成修吾さん渡辺いっけいさん杉本哲太さん木南晴夏さんなど、見ているだけで楽しい映画になっていたと思われます。
強いて欠点を上げると、やや題材スケールが小さい印象なのと、黒田道春(佐々木蔵之介さん)から映画が始まっているように、明確に主人公・西木雅博(阿部サダヲさん)を掘り下げた映画になっていないのが傑作になり得ていない点だとは思われました。
(冒頭の劇も私は必要ないとは思われました。もちろん黒田道春の帯封エピソードをどう入れるかの苦肉の策だったろうと一方では思われながら)
ただ、難しいことは考えず、(ある水準の)リアリティあるストーリーとそれぞれの役者陣の演技を見るだけでも、十分満足感ある映画だと思われました。
「半沢直樹」好きにはお勧めしない。
「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」…etc
池井戸原作の映像化の面白さは
悪が堕ちゆくザマミロ感!!
なのだが同じ池井戸原作「空飛ぶタイヤ」は
そこを重視せず、物語を重視した。
TBSのせい(おかげ)で
その撮り方だと地味に感じてしまう。
今作、空タイの本木監督作品。
やはりそうだった。
それがダメとは言わないが
TBS池井戸好きには
めっちゃ物足りない。
しかもツッコミ処満載。
キャラもブレてたし。
段取り通りにものがは進む。。。うーむ。
ただ、お金って本当に怖いって事は
めっちゃ伝わった。
「金は返せばいいと思うものでは無い」
その通りです。。。
勉強しまっせ
登場人物、皆、訳あり者の群像劇。いや、良かったです。地獄のサタンも金しだい、とは良く言うたもんです。しかし、最後にチョロっと出てきた、徳井優、一番美味しいんでは。結局観終わったら、彼が頭の中を専有してます。
わるいやつら
こんな事したら、銀行として終わりですよ。ってな事オンパレード。このくらい日常茶飯事なんじゃないの?って組織の外側から見てる私は思ってしまいそうでした。
雪だるま式ってよく言いますけど、誰もが持っていて、転がさないだけでしょ。それぞれコロコロしたらこんな事になりましたぁーという、後味悪い系エンターテイメントでした。
どこかのドラマみたいに、わざとらしい重苦しい演出が無いのが良し。
帯封
帯封に日付まで入っているなんて!知らなかった。つい最近、銀行から引き出したときには、怖かったのですぐカバンに入れてすぐ他行に入金。帯封なんてすぐに破り捨ててしまったけど、取っておけばよかったなぁ。滅多に見ることがないんだし・・・
時代なのでしょうか、大金を下ろすときって必ず「何に使うんですか?」と係に聞かれる。自分が詐欺に遭いそうな人間に見えるのだろうか、マニュアルに沿ってるだけなのか、単に興味本位なのだろうか・・・詐欺撲滅するのなら、一体いくらから訊ねるのだろうか。銀行員の方にに逆に問いたい。ATMでの引き出しが最も詐欺に絡んでるだろうに・・・ふと思い出したのが、貯玉していたパチンコ店から20万円ほど下ろした(?)ときにも聞かれたこと。「君にプレゼントを買うためだよ」などと言っておけば良かったと後悔するばかり・・・(アホ)
そんな帯封が二つの事件を結びつける。競馬はねーよなぁ。今じゃ高額の場合、現金で勝ち馬投票券買う人は少ないだろうになぁ。などと思いつつも、これも観客にわかりやすく説明するためなんでしょうけど、「貸す方が悪い」「返せばいいってもんじゃない」という銀行員の本質にも迫るいいドラマだったと思います。
最も気になるキャラは木南晴夏でした。『20世紀少年』の小泉響子以来存在感がありました。てか、いつも気にならなかっただけか。
池井戸潤作品、『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』を見たことないので、余計なことは書かないでおきます・・・(汗)
日に日に麻痺していく世界
「また池井戸潤かぁ」位に思ってましたが、予告編での「やられたら倍返し、ってな!」の「ってな!」に何故かハッときてグーでしたので鑑賞。いつもの本店ドロドロじゃなくて、支店のグニャグニャだったのが個人的には好み。面白かった。
「死にいたる病」→「アイ・アムまきもと」と観てきてのコレだったので、「阿部サダヲすげーなーやっぱ」といった感じでした。久々の上戸さんも嬉しかったし小南晴夏さんのクソ半田女史も良かったですね。原作もドラマも知らない人ほど楽しめるのではないでしょうか(私は全くの初見)。画面は豪華なTVドラマ位ですけども。
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