シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
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素晴らしい・ワクワク・ハラハラ
さすが池井戸潤の作品ですね。
キャストも完璧で、阿部サダオと上戸彩のコンビネーションが最高でした。
半沢直樹張りの「倍返し」が心に染みました。
ただ最後の寂しさがちょっと残念に感じました。
良かったとは思う
25本目。
痛快さがなければ、成立しない所はあると思うけど、そこに不満はなく、面白かった。
最初の疑問も、納得できたし。
でも、チョロい過ぎかなと思ったのと、劇場型的な感じ、茶番劇的な感じ、ヒソヒソ話が最早ヒソヒソじゃなかったりな、まあ日本映画的な所と、それ接客用語じゃないでしょと、もう少しなぁってな感じかな。
はっきりと詐欺だな
前日にリザーブしたのが仇となったのか、両隣に人(T . T)
しかも後ろの人、何度も反応声に出してるしー。
池井戸潤作品、好きです。
わかりやすくて面白かった。
西木(阿部サダヲさん)頭キレすぎ
「人生は自己責任」であることが心に強く刻まれる
本作は、池井戸潤原作の銀行を舞台にした倍返し劇であるが、半沢直樹のような痛快無比の強烈な倍返し劇とは一線を画した巧妙な倍返し劇である。半沢直樹のイメージは忘れ無心に鑑賞して欲しい。
本作の舞台は東京第一銀行長原支店。行員達は営業成績向上に躍起になっていた。結果が伴わず、副支店長・古川(杉本哲太)に叱咤される日々が続いていた。そんな状況の中で、100万円紛失事件が発生する。お客様係の西木(阿部サダヲ)は、この事件に疑念を抱き、仲間の支店行員、北川(上戸彩)、田端(玉森裕太)と協力して、事件の真相を究明していく。そして、重大な真実に辿り着く・・・。
銀行の融資を巡る、支店行員達を中心にした群像劇であり、虚々実々の騙し合い劇が展開する。赤裸々で生々しい人間ドラマである。人の弱みに付け込む悪党達の巧妙な手口が際立つ。帯封が物語のキーアイテムになっている。金の魔力=悪の魔力の象徴になっている。
西木が物語の道先案内人であり、事件の真相への倍返し決着のリーダになっている。西木役の阿部サダヲのキャラが奏功し、悪役のベテラン俳優達の怪演も加わって、シリアスになり過ぎない程良い塩梅のエンタメ作品になっている。
金に人生を翻弄される支店行員・滝野(佐藤隆太)のエピソードが主軸であり、彼は、金の誘惑に負け弱みを握られ、その弱みに付け込まれ悪に手を染める、という転落の人生を辿っていく。全ての真実を知って呆然とする滝野に西木が放つ「自分の人生は自分で決める」という台詞が本作のメッセージである。
滝野は悪と決別する。
出所した時、そこには彼を信じて待っていた家族の姿があった。彼が悪と決別した因果応報の証である。
ラスト。西木はどうなったのか。まさか西木が・・・と推理する程、思わせ振りな幕切れ。原作、TV版への配慮なのだろうか。尻切れトンボで勿体ない。
本作は、エンタメ作品ではあるが、「人生は自己責任」であることが強く心に刻まれる作品である。今後の人生の指針にしたい。
ちょっと物足りないけど、面白かった!
『シャイロックの子供たち』鑑賞。
*主演*
阿部サダヲ
*感想*
池井戸潤の作品は、空飛ぶタイヤ、七つの会議、そして最近だとアキラとあきらは観たことがあります。
TVドラマは半沢直樹しか観たことがありません。映画は新作が出る度に観に行ってしまうんですよね。
シャイロックとは、シェークスピア「ベニスの商人」に登場するユダヤ人の強欲な金貸しだったんですね~初めて知りました。
冒頭のある人物の台詞がこの作品を通して深みがあるように思いました。
東京第一銀行で起こった現金紛失事件。
阿部サダヲが演じる西木係長が良いキャラでした。個人的には一番好きです。
パワハラする副支店長が超ヤバかった!
いくらなんでも怒鳴りすぎだろうって思いたくなりましたが、部下に説教するシーンが緊張感があって、部下が可哀想だった。。。
もし、自分だったら、即辞めます!!!
見てて苦しい場面はありましたが、ストーリーはめちゃめちゃ面白かった!
裏を暴く所は良かったけど、ちょっと物足りなさはありましたが、個人的にはそこに行き着くまでのストーリー展開がかなりハラハラしたので、なかなか面白かったです!\(^^)/
映画のスケールではないかな
無難におもしろいけど、期待したほどでは無かったかなぁ。。リアリティに欠けるし、地味だし。全体的にいい人があんまり出てこないし、哲太さん超パワハラだし、そんなに気持ちよくみてられないというか、笑。
久しぶりに映画で上戸彩が見られてよかったなーというそんな感じ。あとやっぱ柄本さんは好き、笑。
ちょっと物足りないかな
池井戸作品、面白いけど。
今までよりラストが物足りないかな。
ニシキさんが啖呵切る所も無いし、逮捕される場面も無かったし。
倍返しの場面が無かった。
池井戸作品、スッキリしたラストだったけど
今回は、弱かったな。
御前会議って言い回し好きだよね~
原作もTVドラマも知らずに観賞。
東京第一銀行長原支店で巻き起こる、銀行員による横領と詐欺に纏わる話。
当該支店に配属されたばかりの主人公が、以前の勤務地で絡んでいた不動産業の男に10億円の融資を持ち掛けられて巻き起こるストーリー。
銀行の内情とか不動産や建築の知識は無いけれど、印鑑証明の偽造を知りつつも何の見返りも無く加担しちゃう行員って???どんな関係?
他の書類や事業計画は全部問題無い様だし、そこまで出来るなら印鑑証明も何とかして知らない行員に話した方が良い様な…と感じる序盤。
しかしながら主人公だけじゃなく、売り上げ至上主義の太鼓持ちパワハラ副支店長にやさぐれ行員に巻き込まれ行員に病んでる人まで、様々なエピソードを絡めつつ展開していきそこに現金紛失だ何だと上手く繫げていてとても面白い。
そして終盤はまさかのコンゲーム?
伝票に帯に打ち合わせ場所にと登場人物の警戒心の無さとか、かなり作りが雑なところもあったけれど、池井戸作品にありがちなあり得ん大袈裟演技も無かったし面白かった。
上戸彩さんがはまり役!
会社の出世争いとかかけひきとかそういうドロドロ部分が好きになったつもりなのに、いざ観たら開始30分で既にしんどくなってきた‥‥支店長室で怒鳴られて全員うつ向いて誰も発言しないシーンとか‥‥自分が目標達成できないなか個人賞もらって表彰される同僚を遅れて拍手するシーンとか‥‥(しかもこのあとさらに逆のパターンのシーンがあった‥)
上戸彩さんのお茶目でちゃきちゃきしたシーンに何度救われたことか‥‥めちゃくちゃキャラに合ってた💕
他にも、
*3億円の小切手が机から遠退くのを叩いて引き寄せる西木係長
*東京第一銀行の粗品がたくさんまつられた神社のシーサー(※=50億融資してくれる社長)の前でひざまづいて挨拶する課長と遠藤さん(ここで一番泣いた‥)
*競馬場で啖呵切って立ち去ったあとドラッグストアで店長代理してお客さんに誠実に対応する元監査部次長👓️
*退職した西木係長が正面向いて歩いていく最後のシーン
*夕日の逆光を受けながら過去の不祥事を切り出す九条支店長のかけひき(異動ある職場あるある‥‥?)
*耐震偽装を隠して目が血走るなかでの不動産売買契約
*その後に自首した耐震偽装会社社長(これは伏線に気づかずにはめられたーって笑った!)
西木係長と石本浩一社長がキャラ立ってた!身近にいそうな人感たっぷり!
※正直不動産で地面師役だった人が銀行の役職者役でいたのミニツボ笑
会社帰りに観るには覚悟がいる映画笑
みんな本当にいそうな人ばかり。誰もが誰かのモデルです。
メガバンクだろうが、地方銀行だろうが、信金だろうが、とにかくこの業界の経験者なら皆さん納得のシーンばかりです。
ATMの現金装填を思い出すだけでも手の感触が蘇るし、地場企業訪問、無理筋な貸出稟議書で本部と対決‼️なんて場面も懐かしく思い出しました。
金融、不動産、決済に立ち会う司法書士。
どの業界にも足を突っ込んだことのある自分にはもう臨場感が半端なくて。
(でも、ついぞ銀座のママさんとは昔も今も無縁のまま…😂)
この作品は、正攻法で正義を貫くという感じの熱血系ではないので一般的なヒーローものを求めると、いささか違和感を覚えるかもしれません。
欲得、出世、保身、不正な手段での巻き返し…
人間の醜さがふんだんに描かれます。
決して爽やかではないけれど、決して人ごとでもない…登場人物の誰かが、必ず自分の一部の真実でもあるのです。
転職を目論んでいた彼にも〝残念ながら縁がなく〟という趣旨の無情のメール。
銀行の営業店の雰囲気を描いたものとして、バカリズムさんの『架空OL日記』と併せて見れば、かなりの真実(に近い雰囲気)が体感できると思います。
柄本明さんと橋爪功さんの大物対決は見応え十分で、
それだけでも見る価値のある映画です。
【追記】
ラスト他一部は原作と趣向を変えてますが、楽しめるということでは遜色ありません。
それぞれの好みの問題として見るならば、また阿部サダヲさんと上戸彩さんを西木と愛理に当てながら原作を読むならば、相当に味わい深く楽しめると思います。
どいつもこいつも・・・・
東京第一銀行・長原支店の滝野は業績を伸ばし、支店長から信頼されていた。しかし、前の赤坂支店の時に、石本から1000万円の謝礼を受け取っており、それをネタに、10億円を融資してくれと頼まれた。断りきれなかった滝野は、支店長を連れて行き、稟議を切り、無事石本への10億円の融資が決まった。しかし、3ヶ月後利息の返済に困った石本は滝野に100万円を立て替えてくれと言ってきた。そんな時銀行内で100万円の現金紛失事件が発生した。北川愛理のバッグから帯が出てきたため、彼女が疑われたが、上司の西木が庇い、他の女子行員が拾った帯をバッグに入れたのだとわかった。西木は北川、田端とこの事件を調べてると・・・さてどうなる、という話。
最初は副支店長役の杉本哲太がパワハラ上司で部下を病院送りにした悪いやつだと思ってたら、橋爪功、佐藤隆太は無理な融資や金をネコババするわ、柳葉敏郎も、佐々木蔵之介も、柄本明も、ついには阿部サダヲまでも・・・どいつもこいつもろくでもない奴らばっかりだった。
まともなのは、上戸彩と玉森裕太くらいという、なんともハチャメチャなストーリーで驚いたが、なかなか面白かった。
そんな中で、滝野の妻役の酒井若菜が健気で可愛いかった。
西木は課長代理と字幕に出たと思ったが、北川から係長、って呼ばれてたような気がするが、気のせいだったのかなぁ?
誘惑に負けても再出発できるか
世の中にはたくさんの誘惑がある。豊かさ=資金力である限り、誰でも一攫千金を狙います。誘惑と一攫千金の方程式は外れた道に活かされます。その良心を反する行動をしつづけなければいけません。しかし、いつかは誰かに暴かれます。その際は恐れずに罪を認めることが人生への再出発になります。暴かれるのが怖いではなく、何がどうあっても、バレさせないようにしようとする自分が恐ろしいかもしれません。また職場ではね間違っていないけど、怒られたり。無理な数字を言いつけられますが、その際は自分がやっていない、間違ってないと思える信念が大切です。誘惑と理不尽だらけの人生を楽しみましょう!
同名ベストセラー小説を、阿部サダヲ主演、池井戸原作の「空飛ぶタイヤ...
同名ベストセラー小説を、阿部サダヲ主演、池井戸原作の「空飛ぶタイヤ」を手がけた本木克英監督のメガホンで映画化。小説版、ドラマ版にはない独自のキャラクターが登場し、映画版オリジナルストーリーが展開する。
西木役を阿部、北川役を上戸彩、田端役を玉森裕太がそれぞれ演じるほか、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介らが顔をそろえる。
久しぶりに 面白いもの観た
池井戸潤原作との事で お金 銀行が メインです。
期待どおり お金に群がる人々が 面白い!
玉森裕太以外は みんなオッサンバカリですが それがいいんです。
安定した演技で クスクス独りで笑ってました。
タダ 精神をやられた ある社員の姿に なんだか 涙が出て 仕方ありませんでした。
「空飛ぶタイヤ」とはまた違った感じで楽しめた!!
「空飛ぶタイヤ」と同じくテンポが良く内容が詰まっており、また違った感じで楽しめました。「金は返せば良いってもんじゃない」、「まっとうな銀行員ではなくなってしまう」といった台詞の筋を、ストーリー最後まで通していて印象的でした。岸田政権が外国人のスタートアップに無担保で年金資金を貸している事やかつての新銀行東京の石原、海外への税金ばら撒きは5%キックバックが基本、また最近の話題でみず○ほATMで紙幣を複数枚下ろしたら1枚足りず銀行もしらを切るというツイートが一部で騒ぎになった事等、様々な事が頭をよぎりました。大手金融機関や官公庁に勤めている方で大きくお金に困っている方は少なからずいるイメージですが、現代日本人が外国人銀行家が作った仕組みによりお金で狂っていくさま、金融機関に勤めて狂っていくさまを上手く表していて、引用のシェイクスピアにも決して見劣りしないクオリティの作品だと思います。細かい所では、主人公が後半急に冴えて行って少し笑えた、キャスティングを見た時に何か気になった木南晴夏が役柄で期待に応えてくれた、佐藤隆太の息子が映画の必要以上に凄く生意気そう等と感じました。また同じ監督×原作者の映画を楽しみにしています。ありがとうございました。
全299件中、261~280件目を表示