「さすが日本まで届く映画」シスター 夏のわかれ道 だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
さすが日本まで届く映画
アジア映画は好き。韓国映画も良いけど今日は中国映画です。日本ではあまり公開されない中国映画ですが、その分、日本で公開される映画は良い映画が多いかと。
この映画は、予告通り、看護師のお姉さんと幼稚園児の弟の映画です。2人の演技は素晴らしい!こっちまでもらい泣きです。
お姉さんは泣くわ怒るは喚くは暴力振るうは、感情の起伏が激しい。
弟もわがままなところと、子供なのに自分んを押し殺す点は涙。
その他、周りの大人たちはダメそうでいいひと。
中国の文化や雰囲気も良いですね。お葬式で供養で麻雀とか。男尊女卑、一人っ子政策とか。
成都が舞台ですが、大都会でびっくり。
とくに男尊女卑は酷いね。一人っ子政策では、女の子生まれると、跡取りにならないから残念がるとニュースでは聞いてはいましたが、実際に1人の人生で考えるととても切ないね。お姉さんの子供の頃の思い出と、現在の両親を亡くした弟と、オーバーラップして切ない。人権無いな。さすが中国。
とにかく、何度も嗚咽1歩手前があります。また、思っていた通りのストーリーながら、予想外の点も多く。
感情がわかりやすいアップシーンとかもとても良かった。涙が綺麗ですね。
韓国映画のように、目薬で大盛りの涙とは違った良さがあります。
韓国映画の味付け濃いめも好きですけど。
コメントありがとうございます!
この映画は先週から気ななっていまして、なかなかタイミングが合わず、諦めるか遠征するか迷って遠征しました。
韓国映画も中国映画も、日本人から見ると街の風景だけでワクワクしますよね。ビル群に囲まれた屋上とか、どこか中華な街並みとか。「チィファの手紙」も良かったですよね。岩井俊二監督で、日本語版と中国版がすぐに公開されたと記憶しております。当時もどちらが良いか(勝手に)迷って、知らない役者でもワクワクしたのは中国版かなとおもった記憶があります。
今晩は
今作、個人的にはとても好きでして。
中国映画って、色んな制約があるのでしょうが、日本で公開される映画は外れはないと思っています。
今作の主演を務めたチャン・ツイフォンは、”どこかで観たことが有るぞ!”と思っていたのですが、「チィファの手紙」のあの子だったんですね。
佳き、映画でありました。では。返信は不要ですよ。では。