グッバイ・クルエル・ワールドのレビュー・感想・評価
全120件中、101~120件目を表示
話のテンポとキャラの弾け具合が今一つ
この手の映画は、どこに転がっていくのか分からない話が、テンポよく描かれてこそ面白くなるものだが、途中、もたもたと中だるみ気味になってしまい、話に乗り切れなかった。
豪華な出演陣も、それなりに好演しているものの、いずれもキャラ立ちしているとまでは言えないし、最もぶっ飛んでいるショットガンのカップルも、弾け具合が今一つで、それどころか、たいして強そうでもないのに、バタバタと人を撃ち殺していく様は、不自然ですらあった。
そもそも、全編を通してガンファイトがちゃちに見えてしまうのは、バイオレンスアクションとして致命的だろう。
終盤に近づくにつれて、いったい誰が、どういう形で生き残るのかが焦点となっていくのだが、その結末には「どうしてコイツが?」という疑問しかなく、どうにも納得することかできない。社会のはぐれ者たちが自分の居場所を探す物語としても、スッキリと決着する訳ではなく、物足りなさが残る。
西島秀俊演じる元ヤクザと大森南朋演じる刑事の過去の因縁や秘めた友情みたいなものが、もっとしっかり描かれていたら、ラストシーンは、より味わい深いものになったのであろうが、そうした伏線が欠如してしまっているのも残念だった。
暴力と純情が交差するとき
吹き溜まりに流れついた弱い人間を喰らって生き延びるクズ、金を手にして吹き溜まりの外に出ようとする者、ただ喰らいあうアウトロー達。そんな中で芽生えた純情が暴走してしまう。
玉城ティナと宮沢氷魚のボニー&クライドがショットガンを決める。構えといい表情といいクールビューティーそのもの。幸薄い2人がそろって登場するシーンは、滅びの美学に彩られていて、見入ってしまう。
西島秀俊が元ヤクザに見えないのに、チンピラ感丸出しの元舎弟が登場したりと、チグハグな人物造形がリアリティを損ねている。三浦友和も悪に見えないし、変なキレ方をする奥田瑛二もいたりして、違和感を感じる。キャスティングと演出の問題だと思うけど。
玉城ティナの腰だめショットは、美しゅうございました。
役者図鑑映画
まあ、良くも、こんな一癖も二癖もある役者さん達、てんこ盛りに揃えましたな。それも、その配役が。ひょっとして、先ず役者達を決めて、人物、ストーリーを作ったんでは。それぐらい各人ハマってましたね。BGMも良かったです。最初から最後まで、眼が釘付でした、ストーリー、人物に。
まさにグッバイ狂えるワールド
タランティーノ監督のトリビュート作品ですかね。
出てくる人間、奥さんと子供除いて皆んなクズでした。
そのクズ同士の殺し合いもなかなか迫力があって良かった。
音楽も良かったし、個人的にこういう作品は結構好きです。
大森南朋はやはり刑事役が良く似合う。
ラストは銃声が1発でしたね。撃たれたのはどちらだろう?
しっくりくる狂気の悪
安西(西島秀俊)を中心としたメンバーがヤクザ資金を強奪し、その後を描いた物語です。127分が長く感じなく、どっぷりと浸れました。
「ブレットトレイン」で違和感を感じた私ですが、この作品は日本映画らしく、適度な緊張感があり、しっくりきました。この作品にコメディ要素がなかったのが良い方向に出たと思います。最後まで飽きません。
ポップなBGMも効果的に使われ、心地良いですね。
見所はガソリンスタンドの場面です。先が読めないです。
ラストの解釈の仕方で、感想が変わると思います。暴力描写は多いですが、爽快感のある良作だと思います。
夢のカリフォルニアは何処にあるんでしょうか
「一緒に写った写真を消してくれ」
もっともだけど昨今の某教会騒ぎを思い出した。庶民はそっちの仲間と思われたくない。
安西君は足を洗ったつもりだが世間が許さない。居場所がない。
居場所のない人間ばかりの哀しいクライムサスペンス。
ヤクザに切り替わる瞬間の西島秀俊
全共闘崩れの反社がピッタリの三浦友和
生身を感じさせないのに妙にエロい玉城ティナ
ほんとに悪徳刑事が良く合う大森南朋
出演者に助けられた映画かそれを演出した監督の腕か
宮沢氷魚と玉城ティナが美しい
一般試写会にて
キャスト豪華で登場人物はキャラ濃くて、終始狂ったバイオレンス展開。R15な訳でした。
途中まで大森南朋が主役かよ!な流れ
登場人物みんなクズなんだけど、奥野瑛太のクズっぷりは嫌悪感が走るクズっぷり。奥野瑛太すごいな!
あとは宮沢氷魚&玉城ティナコンビが美しかったな〜意外、自分には響かなかった。
違った味の俳優たちです。
昨日何食べたの西島さんとは別の西島さんが見られました。
シン・ウルトラマンの斎藤さんも朝ドラの宮沢さんも全く違う演技が見られます。
ぜひ、劇場へ見に行きましょう。9月9日公開です。
#グッバイ・クルエル・ワールド
殺人クライム・エンターテインメントの傑作!
試写会にて鑑賞🎥
こんなに物凄くたくさんの殺人を描いたクライム映画は観たことない‼️
しかも、全編にわたって繰り広げられる殺人ドラマだが、観ているコチラは「すごいエンターテイメント映画だなぁ~」と思っているので、スッキリ爽やかな気分にさせられる🤣ww
ヤクザが大金集めしているところに、4人の覆面人間が銃を構えてやって来る。
まんまとヤクザの大金を強奪したかと思えば、意表をつく展開が次々と起こって……というスクリーンから眼が離せない楽しい時間……(^o^)/
「コイツはどうやって殺されるのかな?」とか「えっ、そういう展開!」とか色んな事を考えながら観ていられるのでホントに楽しい。
殺人だらけで不謹慎な気もするが、そこはエンターテインメントということで…(笑)
大勢が「殺し、殺され…」の映画なので、キャスティングも豪華。
西島秀俊、斎藤工、三浦友和、大森南朋、玉城ティナ、宮沢氷魚、奥田瑛二、鶴見辰吾、そして(個人的に『ハッシュ!』以来大好きな女優)片岡礼子などの豪華メンバー。
しかし、大森立嗣監督作品なので、ここまでのクライム映画だとは思わなかった‼️(^-^)
これまで大森立嗣監督の映画は『まほろ駅前多田便利軒』・『さよなら渓谷』・『光』・『日日是好日』・『MOTHER マザー』などを観て来たが、本作は大森監督の新境地となる映画である。
確かに、映画チラシにも「ようこそ、狂乱の世界へ」とか「一夜限りの強盗団、クズ同士の潰し合い」などと書かれている。
音楽の使い方も、ダイアン・キートンの『ミスターグッドバーを探して』ばりの演出映像も見事であった。
いやぁ~、良い映画を観るとホントに嬉しくなる。
殺人クライム・エンターテインメントの傑作!
[追記]今年(2022年)公開映画のベスト『ハケンアニメ!』を超えて、現時点では暫定1位かな…。
タランティーノ
派手なシーン&有名人が沢山登場!なのに、何だか物足りない。。ティナちゃんと氷魚くんの殺しのシーンはタランティーノみたいでポップ。しかし、舞台が日本だとちょっと合わない感じ。。面白くないわけではないのですが、何がいけないのでしょう?
見入ってしまう作品
タイトルから思い浮かばないような残虐なシーンと如何わしい音声が満載で、刺激の強い作品でした。豪華キャストの個性的な演技が数多く見られ、見入ってしまう見応えのある作品です。ストーリは単純明快で、刑事とヤクザとの馴れ合いが描いた内容となっており、結末が予想できる展開でした。
期待レビュー→試写会にて
試写会で見ました。
どのキャストもみなさん演技が素晴らしく、のっけから引き込まれます。
クズ同士のドンパチで銃声がこれでもか‼︎‼︎と鳴り響き、血まみれに。。
7/7の完成披露試写会前のレッドカーペットがいろんな意味でお似合い。
西島秀俊さんと奥野瑛太さんの絡みが強く印象に残りました。
サントラもカッコよかっこよくて、発売されたら欲しいです♬
それぞれが主役の群像劇、見る回数を重ねるごとに印象が変化していく映画かも知れません。
✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼
これまでの解禁情報からの期待レビューです。なので評価は1。
これほどまでにワイルドで色気のある、各年代のキャストが揃った映画は初めてかもしれません。
そして、これほどまでにクズでブッ飛んでいる映画も。
溶かされる、、とか普通は言わないですし。
三浦友和さんや、鶴見辰吾さん、奥田瑛二さん、斎藤工さん、大森南朋さん、西島秀俊さん、、のかっこ良さ・ワルさ・色気ときたら…それこそ トロケそう。。
奥野瑛太さんやモロ師岡さんがこれにどう絡んでくるのか楽しみです。
早く見たいです!!!
この秋はクルエルなワールドに染められそうです。
再評価と本レビューは鑑賞後に改めて。
グッバイ・クルエル・ワールド
予告編映像を観た瞬間
お一人お一人が
素晴らしかったです
中でも
安西さんの立ち振る舞い
銃を持つ手、ファッション…
全てにおいて
言葉にならないくらい
かっこよくて
場面、場面に惹かれてしまいました
映画公開されたら
たくさん足を運ぶ作品がまた増えました
狂える(クルエル)奴らが集うイカしたムービー
タランティーノの『レザボア・ドッグス』やガイリッチーの『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』を彷彿とさせるスタイリッシュな映像と音楽のクライム群像劇。
西島秀俊と斎藤工(『シン・ウルトラマン』コンビ)の共演や、オープニングからワクワクする雰囲気。
…が、目指すものが大きすぎて勝手に期待値を上げていたせいかストーリー展開と構成はもの足りなかった。
「裏切り者は誰だ」というキャッチコピーだったが、早々にネタが明かされてしまい拍子抜けした。登場人物やそれらの思惑もあまり交錯せず、それぞれすぐに解決するか終わってしまった。
ガンアクションもかっこよかったが、日常に銃のない日本社会では現実に描きにくいか。
拝金主義の経済や汚職にまみれた政治の世界に切り込むテーマはあるが若干薄かった。
それよりもタイトルの『グッバイ・クルエル(残酷な)・ワールド』の通り、鬱屈とした世の中で映画の時間だけでも爽快な気分になれる作品。
『さがす』『死刑にいたる病』と大作が続く脚本の高田亮にも密かに注目。
邦画のマンネリに一矢報いるノワール映画爆誕
Filmarks独占最速試写会にて鑑賞。まだイメージすら付いていない、出来立てホヤホヤの作品。なかなか刺激的だった。
いわゆるティザーの段階なので、どこまで踏み込んでいいか分からないが、雰囲気が伝わるくらいまで語ろう。
様々なドラマを描いてきた大森立嗣監督が手掛けたのは、日本では稀有なノワール作品。日本らしい設定を主軸に置きつつ、考えずに体感出来るよう、怒涛の展開と圧巻のスケールで描いていく。覆面の内側、その顔に付いた汚れを剥ぐ、スリリングさがたまらない。
脚本は高田亮氏。意味ありげなサイレントカットも多く、どこに転がるか分からない暗さが作品の高揚感に繋がる。1つの事件をフックとしつつ、背景をチラつかせながら人間関係をあぶり出す上手さはお手の物。ただ、その分の緊張感がスリリングなテイストには繋がってなかったように感じ、これくらいの評価に。
キャストも申し分なしの強さ…だが、出ている人以外誰も言えない(泣)。やっぱり三浦友和さんの固さというか強さは光るし、玉城ティナさんと宮沢氷魚さんの美男美女な雰囲気は洋画を観ているような気分に。美しくて恍惚を覚える。
そして何より西島秀俊さんと大森南朋さん。定期的にヤクザかアウトローな刑事を演じているイメージはあるものの、やはりハマらない訳がない。少し負い目を感じるような表現力が作品の黒みに埃っぽい古臭さがいい塩梅にかかっている。
作品の公開は秋。きっと傑出した魅力に気づく人も多いはず。マンネリ化した邦画に一矢を報いること間違いなし。ぜひお楽しみに。
全120件中、101~120件目を表示