「タイトルのcruelは日本語の「狂える」と掛けている?」グッバイ・クルエル・ワールド 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルのcruelは日本語の「狂える」と掛けている?
そういうトッポいセンスを含めて、こういうシュールな志向の映画は嫌いじゃない。
ラストシーンでてっきり二人共始末されると思わせておきながら、フレームアウトした後の銃声が一発のみで、「一体、どっちだ?」と観客に謎を残しながらエンディングを迎えるなんて、なかなか味のある演出だと思う。
時々、観客を置き去りにして作家の独りよがりに走る展開もあったりするが、西島秀俊や大森南朋や三浦友和などの落ち着きのある芝居が良い抑えとして効いている。
特に大森南朋の気だるそうな表情は何とも言えず深みがあっていい。
また、熟女好きの自分的には、片岡礼子の出演シーンが多いのは嬉しい。
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iwaozさんのコメント
2022年9月29日
片岡さん、いいですよね。
脇を締めてくれます。^ ^
個人的にラストは絶対、銃声2発だと思います。
あの半グレ連中がどちらかでも生かすはずはないので、
どうせなら最後に大銃撃戦で
全員死んだら、ラズベリー賞取れるかも。f^_^;
NOBUさんのコメント
2022年9月20日
今晩は
余計な事とは十二分に承知しつつ・・。
今作のタイトルは、エルヴィス・コステロの名盤「グッバイ・クルエル・ワールド」を想起して付けられたと思っています。
ですので、”残酷な、残虐で、悲惨な世界”からグッドバイしたかった人々の顛末を皮肉を込めて描いたのだろうなあ、と思いながら鑑賞しました。では。