「自己のみを肯定する犯罪者たち」グッバイ・クルエル・ワールド ムービー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
自己のみを肯定する犯罪者たち
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無国籍な雰囲気を醸し出したい感じがしつつ、お金という蜜に蟻の様に群がる者たち。
それぞれが自己の理由を押し付け合う中には何も生まれない。
物語の中に善人は出なくても良いが自己の行いのみを肯定し、生きようとすることには違和感がありそれぞれが辿る結末にもモヤモヤが残る。
ヤクザからお金を奪い、奪ったままいままでの生活に戻れることが出来ること自体夢であるだろうことが、盗む者の中で誰も考えないなんてありえるのだろうか?
なのでその前提が崩れてる時点でこの物語には寄り添うことがどうしても出来なかった。
また若者たちがショットガンを放つのだが、ことごとく当たる。そんなことがあり得るのだろうか?なんか昔の勧善懲悪のヒーローの様に滑稽に映った。
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