遠くへ,もっと遠くへのレビュー・感想・評価
全7件を表示
最終目的地はロシア?
ロードムービーとしても中途半端
逃避行でもないし
まあ、お互いにとりあえずこいつでええかなので男女の厚みもないし
最後のカラミは無駄に長すぎる。
50点
2
京都みなみ会館 20220908
後半はロードムービースタイル。
性格の不一致から離婚話が出ている女性と、嫁が出て行って3年が経過した男性。
それぞれの状況を話すうちに蒸発した嫁を探しに栃木→北海道に探しにいくうちにお互いが魅かれていくという話。
よくあるストーリーであるが、離婚話が出ている女性は、擬音語を時々使ったり、踊ったり、ちょっと不思議な側面もあるが、それは歌の才能があった母親の血筋なのか、それとも自分や相手のつらい状況を打破するためのおまじない的なものなのか。
蒸発した嫁は転々とするうちに、子どももできて風俗で働いていて、モトサヤには戻らないと宣言される。その現実を受けとめるには、ちょっと時間かかりそうな気がする。
オリビアハッセー映画「ナザレのイエス」の「ミハイル・ローレンツ:アヴェ・マリア」
魂が震えたのは
オリビアハッセーがマリアである映画「ナザレのイエス」の
「ミハイル・ローレンツ アヴェ・マリア」的声楽が流れた
枯れてはいるが、北海道の大自然に建つ、歴史的な教会のシーン。
母(マリア)の愛が表現されていた。
田舎者であるはずの農村の女性が
素晴らしい歌声で「ナザレのイエス」の「アベ・マリア」を歌う。
この映画にリアルな性行為のシーンはいらないと思う。
岐路に立つ二人のロードムービー
「あいたくて あいたくて あいたくて」に続き名古屋シネマテークでいまおかしんじ監督の新作を観た。
これもかなり好きだった。
夫との離婚を考える小夜子。離婚後の住居を探す彼女と不動産屋で働く洋平との出会い。惹かれ合いながらも距離を詰めない二人の空気が好きだった。
3年前に失踪した洋平の妻・光子。
小夜子と洋平は光子の跡を追い東京から茨城、そして北海道へ。これは光子と決着をつける旅。
いいことばかりではなかった光子の3年間を思った。
光子との再会に緊張した。
決して戻れないことに納得した。
そう、「あいたくて・・・」の多幸感とは真逆の鈍い痛みがあった。新しい人生がスタートするのだろうが。
.
.
.
兎にも角にも新藤まなみさんと和田瞳さんが輝いていた。吉村界人くんも過去一好きだった。三人に感情移入した。
こちらもよかったです!
3年前に突然姿を消した光子。
夫に別れをきりだそうとする小夜子。
洋平と小夜子の共同作業により、いろいろ解決しましたね!解決したらヤりまくりましたね!
小夜子の歩きスキップよかったです。
キラーンvsヤッホー
価値観のズレで夫との生活を終わらせようとする女と、浮気妻に3年前に出て行かれた男が二人で旅をすることになる話。
夫に別離を切り出す前に、独りで住む家を探そうと訪れた不動産屋の担当と意気投合し始まっていくけれど、独り言とか浮かれ具合とかあざと過ぎるw
他の登場人物達もテンション高めだけどね。
そして過去を引き摺る男の気持ちを整理させる為、旅をすることになっていく展開だけど、この辺りからこの世界には緑の紙とかそこに不随する誠意の印とかいう生々しいものはないのか?という疑問がついて回ってしまって…。
生々しいところを抜きにしたら、鬼ごっこをしつつ過去と向き合い、先を見始めとなかなか悪くはないなと思っていたら、札幌のホテルの件であれ?もう良いんじゃね?とちょっとダレて、MIKADOの件でまたまたあれ?更には顔知ってるの?
そこからストーリーとしては持ち直したけれど、終盤に来て小樽のホテルの件は長いしでダレまくり。
この監督さんはどうしてもベッドシーンを入れる印象んですね。
物語そのものは面白かったんだけど、肝心な所で引っ掛かるところがあったりダレたりで、なんか勿体なかった。
全7件を表示