「LOVE LIFEってタイトルからは全く想像もつかない不穏な雰囲気の作品」LOVE LIFE 最凶線さんの映画レビュー(感想・評価)
LOVE LIFEってタイトルからは全く想像もつかない不穏な雰囲気の作品
とにかくオープニングから不穏な雰囲気が漂いまくっていた。
表面上は平和そうに見えて、どこか不協和音が鳴り響いているような人間関係。
そして、全く予想もつかない悲劇的な出来事。
この映画は常に観客の予想を裏切る展開が繰り広げられていた。
そのなかでも特に驚いたのは木村文乃が元夫と一緒に韓国に行くシーン。
危篤の父親に会いに行くと思ってたら、実は前妻との間の息子の結婚式に参列するという時点でかなり意外性があるが、凄いのは結婚式の長回しのシーン。
韓国歌謡が流れるなか木村文乃の背中を映し出す。
だんだんと雨が降ってきて参列者たちは屋内に駆け込んでいくが、木村文乃は雨に打たれながら曲に身を任せて踊り続ける。
このシーンを見れただけでも凄い映画を観たという気持ちになれました。
全体的に不穏な雰囲気の漂う深田晃司監督らしい作品だと思いました。
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