かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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原作に忠実
原作をずいぶん前に読みました。
変なCGで実写化するよりもアニメでよかったです。
声優も良かったです。
芦田愛菜さんはアニメ動画の方が愛菜ちゃんの声に合わせて動いていると思うくらい息ぴったりでしたね。
原作を読んでいない方が驚きもあって楽しめたかなぁとも思いましたが、原作に忠実で安心して観れました。
感動
私は小学校、中学校、高校といじめにずっとあってて、辛い思いをしてたので、その頃を思い出しました。
かがみの孤城は本を読んでたから映画気になってて、ようやく観れました。
感動して、泣きそうになった場面もありました。
映画館で観れて良かったです。
良い作品でした。
自分が子供の頃を思い出しながら鑑賞しました。まだ、身体も心も成長過程の時代は、もろく、傷つきやすい状態で、今になればたいしたことない事でも、当時はそんな風には考えられなかったのを思い出します。
期待以上の作品
通常スクリーンで鑑賞。
と言うか、通常でしか上映してないし、かなり上映スクリーンが隅に追いやられてる(小さいシアター)感じがしたのは私だけ?
ストーリーを重視したい私としては同時期上映中のアニメ話題作に全くヒケをとらないか、それ以上かなと感じました。
上映後、他の観客が泣いてて席を立てない人が目についた程です。
なかなかのストーリーで今まで読んだことのない物語でした、作中で童話を取り入れてますが、この物語自体も少し童話感があり私の好むところです、話が進むにつれ少しづつ気づくこともあって、最後の方はあきちゃんの正体とか、もしかして?と解ってしまいました。でもそれは物語の中に入り込めていたから気づいた事、それだけ話の繋がりが回収できていると言う事、それだけ作中に惹き込まれたということだと思います。
とにかく登場人物達の繊細な気持ちが凄く刺さりました。途中、私もうるうる来てしまいましたが、ラストが感動的で希望の持てる終わり方でよかったと思います。現実はもっと複雑でなかなかこうはいかないかも知れませんが、この物語のように救いがあって欲しいと願ってやみません。
最後、関係が3人解りましたが、他の4人も人生のどこかでみんなと出会えて(この出会いがどんな出会いなのかとか思いを馳せると、この物語の余韻を深く感じられるような気がします。)、それが7人の人生になにがしかの意味をもたらすとすれば、人生も捨てたもんじゃないと言う感じでしょうか。
とにかく期待以上でした。
知らなかったら、来場者特典で7人の様子のイラストが配られてたんですね、少し見ましたが心が暖まる感じで良いですね。
とにかく観て!
この小説で辻村深月の作品を初めて読んだ。
スゲー面白かった。
大好きな作品なだけにアニメ化決定した時は不安しかなかった。
でも、そんな心配は無駄だった!
面白かった。
非常に素晴らしい映画だった!
声優が2~3人イマイチだったけど、それを含めてもホントに良い映画です。
泣けます。
もっと大ヒットしても良いと思うけどな。
大人も子供も観て欲しい作品ですね。
大人も子供も
辻村深月さんファンです。アニメはあまり観ませんが、辻村さんのこの作品は、アニメになるのがしっくり来たのですぐ観に行きました。辻村さんはいじめや、女の世界…うまく言葉にできないこのやるせない感情を描いてくれることが多く、心の葛藤を共感できて少し吐き出せる気がします。今思えば学生時代なんて狭いコミュニティで抜け出すことは簡単だったのに、あの時生きていた私にはそこが全てでした。大人も子供も是非この映画を観て、もがいているその子達にあって何かを考えてもらいたいと思いました。
終盤まで見ると爽快感を得られる作り
本作は主人公のこころをはじめ、いじめによる不登校という重めのテーマを扱っている為に
一見かならずしも娯楽作品として楽しめなさそうに見えるが、
終盤にさまざまな伏線が回収されて物語に秘められた謎が解けた時の爽快感があり
見ている視聴者の心すら救われた気分になった、そんな作品でした。
子どもの葛藤に大人がしっかりと寄り添うこと
学校教育の問題であるいじめや不登校を題材とした作品でした。SF要素はあるけど、社会問題の本質を捉えて一石を投じています。
私は中学校教師をしているので、多くを考えさせられる作品でした。感覚的に登校が善、不登校が悪となってしまっているなと反省しました。今回の7人の登場人物のように、一人一人が違った背景で学校に行けていないということを理解しなければいけないと思いました。
もえとこころの会話で「たかが学校」という言葉が出てきたことが印象的です。子どもにとって学校は人生の通過点の一つでしかない。盲目的に「学校に行くことが大切」とならないように注意が必要だと感じた。
静かな闘いの物語。
親目線で見ると色々な感情がごちゃ混ぜになってとにかく忙しい。だがそれが良い!!!
登場人物が皆可愛いのに反して闇は物凄く深く、エグい現実に切り込んでいく様はまさに辻村深月さんらしい作風と言えるだろう。
原作がかなりの長編小説のためカットされたシーンや説明不足になった要素、中だるみを感じてしまった場面も少なくないが、それを差し引いても本当に素晴らしい作品だった。
「まあ皆幸せになるんだろうな」ではなく「全員どうか幸せになってくれ!!!!」と思わずにはいられない。あと2回は観ようと思う。
真実はいつもひとつ!
おとぎ話的な部分が大きいよくあるアニメ映画、って前半は思ってたんだけど扱ってる問題がリアルで残酷。かがみの孤城という逃げ場がなければ誰も救われなかったお話。
思ってた以上の出来だった。ただ声優がちょっとアレだったかも…名前は伏せるが2人だけ上手すぎて笑
至る所に重要な細かい伏線を張って、ここという所で回収してくれる。私は割と気づけてた方だと思ってたけど、それにしたって最後は驚いた。そこだけ泣いた。
喜多嶋先生という存在がどうも引っかかっていたんだけど、なるほどなぁ…って喉の奥が熱くなった。
後はやっぱり、集められた子供たちの抱えてる問題がリアル。いじめだったり家庭環境だったり。何年経っても起こってしまうものなんだよって突きつけられた。
する側は絶対変わらないから、された側はせめて逃げてもいいんだよ…。
『見っけもん』でした! 是非ご覧ください!!
何の事前情報も持たずに観ましたが何年か前に同じくたまたま思いつきで観た『空の青さを知る人よ』の時と同じく『見っけもん』の作品でした。
映画を観終わってから、原作が本屋大賞作品であり、ベストセラー作家で非常に人気の高い辻村深月さんの作品で、『カラフル』の原恵一監督であること、などなどあとから知って「うん、うん」って、うなづいた次第です。
主人公たちは色々な理由で『不登校』になった中学生たち。
実際に友人のお子さんが期待に胸を膨らませて中学に入学したものの1年生の途中から不登校になってしまい、カウンセラーの支援を受けながら懸命に学校に戻ろうとされている現実を目の当たりにしていたこともあり、非常に重いテーマでありながら希望を持つことが大切で、その途中では『不登校』という手段、ある意味で『逃げる』ことも重要な手段ではないかって心から感じる作品でした。
実際に映画の中の主人公『こころ』をいじめていた真田のように誰かを集中攻撃するのではなく標的を次々に変えてある意味『楽しんでいる(?)』子はいつの時代、どこにでもいて、絶えることがない問題なんだなって先に書いた友人のことや自分自身の実生活からも感じます。私自身、いろいろ悩んでいた娘のことで、何度も学校に足を運びましたから…
(ネタばれになるので詳しくは書きませんが)正直、7人の中学生たちが実際の学校で会えない理由は「もしかしてこころ以外の6人はもう自殺してるんじゃないか」なんて不謹慎な想像をしてしまいましたが最後の伏線回収である意味安心したというか、希望が持てる展開でホッとしました。
『こころ』のお母さんや喜多嶋先生のように『現代の根の深い問題』に、戦いを挑んでいる人たちが実際にはたくさんいるはずですが、それでも不登校が絶えないことは我々大人たちがよく考えなければならないことだとつくづく思いました。この映画のように光の見えるエンディングになることを心から思った次第です。
映画の感想とは言えない気がしますが、とてもいい映画だと思うとともに多くの大人と中高生たちに観てほしい作品だと思います。
余談ですが、年末この映画の予約をした際、名古屋は珍しく大雪で劇場に行くことができず損したな!って思っていたのですが予約したイオンシネマにダメもとで電話すると、快くキャンセルに応じていただき感謝するとともに今年初めの作品鑑賞は絶対これにしようと思い観て大正解でした。
地獄の中学生時代を思い出す。傑作アニメーション!
昔のトラウマをチクリと刺激する、面白い映画でした。主人公達を演じている方達も上手い人達ばかりで、棒演技のクズが混じってておらず、キャラに感情移入できました。
物語に派手さはないのですが、思春期の周りに味方がいない感がよく出ていました。親も先生もクラスメートもみんなウザくて、敵に見えたあの頃…。黒歴史です。
見終わった後、希望を感じさせる良いラストだったと思いました。
最高!ではないけど…
作画 3/5
ストーリー 3.5/5
心意気 4.5/5
という感じでした。
幼稚なやつなんて気にしないで行こうぜ的な結論。もうちょい強調するのか、なんなのか、もう二味足りなかった感がありました。
原監督の作品で、期待値が無駄に上がってしまったのもいけなかったですね。
謎が解けると涙腺崩壊。
デザイン的に子供のアニメかなと舐めてましたが、とてつもなく良い映画で、大人でもボロ泣きさせられました。
散りばめられた伏線を解こうとするほど、結末が分かった時にひっくり返され、涙が止まりませんでした。
見て良かった
小説を読んだときに、最後涙が止まらなかったのと同じように、映画でも最後涙が止まりませんでした。小説はかなりむかしに読んだため細かな内容は忘れてしまってましたが、あえて読み返さずに映画をみて良かったです。
分かってはいたけど、小説の内容を覚えている部分は、こんな展開だったっけと思ってしまって、、
上映回数が減ってきてますが、まだまだ映画館の席数が埋まっていて、この映画の人気がよくわかりました。
“戸締り”映画の影に隠れた感がある“鍵を開ける”映画だが、テーマはよりリアルで重かった❗
40数年前だが、私が中学生のときクラスに不登校の女の子がいた。
1年生だったか2年生だったか忘れたが、彼女の家に遊びに行った直後に突然休んだかと思うと、まったく登校しなくなってしまったので困惑した。
イジメやクラスメートとの確執等はなかったと思うのだが、彼女に何があったのか今も知らない。
ただ、彼女が高校に進学したとは聞いたので、その後は幸せな人生を送っているものと思う。
…と、そんなことを思い出した。
辻村深月の原作小説は本屋大賞を受賞してるそうな。恥ずかしながら未読。コミカライズもされているらしい。
鏡の向こう側に吸い込まれるのも、願いが叶うから鍵を探せと言われるも、あまりにも唐突で、取って付けたようないくつかのルールもなんだか幼稚な気がした。
重ねて、城と海のCGのテクスチャーがアニメーションと合っておらず違和感があった。
…が、気になったのはそれくらいで、様々な問題を抱えた中学生たちが閉塞感から脱け出す冒険と目覚めの物語りは感動的だったし、我々大人たちが彼らに何ができるのか、何をしなければならないのか、少し考えさせられた。
主人公 こころ をイジメていたリーダー各 真田 とその取り巻きたちは実際にいそうだし、あの子達の行為がどれだけ相手に恐怖心を植えつけるものか、ファンタジーの形をとった物語なのに、極めてリアルに突きつけてくる。
私は、「傷つく」のだろうと漠然と考えていたが、「恐い」のだと改めて知らされた。
そして、現場の大人たちのどんな対応が無理解なものなのかも顕にされている。
転入生だった 萌 がまた転校していくとき、「ああいうコ(イジメっこ)は、別の学校に行ってもいるかもしれない」と言う。萠 が こころ に言う「負けないで」は、”イジメに負けるな“ではなかった。イジメられているコがいたら“関わりたくないと思う自分に負けないで”そのコに手を差し伸べよう…だった。
イジメられた子、イジメに加担した子、イジメに見ないふりをしてしまった子、それぞれの子供たちは心に深い傷を負うのだろう。
そして、そんな傷を知らずに大人になった者が、大人の世界でもイジメを犯すのではないだろうか。
悲しく、情けない人間の本性なのかもしれない。
最初、不登校になりかけの こころ に冷徹だった母親が、フリースクールのキタジマ先生の助言で娘と向き合うようになる。
母親の変化の過程は描かれないが、彼女は立派に娘を守った。
ボイスキャスト麻生久美子の声音が暖かく優しく感じた。
不登校の原因はイジメばかりではない。
7匹の子山羊たちは、7通りの事情を抱えていた。
時を隔てて彼等に救いの道標を示し続けるキタジマ先生。久しぶりの宮﨑あおいがやはり上手い。
こころ の声を担当したのが、今最注目の若手女優當真あみ。
この娘は顔を見ていたいタイプだが、声の演技も達者だった。
『すずめの戸締り』の原菜乃華もそうだったが、最近の若い役者は声の演技も本当に上手くて感心する。
更に、歌もダンスもできちゃうんだろうなぁ、きっと。
相手の身になる難しさ
不登校というより人間関係の難しさがテーマだったような気がします。
合わない相手に消えてしまえという考え方は明らかに間違っていますが、そのことを指摘するより一度、話をしっかり聴いてあげる難しさがあります。
勉強になりました。
まぁまぁ面白かった
作画とかストーリーとかキャラとか全部が及第点て感じで安定の1本って感じでした。
ハラハラドキドキとか手に汗握るようなそんな展開はなく粛々と物語が進んで行くのでBGMや挿入歌とかでもっと盛り上げたりしたら良かったかと思った。
細田守とか新海誠作品の地味版でした。
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