かがみの孤城のレビュー・感想・評価
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6歳児と観に行きました!
チェンソーマンの藤本タツキ氏が観たとTwitterにあげてたので、じゃあ観てみるか!と前情報無しで行きました。(先生曰く周りの人は泣いていたらしい)
1番グッときたのは、最後の方にリオン君が涙するシーンです。もう、、この泣き顔見れただけでお金払う価値あり‼︎レベルで良かった〜!泣
イケメン青年が微笑みながらキレイな涙をどばどば出してくれています!最高です!!!
※このリオン君の泣き顔はPRVにもあり
今年小学生になる娘を連れて行きました。6歳児には過激な言葉かも?!と思う点もありましたが、今後友人関係で上手くいかない事もあるだろうし、そんな時少しでも思い出してくれたらいいなと思いました。特にもえちゃんの考え方は、強くて冷静で響きました。
ちなみに、、娘に感想を聞くとたのしかった!だって。全く理解してねぇぇぇ〜
幼児といく場合はお金の無駄になる可能性があるのでご注意ください
真実はいつもひとつ
赤ずきんちゃんとオオカミさま
変わったストーリーですね。
声優陣が豪華!話もよかったです
原作を読んでたので観てみました
絵柄が好みじゃなかったけど、原作を読んで気になってたので観に行きました。他の映画見た時に流された『鑑賞中の注意』動画も気になったしね。後ろから席を蹴られたオオカミがめっちゃ怒ってた。僕はmovixで見たけど、いろんな映画館で流してるのかな?「スゲェ推されてんだ、観なきゃっ」って気になりました。
本編はもう少しリアルな背景で観たかったですね。遠近感がなくって、背景が手前に見えたり、手前の柱が認識できなかったりしました(特に前半。後半は目が慣れたのかな)。
終盤、アキを助けに徐々に駆け出すシーンの演出はカッコよかったです。
ストーリーは「よくまとめたなぁ」と言う感じ。原作は結構長編だし、7人それぞれにストーリーがあって、端折れないですしね。
残念だったのは前半の東条さんの印象が薄かったこと。こころちゃんが憧れる東条さんには、三井のリハウスの転校生のような(古くてすいません)圧倒的美少女感が欲しかった。だからこそ、皆友達になりたがるし、だからこそ、後半で吐く毒にインパクトがあるのに。
そう言えば舞台化もしていたようですね。実写でも良かったかも。そうなると気になるのは東条さんのキャスティングよりオオカミ様のお面のクオリティーかな。マンウィズにはならないよね?
闘い続ける・・・
原作未読
久しぶりに真っ直ぐな作品を鑑賞した 観客は圧倒的に子供、特に中高生が多い中、今作品を選択した昨今の学生達に多大なる賛辞を贈りたい 映画というものはこんなにストレートで爽やかなメッセージをスクリーンから届けているんだよと…
只、すれっからしのオヤジの自分から言えば、一服の清涼剤としての要素としての作品の意味合いになってしまっているのが自身の情けない限りなのだ それはジュブナイル作品としての模範性を要していて、だからこそ過ぎ去ったその時代の不可逆性に対する甘酸っぱさを得た、いわゆるノスタルジーを貰った印象に留まってしまった寂しさかもしれない
今作のキモは二つ 先ずは『赤ずきん』と『狼と七匹の子山羊』との混同 そして、敢えていじめっ子との和解を行なわない醒めたリアリスティック
前者は、似ているグリム童話を敢えてミスリーディングさせることでミステリー性を増幅させる装置を設置したのだが、今イチこれが半減してしまったように思われる 今作に於いて一番のショッキングポイントである、二つの事件(未成年暴行未遂 家への押しかけいやがらせ)が余りにも強烈過ぎ、本来ならばミステリー要素が題材である筈がヒューマンドラマに喰われてしまっていることを感じてしまった 要はバランスが揺らいでしまったのではないかと
後者は、その現実的である、いじめっ子といじめられた子は、一生解り合えないという極めて当然の関係性をきちんと落とし込めた点に評価点としての最高値を付けたい 攻撃する側(観て見ぬ振りをする奴も含む)は直ぐに忘れる された側は一生の刺青となり、例え皮膚を代えてもその痕は消せない 国レベルであっても同じだ 出来るならば未来永劫謝り続けて欲しいと願う気持を、今作ではきちんと表現されていると思う
伏線回収系といってしまえば強すぎなカテゴライズだが、そのスッキリ感を学生達に"基準値"としてもたらした今作は充分評価されて然るべきだと思う内容であった
後、もう少し作画を丁寧(ガラス張り等、反射表現の大変さを充分高評価)に、もっと言えばライティングに影を落とし込んでくれればより没入感を得られたと思うのは、汚れた大人の戯れ言か・・・
城に集められた同じ学校の中学生
それぞれに登校できないでいた
興味深いのは皆年代が違っていたこと
そしてそれぞれに生きる力を身につけていくだろう
お姉さんのドールハウスに物語世界が収斂するのが切ない
良い内容でした。結末良し。
良い話だったと思います。
完全にファンタジー設定なので、どんな話だろうと思っていました。いじめや家庭問題という重いものを主軸に据えながら、きれいに描けた物語だと感じます。辻村深月さんの小説を読んだことが無かったのですが読んでみたくなりました。
確かに人は弱いもの。誰しも「かがみの孤城」のような場所、仲間を求める部分はあります。実際の世界ではそれは親であり、家庭・家族であり、友人であり、児相の職員や教師であるべきでしょう。果たしてそういう役割、正しい大人としての役割を自分が果たしているかどうか。その部分は大人への強烈な問いかけです。作者はこの作品を子供よりも大人に読んでもらいたいのかもしれません。
映画としては終盤に詰め込みすぎなところ、ちょっとだけ先がわかっちゃうところが気にはなりましたが、物語全体としては良かったと思います。
母親と喜多嶋先生のたたかい
この映画は主人公(こころ)の視線で描かれる。
心に深い傷を負い、そこから回復するまでの「闘い」の物語だ。
でもそこで闘っているのは、こころだけではない。
直接は描かれていないが、母親と喜多嶋先生も闘っていた。
そういうことが感じられるストーリーになっている。
特に喜多嶋先生は、実はずっと前から闘い続けてきたことが最後にわかる。
深い心の傷を救うためには、どう手を差し伸べるべきなのか?
それをつかむために、すごく長い間努力を続けてきた人。
彼女の表情に一切の迷いが見えないのは、
そういう長い努力の表れだったのだ。
そして母親にもきっと「語られるべき闘いの物語」があったはずだ。
こころは、救われるべくして救われた。
そういう風に世界はなっている。
もちろん、引きこもりは、辛く孤独な闘いだ。
そこには「誰も助けてくれない闘い」が間違いなくある。
でも、別の場所で「本気であなたに手を伸ばすための努力」をしている人がいる。
それも間違いのない事実だ。喜多嶋先生のような人は実在する。
だから、きっと大丈夫。
見終わった後、そういう気持ちになれる作品でした。
良作
【ネタバレうすめ】高評価だけ見て行くと肩すかしをくらう…
原作は未読です。ちょっと肩すかしをくらった感が否めませんでした。映画やアニメなどに辛口だという方は★4、5以外のレビューも参考にどうぞ。
【総合】
つまらない訳じゃなかったけど映画は1回で十分。あとは原作を読んでみたいかな。パンフレットは興味が沸かず買ってません。 個人的に評価は高くないものの、観て損する内容でもないので、気になるなら行って大丈夫かと。
ただし、とにかく突出した名作を!と思う方にはコレジャナイとだけ。同じ原作未読でも某バスケ作品の方が希望にそえるかもしれません。
ストーリー★4
構成★3
キャラデザ★5
作画★4
演出★3
演技★3
音楽(BGM・SE)★2
主題歌★3
【ストーリー・構成】
正直この話は映画でなくテレビシリーズで、キャラそれぞれに焦点を当てじっくりと見たかったなあと思います。その方がちゃんと話題作になったんじゃないかとも
・人の悪意、善意にリアリティがあったのが良かった。メインキャラからモブまで、個々人の持つ人間としての特性が見られた
・全体としては楽しめたしある程度まとまっていた
・原作未読でも駆け足なのがわかった。
・ストーリーの見せ方で先が読めてしまった。
・謎解きの答えを示すために各所に走るが、その行動の尺が必要だったのか疑問。まっすぐ答えに行って回想の部分をもっと取っても良かったような?
【キャラデザ】
イメージに合っていたし、それぞれの服装が細かく変わるところに感心した。メインキャラがちゃんとかわいい&かっこいい
【作画・演出】
映画としての魅せ方がやや足りなかった。もう少し没入感が欲しかった
・繊細な動作は綺麗で作画も丁寧だった。各動作ではリアリティを出そうとしたのがわかった。
・「メインキャラ達の視点から見た他人(モブ)」の表現で心情が強く伝わった。
・ファンタジーの部分で派手なシーンに今一歩、画的な物足りなさがあった。
・こころが鏡の世界に引き込まれるシーンが静かすぎたり、盛り上がるところで入り込めない
・迫力のあるシーンなど緩急が足りなかった印象がある
【演技】
技量の差が目立ちすぎたのがきつかった。メインの7人はもうちょっとキャストのバランスを吟味して欲しかったなと。俳優で揃えるか、声優で揃えるか、混ぜてはいけないところで混ざってしまっている。
・マサムネやリオン少年期のリアルな少年声に脱帽。マサムネの声はちゃんと癖を抑え気味にしリアルなテンションに寄せてきていて、少年リオンに至ってはエンドロールまで気づかなかった
・こころ母の母らしさが絶妙で助演女優賞もの
・オオカミ少女(オオカミさま)は演じ分けが素晴らしかったものの、癖のあるキャラ故に声優さんを起用すべきだったように思えた
・梶裕貴がどうしても梶裕貴だった
・アキは単体ではそれぞれとても良かった。ただ声質の差が少し気になった。
・主人公のこころ、フウカ、スバルはキャラクターとしての特徴、性格、心情が声にのっておらず残念
・キャラの口は動いているのに声や息遣いが聞こえないシーンがある
・某声優のネタは完全にスベっていたし、必要なかったので無駄打ちさせないで欲しかった
【音楽(全体)】
なぜここでそう入る…みたいな違和感が多かった。こういう言い方は申し訳ないが、なんだか音楽の使い方が下手に感じた。
・音楽自体は悪くなかったとしても、挿入の仕方が妙
・効果音は全体的にのっぺりした感じになってしまっていたので、シーンによってもっと際立たせて欲しかった。
・印象に残ったのが既存のクラシック曲以外ひとつもなかった。
・ファンタジーであり、映画であり、アニメの音楽として、ファンタジー部分にもう少しそれらしいBGMが欲しかった
【主題歌】
単体で聞くといいけれど、気づいたら映画を置いて走っていってしまった
・メロディと歌は良かった
・EDでこれを聴いても余韻にひたれなかった。
・歌詞に映画のキーワードは入っているものの、実は内容とあまりマッチしていなかった
・いいんだけど、違う、そうじゃない
・全体として「愛」というワードを連呼していて、映画を知らず聞くとラブストーリーに向けて作られた曲にしか聴こえない。
・でもこの映画の主題は彼氏がどうのとかよく言うわりに、愛とか恋とかじゃなく「絆」や「人との関わり」のようなヒューマンドラマに見える
・歌詞は物語、キャラ、観客のどの視点でもない。(強いて言うならアキ)
・歌詞をよく見たらけっこう謎なことを言ってい(るように感じ)て、耳触りのいいワードばかりを並べた歌のようでがっかりしてしまった。(地雷女子のTwitterポエムかと思った)調べないことをおすすめします。
ジッチャンの名にかけて
全中学生に観てほしい!
原作既読で観ました。
※賛否混合です。
・既読で観たからこそ、特に最後の時間軸のずれを確認するシーンは、あまりにもあっさりしている気がします。もう少し、この場面は内容を濃く長くしても良かったのではと思いました。
逆に、必要のないところで間がありすぎたり、沈黙が多かったりしたことも気になりました。
・こころやアキのシーンは、もはやホラーです。怖かったです…。(批判ではありません)特に、途中で顔が黒塗りになるところ、その人の目に(アキの目にも)ハイライトがないところ、追いかけてくるのがリアルに伝わってくるところが、原作にはない恐怖でした。
・マサムネの唐突な有名ゼリフには驚き&笑ってしまいました笑 製作者の遊び心が伝わりました笑
・原作にあるはずの台詞がないことが多くて、端折りすぎていると感じました。
・個人的に、こころ役の當真さんと、フウカ役の横溝さんが、繊細な感情を丁寧に演じていて、適任だと思いました。上手でした。
逆に、演じ方が違えど俳優であるはずの宮崎さんの演技は、素人でありながらも微妙でした。とはいえ、柔らかい雰囲気が大半だった中で演じ分けるのは難しいことだと思います。また、芦田さんが、オオカミ様のイメージと違いました。私の中ではもっと低い声で、感情が感じられなく、尊厳のある声です。芦田さんだと高くて、感情が感じられ、キャッキャしすぎていると感じました。
・(ものすごく個人的に)こころが可愛かったのと、リオンが格好良かったです笑
最後に…余談?注目ポイント?
この映画の主題歌である優里さんの「メリーゴーランド」の終盤、サビ前で、鏡が割れたと思われる音が入っています。
また、歌詞を見ると、「バスタブの中」→×があった場所、バスタブのバスをひっくり返すとスバ。確かスバルが隠れたのはバスタブだったはず。わざわざバスタブと表現したのも…?(記憶が確かではありませんが、原作を確認した限りでは合っています)「声も顔もこころも」→わざと心を「こころ」と平仮名で表記している。 など、所々にこの作品を感じられる表現があります。
是非その部分も注目してみてください(^-^)
孤狼のかがみ
あけましておめでとうです。
2023年もよろしくです。
新年は昨年公開の「かがみの孤城」からスタート。
「ハケンアニメ!」の辻村深月原作小説を、「映画クレヨンしんちゃん モーレツ!オトナ帝国」の原恵一監督が映画化。そんな最高のタッグで期待する反面、絵のタッチと予告には引かれず、少し不安だった。しかしながら、予想外にも高評価だったため、ハードル高めでの鑑賞。正直に言うと、自分にはあまりハマらなかったが、辻村深月と原恵一の良さがすごく出ている作品ではあったと思う。
願い事が1つ叶う鍵を城の中に隠した、という狼。
序盤の展開的にも謎解き要素を期待したが、モヤモヤが残る解決だったし、納得がいかなかった。なんの関係があったのだろうか、結局なんの意味を表していたのだろうか。意外にもそこが描けておらず、不完全燃焼だった。自分が理解していないだけか?
学校に行けていない孤独な7人が1つのお城に集められる。ラストの伏線回収はお見事なものだったが、群青劇としての面白さは無く、主人公以外のキャラクターの掘り下げもイマイチだった。高山みなみだからと言ってあのセリフは、劇場でも相当白けた。せっかく演出もテーマもいいんだから、そこはしっかりして欲しかったなぁ。
でも、流石原恵一監督。すごく引き込まれる演出とセリフがグッと胸に刺さり、予告では苦手だと感じていた作画も難なく受け入れられた。それぞれ、孤独感を抱えていながらも、同士と出会い、最終的には希望の光を見つけ、そこに走っていく。ラスト際はそんな秀逸な脚本と演出のおかげで、結構心打たれた。
説明不足は否めないが、総じて見ればいい作品であったと思う。若者の自殺が後を絶たない中、このような作品が公開されることは、非常に意味があると思う。肩を並べ、寄り添ってくれる映画。見て後悔するものでは無いと思います。ぜひ、劇場で。
ミステリチック香る真っ当なサイエンスファンタジー
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