「アニメとして…」かがみの孤城 romiさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメとして…
原作既読です。読んで久々に号泣しました。なのでストーリーはもちろん問答無用に素晴らしいです。ただし…アニメとしては、私好みではなかった…なんというかキャラクターが生きていない、活きていない。いちばん無いなと思ったのは、こころの中学校の靴箱。すべての靴が整然と並んでるんですよ。現実の学校を思い出してみてください、性格によってきっちり並べる子もいれば突っ込んだだけみたいにバラッバラに入れる子もいる、綺麗な靴もあれば、べこべこに破履きつぶされた靴もある、のが当然。なのに…このアニメでは、ぜんぶ踵合わせてきっちり。あまりの現実味のなさに、無いなと思ってしまいました。さらに、映画の尺の問題でしょうが、それぞれのキャラの掘り下げがない…それならむしろキャラを減らしてもよかった。
あと、動きがいちいち作り物っぽくてリアリティが感じられない。
もしかして一番最近見たアニメ映画が『君たちはどう生きるか』だからかな?やはり宮崎アニメの動きのリアリティー人間のリアリティーは凄いと感激した直後だから、全体的なアニメーションと画面の拙さが気になって気になって仕方がなかった。
というわけで、評価低めになってしまいました。
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