「北島先生が登場する自由教室の壁にはスイミーが♥」かがみの孤城 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
北島先生が登場する自由教室の壁にはスイミーが♥
北島先生が初登場する自由教室の壁には『スイミー』が♥。このアニメのテーマだ。小さな者が集まって、捕食書から身を守る。
最初の北島先生の時代は、こう言った変態男が確かに沢山いた。影響はパブルの崩壊と連続幼○○害事件などがあったと思う。この事件に対して、被害者の方々に、冥福を祈る必要性を感じる。未だにその傾向が残るから。
些かベタな人情劇になりがちなテーマだが、結論に満足した。
『2027年にもそう言う人いるんだ』この言葉だけで、このアニメの結論に共感できる。
一つだけ不満な事は、真田さんに対する制作者(もえちゃんの態度がその象徴)の扱い方がちょっと気になる。巡り巡って、真田さん見たいな者もイジメの対象になる可能性がある。寧ろ、転校していく『もえちゃん』見たいな臨機応変に対応して、人に対して俯瞰した態度の取れる者が、寧ろ、次のステップのいじめる側の主役に育つ可能性がある。
しかし、『たかが学校』の事た。けれども、『されど学校』なのである。それを真剣に考えないから、偏差値だけに偏って、『特定の者だけが大学へ入学する為だけの教育機関』になり下がってしまう。そして、教養の無い者は、社会、文化に取り残され、ライトノベルでしか涙を流せないのだ。もっとも、この話で『泣ける』という人に対して、今回は眉唾光線は送らない。
真田さんって『けいおん』の『タイナカリツ』ちゃんだしな。
また、イジメの被害者の行為を『ワガママ』ととらえる方もいるかもしれないが、それがいじめが残る理由だと私は思っている。勿論、ビアノコンクールやサッカー留学なんて、私の価値観では全くの意味の無い事。また、混血のウォークマンの似合うイケメンなんて、私の世代では寧ろ羨ましい。でも、しかし、いじめは無くならない。何故なら、親を含めた大人全体が、いじめの原因を含めた教育全部を、行政に丸投げして、これからの子供の未来を考えていないからだ。それで、少子高齢化として老人を切る事しか考えない。鶏が先が卵が先かなのに。