「「すずめ」より「狼」」かがみの孤城 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
「すずめ」より「狼」
原作未読です。けど、有名な小説みたいですね。
いやぁー久しぶりにアニメで泣いた!泣きました!胸熱になりました。久しぶりの嗚咽で鼻がぐずついてこまりました。じわじわと締め付けられる切なさ、辛さ、怖さや失いかける希望・・・地味で暗い感じです・・・けどね、クライマックスの畳み掛けるようにさまざまなピースがはまっていき感動の大波が押し寄せてきた時には涙の防波堤が決壊です。ラストまで波が押し寄せます。たまらないです。
「聲の形」以来のかきむしられ系の感動です。
某有名同時期公開の某有名アニメを見るくらいなら。この骨太アニメを見るべきだと思います。
比較するのは良くないのはわかってますが、明確に原作の力の差でしょうね。明らかです。
本作は真面目に必見です。
アニメの「映像」としては確かに豪華じゃないかもしれません。すごい映像体験ができるわけでもありません。が、そんなの二の次です。物語の力を感じてください。その物語の力を伝えてくれるに十分すぎるアニメ演出です。ハードな描写はありますが、子供にも見せられるよう工夫してあると思います。地味かもしれない映像が逆に良いのです!物語が、テーマが、真っ直ぐに伝わってきますよ。
人の繋がり、願い、思いは超えていくんです!!!これも!あれも!それも!
たっくさんの大人に、子供に見てほしい傑作です。誰が見ても感じるられることが見つかるはずです。
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