リボルバー・リリーのレビュー・感想・評価
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かなりつまらなかった🌰
日常も有事も、皆がずっと同じ調子で喋っていて単調に感じますし、ストーリーも退屈です。主人公にも魅力を感じず、この時代に思いを馳せるという事もありません。「スパイの妻 劇場版」(2020)の方がお勧めです。山本五十六が平和主義者みたいな描かれ方ですが、裏表も無く創作とは言え面白くないです。
アクションが似合う女
このあたりの時代って、
セットや小道具、衣装や髪形など
東洋と西洋が入り混じり
独特な艶がありますよね。
私は好きです。
で、綾瀬はるか。
某映画でアクションを初めて見て
頑張ってるけど惜しいと思った。
で、今作。
このあたりの時代に合った女優ですよね。
無表情でも、血を流しても、
妙な艶がありますよね。
殴る蹴るの格闘アクションは控えめに、
ほとんどガンアクションで終始したところも
”粗”を見せずに艶だけ見せて好感が持てます。
静と動の演出も良かった。
でも、なんだろう。
アクションにも熱を持って見られないし、
物語も胸にこみ上げるものがない。
あ、その衣装いいね。
その小道具センスいいね。
霧の中のガンアクションってお洒落だね。
といううわべの感想しか残らない。
このあたりの時代って、
そういう映画になりがちだよね。
長い攻防戦
「奥様は、取り扱い注意」で元特殊工作員のスーパーヒロインの主婦を演じた綾瀬はるかさんが、更にヒートアップ、リボルバー拳銃を連射し大金が絡む訳アリ少年を守り抜くアクション大作でした。
ストーリーはシンプルだが延々と続く陸軍の隠し金奪還を巡る襲撃から逃れる闘いが見せ場なのでしょう、時代は大正時代なので闘いもアナログでしたね。隠し金のある上海の銀行の決済期限が迫る中、闘いの繰り返しなので、いつ上海に行くのかと気が気ではなかったが最後まで曖昧、結局山本五十六が大金を手にしたようですが最後の約束はどう理解すればよいのでしょう・・。気になったのは綾瀬はるかさんがヤクザの親分佐藤二朗さんと交わした密約は何だったのでしょう、どうせ卑猥なことだろうと予想しましたが謎のまま、おまけに最後に佐藤さんが陸軍の悪党を始末する美味しい役どころは何だったのでしょう、少年の敵討ちの代行でしょうか・・。
圧巻の作品
長編小説の映画化だけあり、非常に面白い作品だった。
史実の部分はあるものの、基本的にはすべてフィクション
このフィクションに込められた作者の意図
明確に語られたテーマ
少しはいたであろう戦争反対派と時の政府に抗う人々
その想いは「戦争では何も守れない」ということ。
この想いの重さを、誰であろう他ならぬ「政府」に教えたかったのだと感じた。
命がけで海軍省にシンタを送り届けたユリ
彼女の意思は、無念に果てた夫の想いであり、ユリという心から信じる「平和」という概念を持った人物に引き寄せられた岩見 ナカ コトコ
こんなにも少数で陸軍相手に死闘を繰り広げる。
そもそも、謎の少年シンタがなぜ百合のことを知っていたのか?
それを言った細見欣也とは何者なのか?
うまく合点がいかないまま、陸軍に追われているシンタの手を引いて助ける。
難問なのは「幣原機関」しではらきかん という架空の諜報組織
ユリはその中でも最高の人材で、あのしつこい工員はユリの後輩
つまり彼は、幣原機関のための資金を手に入れようとしていたと推測する。
同時に彼は個人的に自分こそが最高の逸材だと自負している。
だからお金よりもユリとの対決に情熱を注いだのだと思う。
そうなると、最後に登場した片目のヒットマンもまた、幣原機関の誰かだと思われるが、すでにお金は海軍に渡ってしまっている。
そして何より、ユリは彼がやってくるのを知っていたようだ。
そしてなぜユリは岩見と二人で汽車に乗っていたのだろう?
おそらく、また新しい事件が起きたのだろう。
その共通の目的のライバルこそ、幣原機関だったのだろう。
あのお金とは無関係なところでまた幣原機関と争わなければならないのが彼女の運命だろうか?
岩見の告白など、そんな余裕はないのが今の彼女。
さて、
シンタをヤクザの5代目に誘拐され、ユリは取引する。
それこそが最後に小沢大佐を始末したことに繋がる。
これは、ヤクザが政府とつながった瞬間だ。
これ自体はフィクションだが、このようなことでつながっているのは事実だろう。
ここに癒着の実態を忍ばせているのも面白い。
その無線の相手は5代目を使い、小沢大佐が任務を失敗したにも拘らず一切の責任を取らずに言い訳した責任を取らせた。
面楽陸軍中将クラスの人物で、内務省などに通じている幣原機関の逸材ユリは、彼を知っていたのだろう。
彼女にとってお安い御用だったわけだ。
私も含め多くの人は、5代目役の佐藤二郎さんの雰囲気から、条件はユリの体だと思っただろう。
岩見が何を約束したのか聞こうとしたが「聞かないことにする」と言ったのも、聞きたくなかったからだ。
物語は、シンタの父細見欣也は、実はユリの夫だったというミステリとなっているが、実際描かれているのはその事実よりも、揺れ動くユリの心情だ。
八方塞になった水野が、最後に信用できる唯一の人物 つまりユリにしか託す道はなくなった。
決して巻き込みたくなかった人を巻き込まざるを得ない状況は、おそらく小説の方がよくわかるのだろう。
細見欣也、つまり水野カンゾウの心理も映像ではなかなか捉えにくいが、改めて考えてみる価値はある。
彼こそ、日本の将来を考えた人物だ。
面白いのは、今の日本 水野やユリが絶対阻止したいと願った戦後80年という今
きな臭いニオイが世界中でまん延している今
このいまにおいて、「水野やユリのような人物よ、いまこそ出てこい!」と叫ぶ作家の意思が見えるようだ。
フィクションだが、彼らのような日本人が必死で平和を願い、命をかけて貫いた意思は、決してフィクションではなく「実際にあった」はずだ。
決して長いものに巻かれる生き方ではなく、自分自身で考えて行動することがいま求められている。
そしてこの物語は、お金の延長線上にある人間の卑しさを浮き彫りにしている。
その最たるものが「戦争」だろう。
そしておそらく、ユリの使った暴力は、力に対する力ではなく、ボケた頭が使う力に抵抗する「思慮深い力」だったと思う。
同じようで違う。
これを混同するようにボケた思考をする現代社会。
作家はそんな我々に「喝」を入れたかったのかもしれない。
めちゃくちゃ面白かった。
見に行かなくてよかった。
ありえね~
うーん、アクションはすごいし映画全体の雰囲気もいいし豪華キャストの皆さんも好演だとは思うが、お話というか状況設定がしっちゃかめっちゃかのような。主人公およびその仲間たちと陸軍部隊が白昼の街中で派手なドンパチ繰り広げてるのに、なぜか警察とかが一切絡んでこない。いくら陸軍といえどあんな街中で公然と銃撃戦をして不問に付されるとは思えないんだが。あんな堂々とやってちゃ揉み消すことも不可能だろう。主人公も陸軍もなぜか暗殺とかじゃなく思いっきり堂々と銃撃戦しちゃってるんだよなあ。そもそも陸海軍が日本の街中でドンパチしたのって五・一五事件とか二・二六事件みたいな一部跳ね上がりによるクーデター未遂の時ぐらいなんだし、もちろんその時は不問に付されていない。
アクションシーンにしてもたった4~5人の主人公たちに数十人~100人以上の陸軍部隊が一方的にやられてしまうのは荒唐無稽すぎる。主人公たちは百発百中なのに陸軍の弾は見事に全然当たらないというのはアクションもののお約束とはいえ、んなアホなと思ってしまうし、あまりのやられっぷりに、陸軍弱っ!これじゃ戦争なんてしても勝てねーよと思ってしまった(笑)。
要するに脚本もしくは(未読だが)原作小説が悪いんだろう。原作は好評な作品のようだが文章と映像じゃ表現の仕方が違うし、映像化してみたら文章ではわからなかった荒唐無稽さが露になってしまったのかもしれない。ちょっと期待外れでした。
無駄なシーンに見えてしまう演出
どれもが中途半端で自分の好みから外れる
なんだかレビューを入れることさえはばかれるんですが、記録として。どこに共感、面白味、新鮮さ、意外性などの諸々を感じればいいのか分からず。アクションも観たことあるようなぁ、型にはめられているようなぁ、なぜか格好良くて見えず、今一夢中になれませんでした。話しが長いし無言、風景、間も焦れったくて早送りしたくなる。アクション、人間ドラマ、ラブストーリー、疑似親子愛、猟奇ホラー、なにが強みなのか?どれもが中途半端。唯一、清水尋也さんの殺し屋は怖く感じました。芯の部分がなく宙に浮いたような、なんともスッキリしない鑑賞時間でした。
冒頭は物凄く良かった!それだけに残念
冷酷なマフィアのような男たちや処刑される使用人の恐怖の表情など、冒頭の雰囲気は最高。これは埋もれていただけで面白いかもしれないぞと思いましたが間違っていました。
キャストはかなり豪華だけど無駄遣いだと感じました。
少し前の映画ですが、キャストのファンの友人とお互い初見で鑑賞。わりと盲目的なファンの友人でしたが流石に苦笑いしてました。
これ映画館で見てたら寝てたかも。配信で良かった。
安っぽい脚本が、せっかくの素晴らしい演技を潰す
<映画のことば>
「お前たちのような国家の犬が見る夢は、どんな夢だ。いい加減に、目を覚ませ。
お前たちは、何を信じているんだ。
資源も資金も足りないこの国に、他国を侵略する力があると、本気で思っているのか。
このままでは、日本は自滅するぞ。」
<映画のことば>
「彼は百合さんとの子を亡くしたことで、痛感したそうです。
もう殺し合いの時代は終わったのだと。」
「殺し合いは、続いているじゃない。(でも)何で私なの?
なぜ、あの子を私に託すの?…ほんとに勝手な人。」
「水野は死んでいなかった。
大いなる目的のために自らの死を偽装し、細見になることを選んだ。
戦争を回避し、経済力で国を成長させる。それを、たった一人でやろうとしたんだ。
大した人です。」
「回転式拳銃を自在に使いこなす女スパイ」ーそんなようなところでしょうか、本作の題名の意味するところは。
しかし、そう言い切る細見(水野)も、息子・信吾の護身用として武器(拳銃)を託しているのですから、彼自身が否定したはずの「殺し合い(のための道具)」で、息子の護身を図ろうとする-。
とはいえ、現実問題としては致し方ないのかも知れませんけれども。
何か…腑に落ちないものを感じてしまうのは、果たして評論子だけだったことでしょうか。
総じて、安っぽい脚本が、本作の水準を引き下げてしまっているように、評論子には思われました。
評論子的には、良作としての評価がやっとこさという一本だったと思います。
たとえ、多くのレビュアーが正当に評価しているように、主演の綾瀬はるか渾身の「女スパイ」としてのスタイリッシュさ、あるいはまた、軍部が幅を利かせていても、まだ昭和初期のような「きな臭さ」は感じられず、「大正ロマン」の、いわゆるセピア色に美しい時代描写を最大限に加点したとしても。
(追記)
寡聞にして知りませんでしたけれども。
多くのレビュアーの指摘によると、ふだんの綾瀬はるかは、天然系で通っているとか。
そういえば、別作品『はい、泳げません』あたりでは、その持ち味を遺憾なく発揮していたのかも知れません。
「天然系の女優さんが演じた女スパイのアクションもの」…上記のとおり、脚本の弱さがなければ、
それはそれで面白い一本になり得たのかと思うと、ダブルで残念な評論子でした。
(追記)
本作の行定勲監督は、どちらかと言うと、静謐(せいひつ)で、重厚な作風のドラマを多く撮っている監督さんというイメージがありました。
行定監督が本作を手がけた経緯は承知しませんけれども。
あえて他ジャンルへの挑戦ということだったのかも知れませんが、伝統的な(?)「行定路線」の一本ではなかったことは、確かだと思います。
理屈が重たい。アクションを停滞させるばかりか、そのアクションのリアリティまで侵食してしまっている
ちょっと期待してたけど、ちょっと残念。もっとカラッとしたアクション映画を作れないものかな、と思う。この映画はスタイリッシュなアクションを見せるだけでいい映画だと思ったんだけど…。
理屈が重たい。アクションを停滞させるばかりか、そのアクションのリアリティまで侵食してしまっている。危惧していたけど行定勲監督はアクションセンスがない。
出だしはいいし、オープンセットなど諸々金かけているし、結構アクションも行けると思ったのだが(途中の銃撃シーンは「明日に向かって撃て」のラストシーンみたいでまるで西部劇で良かったけど)。
後半のクライマックスのアクションシーンが良くない。なんなんだろう、このウエット感は。
見方によっては面白く感じるかもしれない。私の好みからの感想なので、他の人にとっては面白い映画だったかも。
シシドカフカや長谷川博己や、トヨエツなど役者はいいし、当然ながら綾瀬はるかも結構いい。
銃声など効果音は迫力があるし、銃の扱いもいい。綾瀬はるかのリボルバーはS&W M1917(45口径)にエングレーブが入っているし、しっかりブルーイングされている。他の銃もしっかり作り込みされていたけど、もっと表面をエイジング(使用感)処理されていたら良かったのに。銃エフェクト関係は納富貴久男のよう。
もう一度、ウイスキーでも飲みながら、グチャグチャ文句を言いながら見てみたい気がする。
治安維持法制定から100年
山本五十六が戦争を始めた訳ではない。開戦の指揮を取ったに過ぎない。
陸軍と海軍は犬猿の中
がこのフィクションを作らせた。
大日本帝国が「治安維持法」を施行させたのは
1925年、今年が100年目。
日本に於けるファシズムの始まりとも言えるかも知れない。
ヒトラーが地獄へ落ちた日、彼は言ったそうだ。
「百年たてば、復活する」って
今年は治安維持法が制定されて100年である。
頭の中で何も考えずに見ようね。
殺し合いはこのあとも続く。若しくは、これから、日本は転げるように三途の川を渡る事になる。
追記
スタントマンの多用を評価したい。
綾瀬はるかはよく頑張っているが?
CSで録画視聴。
ストーリーとしては面白かった。
しかし、時間が長い。だらけてしまう。
この作品は綾瀬はるかの孤軍奮闘のアクション
シーンが印象に残っている。
ルート29とこの作品の綾瀬はるかはよく頑張っているが。綾瀬はるかの演技力は凄い。
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