リボルバー・リリーのレビュー・感想・評価
全383件中、1~20件目を表示
ビジュアル全振りのファンタジー活劇
大正時代を舞台にした綾瀬はるかのアクション活劇、相棒に長谷川博己と聞けば、それだけでわくわくしてしまう。
期待通り、シックでかっこいい映像と美しく躍動する綾瀬はるか、スリーピースにカラーピンで襟元を決め煙草をくゆらせる渋い長谷川博己を拝むことができた。
他に石橋蓮司、豊川悦司など、キャスティングは私好み。清水尋也の怪しげな雰囲気がよかった。彼はコディ・スミット=マクフィーに似ている。
物語自体は、荒唐無稽なものだ。原作がもっと深いテーマを感じさせるものだったなら申し訳ないが、今回は原作を読んでいないので、純粋に映画だけの評価である。
でも、例えば「ミッション・インポッシブル」シリーズなど、荒唐無稽展開でも娯楽映画として優れている作品はたくさんある。荒唐無稽イコール低評価とは全く思わない。要はそのことが気にならないほど楽しめたり、非現実的だからこその躍動感があったり、惹きつけられる部分があればそれでいいのだ。
本作に荒唐無稽さを凌駕する引力があったかというと……あれれ? キャスティングと舞台設定は大好物だが、引き込まれる感触があまりない。眠くはならなかったが……
振り返れば、全体的に話のテンポがあまりよくなかった気がする。メインキャストの細見が最初から死んでいるので、彼を描写するために回想シーンが長めになったことなどが原因だろうか。
また、綾瀬はるかのアクションを見たいのに、肝心なアクションの場面が暗かったり(マンホールから出てきた後とか)、霧で見づらかったりして、視界良好な状態で没頭できなかったのが気になった。アクション自体も、綾瀬はるかの身体能力のすごさは垣間見られるが、何だか迫力に欠ける。撮り方の問題かもしれない。
それと、細見が陸軍の資金を投資に流用していたことについて、要は平和的な方法で日本が発展していくためだとか(だっけ?)いう説明があり、反戦的な主張が強調されていたが、その遺志を守ろうとする百合がもうバンバン人を殺して……いや、百合自身は急所を外した攻撃しかしないという体裁で(それでも後半はマンホールで手榴弾を使ったり津山を殺したりしていたが)、取り巻きがバンバン人を殺している。そして最後はこれからも闘うぜエンドだったので、反戦の主張がなんだか薄っぺらなものになってしまった。細見の遺志に説得力を持たせたいなら、闘いを終えた百合は平和な日常に戻ったほうがよい。
消える鳥の絵をボディペイントしていたお婆さんは何だったのだろう?原作には説明があるのかもしれないが、映画本編では謎解きがなかった。パンフレットにも書いていない。
(パンフレットといえば、正誤表が付いてきたのだが、誤字が多くてびっくりした。それも、製作を海外に頼んだのかな? というような間違いばかりだ。さっと読んだだけで正誤表にない間違いを新たに見つけてしまった。せっかくスタイリッシュな装丁で、お値段も1,100円と通常よりお高いのに興醒めで残念)
公開日朝のネット記事で、サプライズゲストで鈴木亮平が出ると知って楽しみにしていたのだが、最後の最後に暗殺者Xとして文字通り一瞬だけ出てきた。台詞もなく大きめの黒い眼帯をしていて、前情報なしに見たら鈴木亮平とは分からなかっただろう。ファンとしては、もうちょっとしっかり見たかった。贅沢なキャスティングとも鈴木亮平の無駄遣いとも言える。
製作側の、ビジュアルと言葉(というか単語)へのこだわりはビシビシ伝わってきた。蜂蜜氷糖梨とかガリバルディービスケットって言ってみたいよね? 海軍庁舎に向かう前に真っ白なドレスに着替えた上で、それが血染めになると映えるよね? 佐藤二朗の狂気の顔に返り血をかけてみたいよね?
これらが生きるかどうかは物語の引力次第で、引力がないとそのベタなセンスが浮いて見えてしまう。
何だかきつめの感想になってしまったが、大正時代の街並みや人々の服装、豪華なキャスティングにフォーカスして見るととても楽しめるのではないだろうか。
これまでで最も美しい綾瀬はるかが躍動
長浦京氏の原作は、非常に映画的でありながら、映像化困難な設定だった。
ましてや感動大震災後の帝都・東京が舞台ということで、大正時代のセットを作り込むことは潤沢な予算が必要になってくるということも言わずもがな。
それでも、紀伊宗之プロデューサーと行定勲監督は見事にやってのけたと言っても過言ではないだろう。一寸の隙も無いキャスト陣を揃え、俳優陣もまたその期待に応えた。
その中心にいたのが綾瀬はるか。これまでで最も美しい綾瀬はるかをスクリーンで観ることができるはず。そして改めて、アスリート並の体感と運動神経だなあと感嘆せざるを得ない。
羽村仁成、ジェシー、古川琴音ら若手キャストの奮闘も目を見張るものがあるが、長谷川博己、野村萬斎、豊川悦司らの匂い立つような存在感と大きなアクセントを加えたことも言及しておく。
綾瀬はるかの見事なリボルバー捌き
傑作になったかもしれない、色々もったいない映画
設定とキャストだけ聴くとめちゃくちゃ面白そうだしかなり期待して行ったのですが、アクション的に尻すぼみ感は否めない映画でした。
途中までは本当に面白かった。大正ロマンのモガファッションに身を包んだ麗しき女スパイ兼アサシンの綾瀬はるか、参謀の長谷川博己、魅力的な悪役(清水尋也くんとジェシーくん板尾さんハマってた)、野村萬斎とか阿部サダヲなど豪華すぎる脇役、可愛くてカッコいい女子チーム(シシド・カフカちゃんと古川琴音ちゃん)、序盤の容赦ない射殺シーン、玉の井のインテリア、走る列車内のアクションとか、百合が経営するカフェの戦闘シーンで『東京節』がかかってそれがBGMになったまま銃撃戦がはじまるところ、本当に良かった。
ただ、クライマックスに向かって百合がより大勢の敵と戦わなきゃならなくなるにつれてどんどんアクションの説得力が落ちていく感じ。海軍省前の戦い、霧の中の戦闘ではなんとか誤魔化せてたのにガスが晴れてきたら敵の数少なすぎて「え、ショボくね?」という気持ちに。あと、最後ちょっと説教臭いのもなんだかな…
最後まで怒涛のクオリティで走りきってくれたらすごく好きな傑作になったかもしれないと思うともったいなかったな。
綾瀬はるかさん
未亡人リリー。死装束か晴れ着か
綾瀬はるかが、戦時中内務省が台湾で要請した女性諜報員、小曽根百合役。
その部隊の上司と結婚し子供を授かっていたが銃撃襲撃されて子を亡くしていた。
夫も亡くしたと思っていたが、実は夫はスパイとしてではなく、足を洗い経済的に裏から日本を豊かにしようと影の人間になって、名前を変えていた。
細見欣也と。
その息子、細見慎太は、細身家が陸軍に襲撃され、家族を亡くし命からがら逃げてきた。
欽也が陸軍のお金を武器転売で増やして横領した隠し口座を巡り、陸軍は細見慎太を血眼で探し回っている。
新聞で犯人とともに一家自決と報じられた記事を見て、かつて台湾で会った国松が一家を襲い自決するはずがない、と細身家を偵察に行った小曽根百合は、偶然列車で居合わせた細見慎太をかばい陸軍を一掃する。
それでもどこまでもつけてくる陸軍は百合の隠れ家にまで。
かつて百合の子供を撃った男も実は陸軍だったと判明。
覚醒剤で捕まるのも納得の、病的に青白く細い清水尋也が、百合の因縁の相手で、百合が唯一撃つのを躊躇うほど心が乱れる相手。
慎太は隠し口座の暗証番号を持っているため狙われているのだが、その番号は慎太の亡き母の骨壷を寺に取りに行くと中に隠されていた。
寺で身元を求められ、慎太が出した家族写真を見て、驚く百合。慎太の父親、亡き夫やないかい!
10年前未亡人になったと思っていたのに、夫は生き延びるどころか別の家庭を築き、そこで妻を亡くし息子も10代半ば。
しかもその息子を自分に託すとは。
百合がなぜ私なのと言う疑問に、託せるのが百合だけだからだと、百合のアジトの相談役、元海軍で弁護士の岩見は言うが、長谷川博己演じる岩見は百合のことを実は好きで大切に守りたいと奔走する。
岩見は海軍の山本五十六に2人の保護を申し入れる。
細見の隠し金は海軍と陸軍と内務省の奪い合い。
隠し金は上海の口座にあり、10日以内に引き出さなければ銀行のものになるためそれぞれ躍起になっている。
そのために何度も陸軍がザカザカきてバンバン百合に撃たれる。
なんとか、海軍の門に慎太を送り届けた百合。
元夫は殺し合いでも綺麗な服を着ろとテイラーで服を仕立てていて、素敵な白い生地でできあがりたての服がみるみる元夫の残した未来ある子供を守るために流す血で紅く染まっていく。
最後、岩見と百合は列車に乗り、人生共にするのか?と思うも最後の刺客に現れたのは細見自身。
知りすぎている百合は、最後、最愛の元夫に殺されるのか?どうせなら、元夫と仕立てた服を着ている時にして欲しいな。
百合だけが血を流す
銃声は重い。空気も張り詰めている。
だが物語はどこか彼女を守りすぎていて、どんな困難も致命傷にはならない。
腐敗した陸軍は確かに傷つき、潰れていく。
それでも国家規模の事件のはずなのに、最後まで本当に傷つくのは百合だけだ。
脇役たちはどこか安全圏にいる。
血まみれで歩くラストの姿は格好良さよりも、むしろ滑稽さが先に立った。
強く美しいヒロイン像は完成しているのに、心の奥までは震えなかった。
もったいないお化け
綾瀬はるかのアクション、豪華絢爛のファッション、玉ノ井の色街の再現、名優怪優揃いの配役など、見どころたくさん。
なのに、この映画の最大の見せ場であるガンアクションが笑ってしまうくらい稚拙。玉ノ井で、帝国陸軍による包囲攻防戦が、盾もなく狙撃士をいくつか配置することもなく、むざむざと犬死に(綾瀬はるかに急所は外されてるから死なないが)というひどい展開。
その後、手傷を負った長谷川博己の法律事務所に皆で避難するが、帝国陸軍とあるものその場所くらい調べているだろうに。そこまで旧軍の情報軽視はひどかったのか?
日比谷の海軍省前の攻防も、一斉射撃が当たらないなどファンタジーでもあり得ない展開で、しらけてしまう。
たった一人で軍隊を敵に回す、ならランボーとかでも地形や罠や撹乱を利用するなど、プロフェッショナルさが出るが、ここで綾瀬はるかは伝説の殺し屋、スパイのはずなのに、単身で知恵なく戦おうとして、シシド・カフカと古川琴音に後から助太刀されたり(古川琴音、途中まで実は敵方のスパイだという展開なのだとばっかり思っていた・・・)
ストーリーも展開もアクションも、底が浅い、浅すぎる。もったいない。
映画館でみるべきだったかも。
映画館の大画面&閉鎖空間で見れば、セットや衣装の美しさが創り出す世界に、埋没出来たかも。
主演の綾瀬はるかさん、シシドカフカさん、安倍サダヲさんと、ここにキャスト全員のお名前を列挙したいくらい、大好きな俳優陣。
ただ、原作を読んでいないからなのか、時代背景も、設定も「?????」で、最初は何を見せられているの?って感じで意味不明。
打たれても、刺されても、平気で動き続ける演出も???
何十丁とならんだ銃が、一斉に火を吹いても、当たらない当たらない・・・。訓練された兵隊が打っているのに、一発も当たらない・・・。
小説や、漫画なら納得できる範囲なのかも知れないけど、実写にすると、違和感ありまくり。
大好きな俳優陣と、綾瀬さんの美しさに敬意を評して、星3つ。それがなければ、1.5(泣)
テンポが悪かった
続編希望! としか言えねぇ!
レンジが出てくりゃマコも出る
70-80年代の時代劇や刑事アクションものにはこのご夫婦(ほんとの夫婦ですよ!)よく出てきています。今回も「期待した通りに」緑魔子さま(謎の老婆)が登場!
でも、公式には何も書かれていないからね。いろんな情報から魔子さまと認定しての書き込みはご容赦。でもこれ、大女優に失礼ではないかい?
反面、芝居ができていないのが、敵役の清水ジンヤとジェシー 優作が生きていたら新宿でボッコだぞ?
二人のアクションはまあまあいいだろうけれど、アップの演技はまだまだや。敵役としては盛り上がらんわ。
演技として(むろんアクションも含めて)及第点はむろん主役のはるかたん。&シシド・カフカ、おまけは古川琴音ちゃん
この3人でもう一回続編取ってくれい!
ヒロキ、トヨエツ、サダヲは安定演技で申し分なし。リョウヘイはなんで出てきた?イツヂはまあこんなもんだろ。一番の敵役がぴったりだ。あ、ジロウね、この人はいつもの気持ち悪さなんで及第点
子役の少年 役どころがああなんでああいう演技だろうね 外国に行くとして背広が大きいのが気になったぞ
成長を見越して仕立てた(もしかして萬斎のお店?それにしては雑なつくりだぞ)のかね?
体に合ってないのが映画上必要だったのかどうかだな
で、撮影上なのか演出上なのか、銃を撃つけどぐわッと人に当たるところがアップにしていないシーンが多い。
残虐性を押さえた編集なのか?引きの画では迫力が薄いんだけどなぁ
スクリーンプレイは脚本と訳されるけれど、引きの画は興奮度を下げさせてしまう。はるかたんはスタント使ったのかね?(すべて生身の演技とは見えなかったけれどもな。あ、けなしているわけではないよ)
結論。続編期待。もっと派手に撮れよな。せっかくの綾瀬はるかの名演技を、監督や脚本がふにゅっとさせているぞ
画で説明するシーンがほとんどなし だからわかりにくい映画になってしまっている だめだよ、ほんと
2点の評価だけど、はるかたん、シシド姉さんの迫力に免じて3点ヨ 以上!
衣装がすっごく素敵でした~
まあ、上出来かなと。あの長く、かつ濃密な小説を忠実に映画化するのは...
奈加(シシド・カフカ)と南始(清水尋也)は☆5.0満点
折角の綾瀬はるかが勿体ない
元敏腕スパイが、ある少年と出会ったことで、陸軍から追われる身になる・・・というお話。
映画館に見に行こうと思っていたんですが、チャンスを逸してしまっていました。
色々とツッコミどころがあるのは一旦横に置きますが、この作品、こう言っては大変申し訳ないんだけど、行定勲監督じゃ無かったら、もっと面白かったんじゃ無いかな。やっぱり、行定勲監督って、恋愛作品の監督だと思うんですよね。そう言う人が、アクションを撮ると、こうなっちゃうのかと。物語のリズムが恋愛作品のリズムなんですよね。アクション作品の間じゃ無いんですよ。だから、なんか作品が間延びしちゃったんじゃないかな。ホント、そこが残念。
綾瀬はるかも気の毒。一生懸命アクションを演じているんだけど、作品全体のリズムが間延びしちゃっているんで、なんかアクションにキレが無いように見えてしまう。
その他、色々とツッコミどころは満載なんですよね。敢えていちいち示しませんが、そう言うリアリティに欠けるところも、この作品が嘘くさく感じてしまった一因ですね。
誰か、綾瀬はるかさんに良い作品を!
痛快!
全383件中、1~20件目を表示










