DEATH DAYSのレビュー・感想・評価
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森田剛さんの話し方、声がステキ
死ぬことと生きることについて、ひたすらじっくり考えさせられる本編約48分。
huluでは、同時上映の『生まれゆく日々』とセットで合計98分となっている。
誰もが死ぬ日が決まっている世界で使用しているカレンダーが、どのようなものなのか、価値観や常識、社会のルール等もどのようなものなのか、その架空の世界の詳細は不明だが、誰もが毎年、その日を生き延びることができるか不安を抱えながら過ごすという新鮮さと不思議さがある。
ラストはビックリ意外な展開。
視聴後、お蕎麦を味わって食べたくなる。
BGMや歌「♪しんでなぁい~、しんでなぁい~...」もオリジナリティが溢れていて、全体的に独特で芸術的な作品であった。
YouTubeのみ鑑賞でしたが良かった。
V6解散後にどんな活動をするのか注目していた森田剛さん。
YouTubeで配信する映画とはなんて斬新な事を(; ゚ ロ゚)
自らが死ぬ日にちがわかっている世界の1人の男の話。
12月31日に亡くなると分かりながら何年なのかはわからないという設定。
兄弟や友達、恋人の死を目の当たりにしながら自ら死を選ぶことは出来ない。
悲しみと寂しさ、切なさを台詞なく表現する。
しかし、最後の場面展開にほっとする。
生きてる。
その事に感謝しかない。
そう思わせる映画でした。
所詮、人生は神様の手の中。とは言え誰もが美しくも激しく苦しみ生きている
〜死ぬ日が決まってる。
その日は【DEATH DAYS〜デスデイズ】と呼ばれる。
ただ、どの年なのかは わからない。
毎年やってくる死ぬかもしれない日。
【俺(森田剛)】のデスデイズは12月31日〜
最期の日“かもしれない”日を
誰と迎えたいか、どんな最期を迎えたいか。
愛する誰かの最期の日“かもしれない”時
自分はどうしたいか。
生きる事を辞めたくなって、
自分で人生を選択した気になってても、
実のトコロは結局、
人間の生死は神様だけが決めれるんだよなって。
改めて理解できた作品。
生きているのもミラクル(奇跡)だけど
死ぬのもミラクル(奇跡)
ある意味、生死や人生をシニカルに捉えて、
アバンギャルドに表現しているのが、
スクリーンを通すと、更に儚く美しく鋭利に届く
長久允 監督作品は初見でしたが、
独特の根の張った強さを感じさせる美しい作品でした👍👍
【俺】を取り巻く
前原滉 さん
佐藤緋美 さん
まもる。(もも) さん
せめる。(もも) さん
石橋静河 さん
友人、恋人それぞれの関わりも感慨深かった。
ストーリーも森田剛も最高!アート映画
「そうして私たちはプールに金魚を、」でサンダンス映画祭でグランプリを受賞した、長久允監督が「ヒメアノ~ル」などで演技力が話題の森田剛を主演に制作した短編映画。
誕生日のように「死ぬ日」が決まっている設定のストーリー。ただし、いつ死ぬのかは不明なので、毎年「今日死ぬかも知れない」と思いながらその一日を過ごすことになります。
タイトルから想像する怖い映画ではなく、「死」と「生」がテーマの日常の話です。シリアスでありながら始終コメディ要素が散りばめており、各エピソードや台詞でふふっと笑ってしまいました。
森田剛さんは普通としての存在感がよく、アップの表情も心を掴まれる演技でした。
石橋静河さんは映画的というか、作品のミューズ的存在でとっても素敵でした。
大体が室内で撮影されていますが、画が凝っているので、私的には映画館でじっくり堪能して欲しいです。
ウォン・カーウァイや岩井俊二監督などアーティスティックな作品が好きな方には刺さると思います。
“エモい”だけでは語り尽くせない作品。
mement mori
もともと3部に分けて作られたYouTube用の映像を編集した物。そちらは未鑑賞、映画版で初めて見た。
死ぬ日は決まっているけど何年かがわからない世界の話。いつも死を意識して生きる事によって生の輝きを知る、、、mement mori キリスト教以前のオリジナル世界観がテーマかな。長久氏らしい会話の応酬と間やモノローグの対比で死への恐怖は加速する。宗教に緩い八百万の神の国、日本だと来世に望みを託すより今を充実させようと自然と心は動くと思う。
短編を編集した感じはしなかった。たぶん最終的に一本化する事を想定して作っていたと思う。予算的な問題がある中、4日間でよく撮ったなという分量の様々なアングル、しかし一つのセットを使い回す美術は流石に辛かった。舞台的、演劇的に見せる選択肢もあったとおもうが、、それだとアングルは少し制限せざるを得ないかな。まあ、もう少しお金かけて作るべき映画だと思う。
あとナレーションのテンポも影響して、メイキングが本編より長いんじゃね疑惑。長すぎて辛い。
森田剛は良い役者さん
とっても面白いストーリーなんです。設定面白い。ですが・・・低予算でしょうから仕方ないのでしょうが、舞台を映画で見ている感じでした。映画的な映像の醍醐味を感じられませんでした。よく言えば、少ない時間と予算の中でとても工夫されたのでしょうが(併映のメイキングを見るとそう感じます)。ただ、長編で見たいと強く思いました。お話かなり膨らみそうだし、描ききれていないところが多いと感じましたしね。そんなに単純な思考じゃないよなぁって思うところも多く。
ただ、森田さんの演技は安定ですね。見ている方も落ち着いて見られます。年齢幅があるあたりは少々厳しかったですが(笑)石橋さんとの場面は良かったなぁ。石橋さんも安定のクオリティですね。
ほんと、この長編、作ってもらえないかなぁ?
だてに宮沢りえが奥さんではない
森田剛の凄いところは宮沢りえと結婚したことだ。何が凄いかという具体的なことは、考えられる限りのあらゆる語弊があるので触れないが、とにかく凄い。
そんなことはともかく、本作品の、生まれたときから何月何日に死ぬことがわかっている、ただし何年に死ぬかはわからないという設定は、人生の不安定の極致である。しかし逆に考えれば、その月日を過ぎたら一年間は死なないことが決まっている訳だから、この上ない安定とも言える。
我々は明日死ぬかもしれないことを心の片隅で意識しつつも、今日と同じ明日が来ることを前提に生きている。人も企業も共同体もみな同じだ。明日巨大地震が来たり、外国から核弾頭付きのICBMが飛んできたりすると考えたら、生活は営めないし、企業活動もできないし、行政サービスもできなくなる。想定外のことが勃発したら、そのときに考えて対応すればいい。
実際にコロナ禍は人類にとって想定外の出来事だった。沢山の人が死んだり企業が倒産したりしたが、生き残った人々や企業はそれなりに営んでいる。人類はそうやって事態に対応し、変化に適応して生きてきた。
明日のことを心配しないのが原則なのだ。強盗が侵入するかもしれないと違法に銃器を所持したり、外国が攻めてくるかもしれないと軍備を保持したりするのは愚の骨頂である。防犯や防災は必要だが、他人や他国を傷つける武器や兵器の所持は不必要だ。時間とお金の無駄でもある。
聖書には「だから、明日のことを思い煩うな。明日のことは、明日自身が思い煩うであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である」と書かれてある(「マタイによる福音書」第6章)。
ロシアがウクライナに侵略戦争を仕掛けた。先進国の今後の対応によっては第三次世界大戦がはじまるかもしれない。しかし、だから日本も核兵器を持つのだという考えは間違っている。専守防衛の平和憲法がある。他国の人々を殺すことは、もうしないのだ。
明日のことは明日考えればいい。今日は花見にでも行こう。そんなふうに前向きになれる作品だった。さすが森田剛だ。だてに宮沢りえが奥さんではない。
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