劇場公開日 2022年7月8日

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「差別は無くなったのかな?」破戒 だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5差別は無くなったのかな?

2022年7月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

幸せ

原作もこれ以前の映画もドラマもは知りません。
100年以上前の物語。
今の世は差別は無くなったのかな?

間宮祥太朗は好きなので観ようと思いながら、昭和(正確には明治)の映画もというイメージでした。観るか迷っていましたが、とても高評価なのでやっぱり見てみることに。とても良かったです。

迷っている方がいれば是非オススメです。

千葉県唯一の公開で1日1回の公開ということで、劇場は1/4くらいは埋まっています。
最近では珍しい。アニメ映画やアニメ原作以外で埋まってるのは良いことですね。
ただ、なんでこんなに公開している劇場が少ないのか、、、「カメラを、、」の方が多いなんて。

やはり観客は大人中心なので、さらに不安に。見始めると、もちろん明治の終わりの話なので、時代劇と近代劇の間くらいですが、演出や演者がとても良く、古さは感じません。説明しにくいですが、とても見やすかった。
また、後半の名シーンはかなり良く、涙です。

私は40代半ば
「部落」という言葉は知っていますが、「集落」という意味で、差別的なイメージはありません。
「穢多」という言葉に至っては聞いたことも無く、オープニングで、穢多は病気の名前なのか、身分の名前なのかも分からない状態でした。
とても勉強になり、こんな酷い差別が日本にもあったのだと衝撃です。

よくネットで、「部落出身の芸能人」とか見かけますが、意味がようやく分かりました。

100年後の現在は、この頃に比べると日本は良くなったと思います。が、「在日朝鮮人」「性的マイノリティ」などの差別はまだありますね。

「差別は簡単には無くならない」と、まさにそうかもしれません。「差別はしない」と思っていること自体が差別だったりするので。
それでも、部落とか穢多とかの差別は無くなりつつあると信じたいです。
少なくても、劇中のように「差別はさらてもしかたがない」という世の中ではなくなったので、進歩していると思います。

だるまん
だるまんさんのコメント
2022年8月4日

コメントありがとうございます。
設定は明治の後期だったと思いますが、古臭さはなくとても見やすかったですね。
公開劇場が少ないですが、良作です。

だるまん
2022年8月4日

こんにちは😃
だるまん様
レディースデイに
観に行きました。
古い時代にあった
差別や、偏見のなか
それを、カミングアウトして、強く生き抜く、男性の強い決意が表現力が、ありました。静かな池の水面から、広がる波紋!、最後の鏡は
自分自身を映し出してる姿に見えました。原作は、私もまだ、読んでおらず
古い作品も、まだ、
観てないのです。
また、どうぞよろしくお願いします!☺️

美紅