「泣ける。主題歌とのリンクも良い。」今夜、世界からこの恋が消えても みずきさんの映画レビュー(感想・評価)
泣ける。主題歌とのリンクも良い。
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ネタバレありです。
切なくて、美しい映画。誰かのために自分を捧げるって苦しいけど、良いなと思いました。
特に花火のシーンと、泉が付箋を見つけるシーンは本当に切なかったです。
花火のシーン。2人の言葉に表せないくらい幸せな気持ちと、真織の忘れたくないって気持ちが、握った手から伝わってきました。この美しいシーンが見れただけでもお金払って大画面でみる価値があったと思いました。
泉が付箋を見つけるシーン。花火の日に書いたであろう付箋が、日記から透を消すことを必死に止めようとしてて...ってそんな悲しいことある?真織を守るために真織を裏切らなきゃいけない泉の辛さが伝わってすごく苦しかったです。あと、言わずもがなだけど泉役の古川さんの演技がすごすぎ...
映画で感動したのはもちろんですが、家に帰って考察読みながら主題歌を聴いて映画とのリンクに泣きました。
サビは透視点で描かれていて、一つでいいから君に何か残したいって思いが描かれている。曲後半で『一つでいい』→『少しでいい』に変わってて、本当は一つでいいわけないっていう気持ち表してる。『散らぬ牡丹』『夜の日差し』は花火を表してる。
この3つの説で映画と主題歌が結びついた気がしました。
映画だと、『忘れてほしくない』っていう透の人間らしい気持ちはペンギンキーホルダー事件で封印してて、『真織の楽しい明日のために全てを捧げる』っていう強い意志がフォーカスされてましたが、主題歌からは透の人間らしい気持ちが見れた気がして、主題歌も含めての素晴らしい演出だな〜と思いました。
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