バーニング・ダウン 爆発都市のレビュー・感想・評価
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スケールの大きなアクション映画です
感想として、
①とてもスケールの大きなアクション映画です。
②冒頭の出来事をその直後に全否定する作品は珍しいですね。
③主人公が公務で負傷した後に闇落ちした動機の描写が弱いです。
④テロ組織による核兵器持ち込みが分かった段階での当局の対応は
あれでよかったんですかね?被害甚大でっせ。
⑤主人公と元カノの親密度が今一つわからなかった
(まあ、エッチ場面入れると中国の検閲が通らないでしょうし)
来世での再開を願いつつ、○○する主人公とそれを見守る元カノの描写は、
観客を泣かせにきてるとわかっているけど、ウルウルします。
もう少し脚本を工夫すれば最高の作品になったはずで惜しいと
思いました。
あと、邦画でこのスケールの作品見たいけど無理だろうな、と諦めの境地です。
(調べてみると本作品の中国本土の興行収入が230億円(2020年)とのこと。
市場規模が違いすぎる・・・)
壮大なマッチポンプ
現場に復帰できないくらいで、テロリストに転向してしまうという設定はちょっと無理があるかなぁ。身内が政治家の犠牲になったくらいの動機は欲しかった。
街中の爆破シーンは、CGが少なく迫力満点。ホテルの爆破から逃走するフォンと追っかける警察とのチェイスは、カンフーベースの肉弾戦、ビルの外階段、屋上での派手なアクションはthat’s 香港映画で、興奮する。
クライマックスの列車爆破シーンは、うまくできているんだけど、CG感はどうしても出てしまう。スマホで見る分にはちょうどいいんだけど、劇場のスクリーンだとちょっと物足りない。
かなり強引かつ大胆なストーリーを分厚いドラマに昇華した『スカイスクレイパー』ミーツ『トータル・リコール』
前作を観てないので比較が出来ないのが残念ですが、ポスタービジュアルで勝手にシンプルな展開を想像していたのでよくもまあこんな展開を思いついたなと気が遠くなるような強引かつ大胆なストーリーにビックリ。冒頭で壮絶な大惨事を見せることで観客にその後の展開を何となく匂わせますが、途中でそれを何の前振りもなくシレッと裏切る。そこで一瞬置いてけぼりを食らうのでこちらもグッとドラマに引き込まれてそこで終わるのかよ!?というノワールな終幕に涙が溢れました。
観客がまばらだったのが本当にもったいないソウルフルでロマンティックな傑作。『スカイスクレイパー』に『トータル・リコール』を足すなんて常人のセンスじゃないです。韓流映画のクオリティに押され気味な印象を勝手に持っていましたが香港映画は全然負けていません。エンドロールにかぶさる主題歌も最高に美しいです。
この面白さ、今週は本命以上。
今年107本目(合計381本目/今月(2022年4月度)17本目)。
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※ 「名探偵コナン」と「THE SIX タイタニック号 中国人生存者」にはレビューの需要がないと思うので(特に後者は、タイタニック号事件が4月15日に起きたことによる1日限定上映です。このご時世なので「中国の上海からこんにちは。ご存じの通り、当局が封鎖しているので日本に行くことができません。本映画を通して、日本・韓国の方や、アジア等の中国華僑の方が、「タイタニック号事件」で中国がどのような扱いを受けたのか、知って欲しい」という趣旨の映画でした。評価としては★4.5はあると思います)飛ばします。
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…ということで、こちらの作品。どうもシネマート系列だけかなと思っていたのですが、案外そうでもないようです。とはいえ、香港映画とはいってもアクションものがバリバリに出てくる韓国映画とそん色ないほどどんどん出るので、「やっぱり日本は勝てないよなあ…」という感じにはなっちゃいます。まぁ日本が「全てのジャンルで」勝てる必要はないし、日本は恋愛系映画など特異な分野もありますから、そこも国(台湾・香港も便宜上の国扱い)どうしで切磋琢磨してもらえれば…というところです。
映画の趣旨としては多くの方がもう書かれていますし、最初の10分くらいで「あーこの人犯人かなぁ?」というのがわかったり、「いやまて、そうだとするとすぐ終わるだろうから多分裏が用意されているんだな」という推測からどんどん絞っていくことができます。最後はもう、かなり早い段階で「答え合わせ」をさせてくれるので、その「答え合わせ」通りのアクションかどうかを見るという見方になってくるのでは…というところです。
一部、突如数学的な話をしてくる(犯人が仕掛けたカギを総当たりでやるとき、何通りあるか、という話)ところなど、やや???という点もないわけではないですが、高校1年の理系文系共通の話ですし、しかもこの「総当たりでやると何通りある?」という話は実は大きなファクターを持っていたりします(完全にランダムな時に限って、「実際・実質的な」組み合わせは数学上の上限までに達します)。
なので、ここは実は外せないんですよね…(映画を見ていただくとわかるかと思います)。
爆発をしかけようとする犯人とそれを阻止しようとする警察という対立が顕著になる後半は、もう誰が犯人だの何だのというところは全部オープンなので、見る場所が一つになります。こういう「わかりやすい映画」もどうなのかという意見もあるとは思いますが、「みて楽しむ」という観点では悪くはないかな、という感じです。
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(減点0.1) 香港が舞台という事情もあり、一部に字幕抜けがあります。ただそれは大きな問題ではありません。本当にないと困るものは、原則字幕があります。裏を返せば字幕がないというのは、日本語からでの推測でもOKですよという扱いです。
ただ、「行政」の語が原作(香港の現地語?)でも無定義に使われているように見られたのは残念でした。「行政」という語には明確な定義が存在しにくいからです。
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期待を超える面白さ
ほとんど期待していなかったが、迫る時限爆弾の緊張感があり、かなり面白かったです。最大級の爆破ありでかなりの迫力がありました。
アンビュランスより間違いなく面白いです。
ヒロインが綺麗で、姿勢までも美しいです。
眠気も吹っ飛んだ~!
すごく疲れていたので寝落ちしたらどうしようと思ってましたが、杞憂に終わりました!寝させてくれない!誰も寝てはならぬ!バンバンバンバン、すごかったです。記憶とか思い出とか時系列ずらしで何を誰を信用したらいいのだ?と考えながら見ることができたのが良かったです。仕事のバディ、公私ともにのパートナー、そして幼友達。全部をクリアには説明しない脚本も良かったのだと思います。
記憶も足も天職も恋人も仲間も失うアンディ。怒りには正しい怒りがある一方で、邪悪な怒りというのもある。邪悪な怒りに支配されてはならないのだ!
スタント・ダブルの使い過ぎと香港映画お決まりの最後のデュエットは残念でした。でも「追龍」でホウの仲間の兄弟のうち弟役の人が出ていて久し振り!と嬉しかったです。
無理解な上司を持つと苦労する
実は2017年の『SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班』の続編としてナンバリングされているも、監督と主要キャストが同じなだけで設定は全く別。といっても、アンディ・ラウ扮する爆弾処理専門の警官が主人公という点は踏襲しているが。
こちらではそのアンディが、職務執行中に爆発に巻き込まれ左足を失う。義足を付けた主人公ドウェイン・ジョンソンが活躍する『スカイスクレイパー』では、義足が時として枷となったり、またはアイテムとして活用するなどのアクションがポイントだったが、こちらでは義足自体がアクションに活きる描写こそ無いものの、障碍者となった事で、ストーリーが思わぬ展開へと進んでいく。ただ、謎に満ちたストーリーへの求心力はあるものの、中盤から色々と“ひねり”を利かせすぎたせいか、後半でこんがらがってしまうのが辛いとこ。
それでも爆破テロリストとの闘いがベースとなるだけに、VFXによる爆破シーンが前作同様とにかく凄まじく、“爆破大好きおじさん”ことマイケル・ベイが観たら嫉妬しそうなレベル。これまでの香港・中国映画のCG技術はあまり高くなかったけど(それでも邦画より数倍マシだが)、本作は頑張っている方だと思う。
「自分で蒔いた種は自分で刈り取る」という諺を具現化したクライマックスとなるのは当然ながらも、ここでもヒロイックな演出を忘れないのも中華圏映画ならでは。まぁ「無理解な上司を持つと苦労する」のは世界共通という事で。
あと、『インセプション』、『テネット』、『バットマン ビギンズ』っぽいシーンがやたら散見するが、監督はノーランのフォロワーなのか?
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