劇場公開日 2022年4月15日

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「これはちょっと・・・」バーニング・ダウン 爆発都市 zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5これはちょっと・・・

2023年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

香港映画そのものじゃんといえばその通りでしたが、いろいろとツメが甘すぎて予想以上にすごい仕上がりでした。
実は、このポスターしか認知がない状態で鑑賞。そういえば、予告ティーザーとか一切観てないなかった。
爆弾処理班のエース、アンディ・ラウが優しさというツメの甘さで爆発処理を仕損じて左足を失いますが、楽天的な性格なのか周りの心配を余所に陽気にリハビリに取り組み義足でも健常時と変わらないほどの体力を取り戻しますが・・・という感じで話が進んでいきますが、シーン、シーンでぶった切り、その背景を後から追っていく組み立てで行きますので素直に観て訳が分からないよ~~~、が断片的にガンガンとつながっていきます。その設定が常に「後付」「ご都合主義」の印象しか与えず、映画として何でもありの卑怯じゃね?と思いました。
あと、ツメの甘さというか、設定をもうちょっとなんとかしてよ、と
・冒頭のCGからして中華特有の玩具っぽさ全開で笑いを誘う。掴みはOK!
・で、CGはアニメとCGの間くらいなんで分かりやすい。
・万能過ぎる耐爆弾スーツw
・雑すぎる爆弾処理
・音響処理の甘さ。いきなり爆音で引き込むのは全然いいのだが、最初がすごすぎて肝心なクライマックスで迫力を欠いちゃってました。音、耳慣れするんだよねえ・・・。
・前にも書いたけど、ご都合主義のシナリオの連続だろと思わせる組み立て。
・ということで、いつの間にか核爆弾(笑)
・クライマックスですが緊迫感に乏しいし、少なくとも「計算は」して欲しい。
・人権という価値観のギャップに困惑。これは日中の差なんだろうなあ。一般人満載の中でナチュラルに銃撃戦って・・・

その辺まで様式美として楽しめるなら全然OKです。

zem_movie_review