「主人公の行動がクズすぎて何一つ共感できない」バーニング・ダウン 爆発都市 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公の行動がクズすぎて何一つ共感できない
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冒頭の爆発シーンは見るからにCGなのだが、それなりの迫力。でも、それを防いだ者のお話って導入だから、結局嘘のシーンってことじゃん!なんだそれ!
爆弾処理班のフォンは、事故で左足を失い元の仕事に復帰できず異動させられることを不満に感じ自暴自棄になっていくってことなんだが、その過程がひどい。そして、爆弾テロ事件が発生した際に現場にフォンがいて、事件に関わりがあると疑われるがフォンが記憶喪失になっていたという話。
ここから、実はフォンが事件に関わっていたわけではなく、捜査をしていたって流れかと思っていた。ところがどう考えても事件に関わっているとしか思えない。どうやって覆していくんだろうと思っていたが、まさか本当にテロリストだったなんて!
中国や香港の映画って、2とうたいながら続編ではない映画を平気で作ってくる。本作も実はそうだった(前作は観ていないけど)。で、調べたら前作が潜入捜査の話だったからそこに絡めた流れにしたんだろうな。しかもそれがミスリード!すごい作りだ。
現場復帰を認めない上層部に反発し警察を辞めて自暴自棄になった男が幼なじみと再会しテロリストになったが、自分が設置した爆弾の爆発に巻き込まれたため記憶喪失になり、良心を取り戻した後、自分が計画した爆弾テロを命を投げ出して阻止する。なんじゃそりゃ!?自業自得でしかない。しかも大勢の人が亡くなってるし、核爆発で汚染された水が住宅街に大量に流れてしまうし。まったく救われない。警察に囲まれながらも逃げようとする姿は、なかなか面白かっただけに残念だ。
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