ばちらぬんのレビュー・感想・評価
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忘れない=ばちらぬん
沖縄県与那国島出身の東盛あいかが初監督・初主演を務め、日本最西端・与那国島の日常や祭事を記録したドキュメンタリー。
以前、石垣島に行った事が有り、次は是非行こうと思ってた与那国島。島の自然、断崖絶壁、花、果実、人々、島の儀式などを見せてもらい、動くフォトアルバムのような作品だった。与那国語というのがある事も知れたし、琉球の中でも辺境の地として歩んできた島の歴史や文化、言葉の大切さを忘れないようにと映像で残そうとした良い作品だった。
あの中学生のような制服の少女が監督とは・・・海に飛び込み浮いてきた時の顔が素敵だった。
コロナ禍が収まったら与那国旅行をもう一度計画しようと思った。
ドキュメンタリーではない
ところがフワフワしている。フィクション部分には象徴性や出会いの暗示を感じられた。
言葉がなくなっていくこと、その言葉でしか表せない何か貴重で心のこもったものが忘れ去られ、なくなっていく悲しさを感じた。
忘れられない、心に響く映画
冒頭の映像から、心を鷲掴みにされました。
島の人々、精霊?、動物、風景も切り取り方というのでしょうか、映像のとらえ方、映し出し方がとても粋に感じました。
自転車を倒してしまったシーンから、全く違う世界へ入り込んだような場面、クバ傘少年の息づかいが次のシーンへの期待感をさらに高めました。
どの場面も好きですが、夕日の中で果物をかじり合う場面が美しくて好きです。
ポストカードとかないのかな?
文学好きの友人は、想像力もおおいに巡らせながら楽しんでいたようでした。
沖縄や与那国島には、憧れのようなものだけが強かったのですが、この度、遥か昔からご先祖様達が慣習などを大切に守ってこられたからこそ、今の与那国島があるのだと改めて知ることができました。
沖縄映画としてはもちろん新境地だが、映画の新たな可能性を感じる。新...
沖縄映画としてはもちろん新境地だが、映画の新たな可能性を感じる。新感覚を味わった。大学の卒業制作でつくった映画が全国展開ってすごいな。沖縄に、与那国に新たに生まれた才能に拍手。この先楽しみな監督だな。
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