「2002→2022」仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
2002→2022
ギーツとリバイスのクロスオーバー作品、ギーツが現時点であまりハマらずでここまできてしまいましたが、龍騎たちが参戦するということでめっちゃ盛り上がりました。
まずクロスオーバーのやり方はとても良かったと思います。リバイスの世界線とギーツの世界線が入り混じる過程が自然ですし、そこでのキャラの対話も時間がかからず進むのでテンポも良かったです。
ここ数年のライダーの数は尋常じゃないくらい増えていて、基本同じ世代のライダーが5人くらいまとまって変身しますが、なんやかんやでカッコいいです。引きの絵で見ると龍騎勢はシンプルなんですが、リバイスの後ろがデケェなと思いました。今後の世代もどんどんデカくなってくんだろうなと思うと謎のワクワクがあります。
アクションもCG頼りではありますが、十分に迫力が備わっていました。前作の前田くんのガチ殴り合いみたいなものを期待していたんですが、そこは控えめで。ぜひ他作品でアクションが見たい俳優さんです。
ただ、ストーリーはそこまで面白いものではありませんでした。バトルロワイヤルと謳ってはいますが、そこまで命の賭け合いの緊張感はありませんし、龍騎勢が完全にちょい強な敵に成り下がっているのが残念でした。中の人たちの絡みがもっと見たかったですし、龍騎に至っては1分くらいしか出演してないのがこれまた残念です。客寄せパンダにするならもう少し出演時間を増やして欲しかった次第です。
リバイスの物語7割、ギーツの物語3割くらいのバランスなので、タイクーンはじめギーツ側のライダー達は基本的に影薄めでした。TVシリーズとの連動の撮影もあると思いますし、仕方ないとは思いますが、もう少し出番を…。
ここ数年のライダー映画はやはりインパクトに欠けるものが増えているように思えます。戦隊ヒーローが攻めに転じているので、ライダーも良くも悪くも攻めに転じて欲しいと一ファンとして思っています。
鑑賞日 12/29
鑑賞時間 15:50〜17:35
座席 C-2