ザ・ホエールのレビュー・感想・評価
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色んな意味でとても重い
ブレンダン・フレイザーといえば、ハムナプトラでイケメンぷりが印象に深くあります。そこから色々あり、この作品で大復活をしたのは本当に素晴らしい。(アカデミー賞主演男優賞のスピーチも素晴らしかった)
この映画、ほんと色んな意味で重いです。
体重はもちろん、内容が重すぎる。心理的にもつらく重いのです。
たった5日間をしかもどんよりと薄暗い家の中だけで描いた映画なのに、とても奥深い物語があらわになってきます。チャーリーを家族を裏切った理由、彼を亡くした理由、そして娘との関係。これだけを5日間で語り尽くした。とても素晴らしく悲しき物語しでした。
あとはこの映画なんといっても、チャーリーの272kgという体重の容姿とその窮屈な姿でしょう。醜いと言われつつ、どこか愛嬌もある。そして、一緒に付き添ったリズとの関係性がほんと良かったな。
とても心に残る映画でした。
セイディー・シンク
確かにアカデミー賞受賞の部門的には頷けるが…
本作は個人的にはあまり好みではなさそうだったので敬遠してきたが、第95 回アカデミー賞3部門ノミネートで主演男優賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞との高評価を受けたということで鑑賞。
高評価とは失礼ながら少々意外だなと思いつつもちょっと期待して観てみると、ファーストインプレッションとほぼ変わらず残念な印象。重いテーマを安共同住宅の一室内でほぼ会話のみで展開しているため、とにかく観ていて気が沈む。皆の闇がこの一室に吹き溜まる感じがして、観るにつれ苦しさ募る一方だ。
もちろんアカデミー賞受賞受賞の部門的には何となく頷けるものの、どこか釈然としない。
この陰鬱さがウリなのかも知れないが、いずれにしても映像や音楽等で、もう少し凝った創りにできなかったものだろうか。どうにも観ていて救われない。
何に焦点があたってるの、、?
鯨
エッセイ
宗教
ゲイ
肥満
ピザの配達員
死
窓目の鳥
10年ぶりくらいに会う娘
離婚以来に会う元嫁
まー色々バラバラすぎて、、、、、
退屈すぎた
正直、演技が下手すぎ、、、
間のとりかたとか目玉の動かし方とか演技初心者?ってかんじ。雑だし大袈裟すぎだし初心者の演技にありがちなオーバーな仕草だったり。
うまくいえないけどアフターサンのようなゆるい中でも芯のある表情、とかできないのかな。
扉から出ようとする人が呼びかけたら止まってくれたり、演技もありきたりだし
ムスメの顔に似合わず宗教のトーマスに対してばりばり無茶な下ネタぶっこむし、しかも全部「冗談よ」とか言って。。言動とか一見不良そうにみえるけど、大麻吸ったりレイプだのなんだのぶっこんでくるけど、見た目はちゃんと不良になりきれてないフツーの女の子。
不良役が似合わない。
不良にするんならもっとちゃらちゃらした悪そうな外見にしてあげてー
不明点↓
???という点
罪と罰とセルフネグレクト
どこかでドストエフスキーの「罪と罰」につながっているような気がしてならない。
自罰感情、セルフネグレクトと思しきいきさつにより主人公は
ひどく健康を害している。
許すも許さないも、救うも罰を与えるも、
犯した自らの間違いをどう解釈しなおすかにかかっている。
だがとうてい正当化することは出来ず、
他者を拒み、許されぬなら神もまた存在せず、事態は悪化の一途をたどる。
この、自らして許しがたき罪と、際限ないセルフネグレクトという罰。
近所のばあさんを殺め、あれやこれやと神経をすり減らせ、
思案にあけくれたラスコリーニコフをどこか連想させてならなかった。
そうしてもう後戻れない底なしの沼の中を死に向かって溺れ行く中、
主人公の一縷の希望となったのは娘であり、その娘がもたらした偽宗教家の顛末だった。
だからしてすでにセルフネグレクトの傾向がある娘へ、必死に肯定的な言葉を投げかけ立ち直らせようとするが、
これを最後まで身勝手、自己満足と取るのか、
出来る限り最大の優しさと取るのか、
とても複雑だと感じている。
苦悩のまま終わりを遂げる。
一部始終に付き合い、見せつけられる方も容易ではない。
ならどうすればよかったのか。
自罰感情から当人も周りも救うこと。
それは神などではなく、それでも互いが許し合うことの難しさを考えさせられた。
これも重い
今夜(2024/11/02)観ました。
ダーレン・アロノフスキー監督らしさを全面に感じさせる哀しい作品です。
極少数のキャストはいずれも精鋭で、このキャスト以外にはこの作品の大成は成し得なかったと思います。
主演のブレンダン・フレイザーの演技力は、細かな目配せを始め、絞り出す様な声の出し方、本当に苦しそうな息遣いや咳き込み方など、どこを観てもケチの付け所がありません。
娘のエリーを演じたセイディ・シンクは思春期反抗期丸出しの生意気な小娘を見事に演じ、本作の暗い雰囲気に、良くも悪くも明るさや色味を与えてくれています。
義理の娘のリズ、チャーリーの元妻のメアリー、宣教師のトーマス、ピザ屋さんのダンはちょい役でしたが、誰もが魅せ場があって、少しだけ長く感じましたが目が離せませんでした。
アロノフスキー監督らしい辛くて痛くて苦しくて悲しい映画ですが、惹きつける魅力を備えている作品で、スマホも弄らずに集中して観る事ができました。回想シーンに頼らない観せ方に脱帽しました。
重いコンセプトですが価値ある作品です。頭から尻尾まで没頭して観てください!
想像していたものと違った
傲慢
あの子は邪悪
人は誰かを救えない
A24、こうきたか。
救いはある。
キモすぎる
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