エッフェル塔 創造者の愛のレビュー・感想・評価
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『おお開拓者よ!』(キャザー)
エッフェル塔が既に完成をしていると知っているから、安心して見ていられた
まあいつの時代も何の分野でも先駆者には向かい風がつきものなんだなぁ
市議会等の似非政治屋が、確たる信念もなく先駆者達の足を引っ張るのは世界共通で笑えた
市民が不安から反対したのは少し分かるけど、芸術家気取りがしゃしゃり出て反対の狼煙を上げるのは政治屋以上に反吐が出る
それにしても、パソコンも精密な機械もない中、よくぞ孤軍奮闘したよね
緻密な計算も凄すぎるし、労働者を鼓舞する説得力・行動力にも魅了された
2024パリ五輪のトニー・エスタンゲ氏を彷彿とさせる
親の七光りでもなければ、金の力でもない叩き上げの人の底力を垣間見て、なんだか胸のすく思いがした
さすがフランス‼️
日本のように金まみれの胡散臭い大阪万博とはレベルが違うね
想像を絶する程のお金がかかる前代未聞の塔建築を支えたのは、実際には何だったのだろうか
恋愛部分は創作だということなので、真実が知りたくなった
今回、エッフェルが発案者の名前だったことを初めて知ったくらい無知なんだけどね
アドリエンヌを演じたのが始めはマーゴット・ロビーかと思ったが、エマ・マッキーだと後で分かってビックリ&納得
この映画にはエマの方が適役だしね
お2人が似た顔に見えるのは日本人だからでしょうか
外国人から見たら韓国人も日本人もほぼ同じ顔に見えるような感覚で
エッフェルを演じたロマン・デュリスは、おじさんなんだけど、プロフィール写真なんかより、劇中の彼が格好良く見えたのは自分だけかなあ……
サテツの塔
原題はただの“eiffel”なので、「エッフェル塔」ではなく、ギュスターヴ・エッフェルその人を指している。個人名を冠した塔というのもあまり類を見ない気がする。東京タワーを内藤タワーと言うようなものだから。ま、塔の最上階にエッフェルの私室があったらしいから、そういう意味では納得なのかもしれないが。
冒頭にただし書きがあるように、恋愛がらみの部分はどこまで事実なのか定かでないが、やはりフランス映画ならではの濃密なロマンティシズムが横溢している。塔の建設と同時進行で道ならぬ恋に突き進んでいくので、事業の成功譚にひりひりした感触を伴わざるを得ない。アドリエンヌを演じた女優の目力がすごい。
エッフェル塔の建設に反対運動があったのは知っていたが、ポンピドゥー・センターを建てる時も同様の論争が再燃したようで、何なら京都タワー建設の時も。いずれも古都ならではの必然とも言うべき葛藤だろう。
エッフェル塔のスケッチに“アドリエンヌ”の名前が書き足されるラストは見事。
愛が〜いちばぁん♪
エッフェルと言う名前からは「あんた、そこに愛はあるんか?」のCMをイメージしてしまうワタシだが、まさに愛が原動力になっていたのですね。
そして驚くべきは馬車が人々の移動手段(それも上流階級限定かな)の時代に空気を圧縮して漏水を防ぐとか鉄骨同士を組み合わせるための高さ調整の方法とか、人間の知恵とはなんとまあ素晴らしいことかと感嘆させられました。
そんな知恵を積み重ねてきたエッフェルのものづくりに向けての意欲を掻き立てるものが「愛」、素晴らしい!
そりゃもちろん二人の境遇を考えるとモラル的には褒められないのかもしれませんが、やってやろう!のモチベーションに繋がるのですから、やはり愛が一番なのですね。
お話が進むに連れ、なぜ若い二人が別れを迎えたのかの謎も解き明かされていきます。切ないなぁ。
絶対にやり遂げるとの強い意志で、きっと私財もなげうったのでしょうね、エッフェルがやっとの思い出完成させたエッフェル塔の落成式典に現れたアドリエンヌの黒いベールの意味するところは?エッフェルの視線の行き着くところを見つけた娘が父のエッフェルの手を握りながら耳元で囁いた「大丈夫」の意味は?
余韻の残るエンディング、壮大なラブロマンスに魅せられました。
大好きな映画のひとつになりました
ストーリーがシンプルで好きです。
シェルブールの雨傘やラ・ラ・ランドのような結末です。
フランス映画はあまり観たことがないですが
言葉の響きが柔らかくていいですね。
成就しない愛でも、
相手を想うからこそと思うと
とても感動してしまいました。
そして、結末には割り切れた爽やかさもあって安心しました。
エッフェルさんが熱い人で使命感や責任感も強くて
人柄がいいのも良かったです。
あのリーダーシップの強さは少し分けて欲しいです。
天性の熱さなのでしょうね。
ナイル殺人事件で一際強烈な存在感を出していた
エマ・マッキーさん
やはりただものではありませんでした。
大ファンになりました。
エッフェル塔の完成までのハラハラドキドキも
見どころでした。
縁あって良き作品に出会えて幸せです。
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