「愛が〜いちばぁん♪」エッフェル塔 創造者の愛 ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
愛が〜いちばぁん♪
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エッフェルと言う名前からは「あんた、そこに愛はあるんか?」のCMをイメージしてしまうワタシだが、まさに愛が原動力になっていたのですね。
そして驚くべきは馬車が人々の移動手段(それも上流階級限定かな)の時代に空気を圧縮して漏水を防ぐとか鉄骨同士を組み合わせるための高さ調整の方法とか、人間の知恵とはなんとまあ素晴らしいことかと感嘆させられました。
そんな知恵を積み重ねてきたエッフェルのものづくりに向けての意欲を掻き立てるものが「愛」、素晴らしい!
そりゃもちろん二人の境遇を考えるとモラル的には褒められないのかもしれませんが、やってやろう!のモチベーションに繋がるのですから、やはり愛が一番なのですね。
お話が進むに連れ、なぜ若い二人が別れを迎えたのかの謎も解き明かされていきます。切ないなぁ。
絶対にやり遂げるとの強い意志で、きっと私財もなげうったのでしょうね、エッフェルがやっとの思い出完成させたエッフェル塔の落成式典に現れたアドリエンヌの黒いベールの意味するところは?エッフェルの視線の行き着くところを見つけた娘が父のエッフェルの手を握りながら耳元で囁いた「大丈夫」の意味は?
余韻の残るエンディング、壮大なラブロマンスに魅せられました。
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