「ホワイトバードは、あこがれの自由の象徴」ホワイトバード はじまりのワンダー ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)
ホワイトバードは、あこがれの自由の象徴
第二次世界大戦中、ユダヤ人少女と、彼女を命がけでナチから守った一家の話だ。(ポスターやチラシのイメージと、映画の内容は全く違う)
記憶に残るシーンはいくつもあるが、ポリオで村と丘の上の学校以外に行ったことがない少年と、1年以上も全く外に出られず隠れ暮らしている少女が、納屋の中で、広い世界に思いをはせるシーンが、映画ならではの表現で、特に素晴らしかった。
森の狼、映画館の映写室、父親の忠告、スケッチブックなど、ちりばめられていたものが、後で効いてくる構成も素晴らしい。少年の、少し大人びた話し方も、印象的だった。
心に残る、とてもいい映画だった。
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