「ローランド・エメリッヒが遂に帰って来た‼️」ムーンフォール kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
ローランド・エメリッヒが遂に帰って来た‼️
Amazon Prime video配信オリジナル超大作。
エメリッヒ監督は、2010年代に入って「もうひとりのシェイクスピア」「ホワイトハウス・ダウン」と、彼らしくない面白い映画を連発して、ともすれば出来る監督と勘違いされそうだった。
最も勘違いしたのはご本人で、「ストーンウォール」でゲイの青年の成長譚に手を出す大失態を犯す。かのヒット作の続編で名誉挽回を図ったが、自滅。あろうことか戦記物に挑戦した「ミッドウェイ」で節操のなさを露呈している。
この迷走こそエメリッヒと言えるのかも知れないが、彼は遂に迷いを捨ててSFディザスターという故郷に帰って来た。
満を持して発表された本作は、潔いほどに意味がなく、見事なまでにつまらない、エメリッヒでなければ作ろうとさえしない映画じゃないかと、頭が下がる。
かのヒット作では、まだCG黎明期だったことからミニチュアを用いたVFXに見るべきものがあった。が、CGだらけの本作は、なんとも迫力のないディザスター場面に腹を抱えて笑うしかない。
月が地球に向かって墜ちてくる…この発想を物語にするには、その原因が必要になる。それはある意味大胆で独創的なアイデアだと言えるが、突飛であれば良いというものではない。
月が最接近して重力が逆転するところは本作で唯一の見せ場だったが、とにかくマンガも真っ青のトンデモ展開でどんどん緊張感が失せていく。クライマックスに向かって観客を突き放していく手法はエメリッヒの真骨頂だが、この点において、彼の手腕は恐ろしいほどに上達していた。
オスカー女優も仕事が選べないのか、ほぼ無名のキャスト陣にあって、看板にされたハル・ベリーが少し可哀想だった。
中国資本はこういう映画によく投資してくれるが、舞台を中国にするか、中国系のメインキャラクターを配していれば、口出しはしないのだろうか。
こんな超B級の内容で資金調達が出来る、あるいはオファーが来るのがエメリッヒのエメリッヒたる所以だ。
そして、中毒患者のようにその麻薬を求めて観賞する、自分も自分だ。
日本ではAmazonのお陰で配信オンリーの公開だが、それが平和のためには良かったと思う。
kazzさん
いつも、ありがとうございます。
この作品、アマゾンプライムで鑑賞しました。
レビューしてなくて(^^ゞ
私、最初 勘違いして
ジェシカ・アルバがでていると思いながら
観たら ハル・ベリーさんで(^^ゞ
でも、ハル・ベリーさんも好きなので良かったです。
物語の展開は
月の軌道がズレて 地球に落ちてくる?
その謎と軌道修正を
月の内部へと調査に向かう
二人の宇宙飛行士と宇宙に詳しい男性が
その 謎を突き止める話でしたね。
その前の、
宇宙船が襲われるシーンが怖かったですが
AIが怖い形となって現れることも
時代なのでしょうね。
なるほど、監督のファンなんですね(^^)/