「犯人はオズワルト!」ムーンフォール kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
犯人はオズワルト!
宇宙空間で船外活動中にTOTOの「アフリカ」の歌詞について論じるブライアン(パトリック・ウィルソン)とジョー(ハル・ベリー)。“I miss the rains down in Africa”と歌っていたブライアンだったが、「それは“miss”じゃなくて“bless”よ」などと間違いを指摘する。歌の内容は詩的すぎて解釈は難しいけど、TOTOファンとしては気になる会話だった。結婚式でTOTOを歌うってのは日本人としては信じられない・・・
ディザスタームービーの巨匠ローランド・エメリッヒ監督の新作なのに日本では公開されない不満。月の軌道が変化して地球に激突するという設定といい、『インデペンデンスデイ』(1996、同監督)、『ディープ・インパクト』(1998)、『アルマゲドン』(1998)などから何も進化していないようなパニック映像といい、無茶な展開オンパレード。だけど、エメリッヒは進化している。アメリカ万歳、大統領万歳といった要素は時の経過とともに無くなってきているし、この作品では核攻撃を阻止するために奮闘する元宇宙飛行士を描いているのです。
結局エイリアン?てバカにしながら見てたけど、意外なことに1969年のアポロ11号にもリスペクトし、2分間の沈黙の謎についても独自の解釈で巨大建造物説を裏付けている。自称博士のKC・ハウスマンが飼っている猫の名前だってファズ・オルドリンだった。また、全知全能であるAIの存在とAI戦争、人類の起源などエイリアンを超えたオカルト的宇宙史なんてのは『2001年宇宙の旅』(1968)から着想を得たに違いない(オマージュと言っていいかも)。モノリスこそ登場させえてないが、ブライアンが体験した息子の不思議映像やKCの意識映像はそれに近いものがあった。
やっぱり残念なのは雑な人間模様。みんな離婚してるか孤独な人間だし、それでも血を分けた親子の愛は永遠というテーマ。誰かが進んで犠牲となる展開は安易すぎだったし、離婚した相手を信頼しすぎているというのも・・・。まぁ、地球や人類は月よりもちっぽけな存在だったんだな~と感じました。TOTOによって私的に加点。
先日は「ランボー・ラストブラッド」に、ありがとうございました。
kossyさんのレビュー、そう言う見方も出来るのですね。
目から鱗です。
知識が豊富で説得力あります。
無知な私にはつぎはぎだらけの、過去作の寄せ集めに見えて
しまいました。
kossyさん
パーフェクト・ゲッタウェイに
返信をありがとうございました。
(≧▽≦)
さて、私も、先日
アマゾンプライムで視聴しました。
レビューはしていません(^▽^;)
最初、ジェシカ・アルバさんだと
思って観ていたらハル・ベリーさんでした。
(^^ゞ
TOTOの「アフリカ」歌詞について論じるシーン
ラストもありましたね。
『ディープ・インパクト』
『インデペンデンスデイ』
『アルマゲドン』等
彗星落下、軌道変化のSF物
多いですね。
まさか 月の内部構造、コア?で
起こっている 話になるとは
思っていなかったのでびっくりでした。
巨大建造物も
AI が・・・ (´▽`)
今は、AIの時代なんですね。
>自称博士のKC・ハウスマン
ラストは、ヒーローでしたね。