配信開始日 2022年7月29日

  • 予告編を見る

「その手があったか」ムーンフォール 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0その手があったか

2022年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

これまで数々の作品で何度も人類を滅亡寸前に追い込んできたローランド・エメリッヒ監督の最新作がアマプラで配信されてたので鑑賞。
「インデペンデンス・デイ」では超デカいUFOに乗った宇宙人が襲来し、その続編はどうするのかと思ったら“もっとデカいUFO”に乗って襲来という、誰もが思いつきそうでつかない…っていうか思いついてもやらないだろう映画を作り、『さすがにこれ以上はないでしょう』と思ってたら、「ふふふ今度は地球に月をぶつけちゃうんだぞー」っていう、シンプルかつ斜め上の発想で我々を驚愕させてくれたエメさんに拍手。

楕円を描いて近づいてくる月の軌道によって、津波が起きたり、引力が変わったり、空気がなくなるという理屈はよく分からないけど、「そういうもの」として飲み込んじゃえば気にならないし、劇中、恐らく世界中で相当数の人類が死滅してるにもかかわらず、主人公回りのキャラはほぼ全員無事といういつものエメさん節も健在なので、安心して観られる。

「月が落っこちて来るってことは、今回敵はいないのか」と思ったら、中盤明かされるまさかの展開に、「その手があったかー!」と。
陰謀論・都市伝説・過剰過ぎる破壊描写と盛沢山で、エメさん好きにはたまらない一作。

青空ぷらす