「『インデペンデンス・デイ』を超えるぶっ飛び設定・超テクノロジーのオンパレード」ムーンフォール ヤマヤマヤマさんの映画レビュー(感想・評価)
『インデペンデンス・デイ』を超えるぶっ飛び設定・超テクノロジーのオンパレード
細かいつじつまや科学考証はひとまず横に置き、力技でテンポよく駆け抜ける。夏休みに自宅でゆっくり観るにはもってこいな娯楽作品だ。
映画全体をとおして、『デイ・アフター・トゥモロー』(エメリッヒ監督/2004年)を思わせる巨大災害のシーンが続く。月の軌道が突如変わったことで、地球に隕石群が降り注ぎ、津波が押し寄せ、都市が破壊されていく。
なぜ月が地球に衝突することとなったのか? アポロ計画のときからNASAが隠し続けてきた真実とは何なのか? 謎を探るうちに、物語は異星人侵略モノの傑作『インデペンデンス・デイ』(エメリッヒ監督/1996年)的展開になっていく。
『インデペンデンス・デイ』では異端の科学者、命知らずなパイロット、強い意思を持った指導者、3人が物語をグイグイ引っ張っていた。今作でもそんなキャラたちが人類滅亡を阻止すべく、宇宙へと飛び立つ。
なお『インデペンデンス・デイ』とは違い、今回エメリッヒはUFOもエイリアンも登場させない。それに代わる(それ以上のインパクトのある)ぶっ飛び設定・超テクノロジーが『ムーンフォール』の見どころだ。
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