シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声のレビュー・感想・評価
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英国は米国の争いに引っ張り込まれた訳では無い。
国連軍って何なんだ。日本人はそれを知らないで
『映画は楽しむ為だけのもの』と言う言葉に共感する。
当該映画の台詞
『私達にとって映画は楽しむ為だけのもの。』世知辛いセリフだね。少なくとも、この映画は楽しむ為の映画じゃなかろう。
スーザン・ボイルさんの国だから、以外な人がセンターを飾るのは共感をするが。
『ハクソー・リッジ』と言う映画がある。ノルマンディー上陸作戦のお話と思って数年前に見に行った。一発も銃を撃たずに人を救うと言うストーリーだったと思う。さて、平和活動として『見上げたもの』と感動する所だった。
がしかし、沖縄戦と知り愕然とした。どうやら、ハクソー・リッジと言う映画も僕のトラウマとなった。
侵略行為に対して、それとは矛盾した平和活動。その苦労や努力や勇気は充分認めたい。しかし、侵略される側の者は、その映画をどう見たら良いのだろうか。
沖縄戦のアメリカ軍は、侵略する側の軍とは言えないが、日本軍を相手に自身の命を張って仲間を救い出していく。涙ぐましい努力を繰り返すが、しかし、その横で、他のアメリカ兵が撃った弾が日本兵の脳幹を貫く。勿論、話は『彼は日本兵も助けた』といている。
ハクソー・リッジを最後まで見る事は無く、我が人生で初めて強制的に睡魔を許した。目をつむり下を見て、エンドロールまで画面を見る事を止めた。
さて、当該映画は見る人によってはどう感じるか?
戦死は犬死である。ましてや負け戦の戦死者は、冥福を祈っても貰えない。
当該戦争と無関係の第三者だが、こんな世知辛いお話を見る事もなかろう。
この映画の出来事は、絶対に経験しないお話だし『楽しめる映画』とは言えないので。
【”一緒に笑える日まで・・。”英国軍人の妻たちが、アフガンに出征した夫の銃後を守る中、安否を気遣う姿。そんな妻たちが合唱団を結成し、戦没者追悼イベントにオリジナル曲で臨む姿を描いたヒューマンドラマ。】
■愛する人の無事を願い英軍基地で暮らす軍人の妻たちは、共に苦難を乗り越えようと合唱を始める。
息子を亡くした悲しみを抱いているケイト(クリスティン・スコット・トーマス)とリサ(シャロン・ホーガン)を中心に、メンバーの心と歌声は一つにまとまっていく。
ある日、戦没者追悼イベントに招待されて喜ぶ彼女たちのもとに、サラ(エイミー・ジェームズ=ケリー)の夫がアフガンで戦死した哀しき知らせが入る。
◆感想
・戦争映画は多いが、銃後を守る妻たちの姿をメインで描いた映画は少ないのではないか?そういった意味でも、この作品の価値は高いと思う。
・息子を亡くした大佐の妻ケイトが、皆の前では冷静な態度を取りながら、一人幼き息子の遊ぶ映像を見るシーンは、彼女の哀しみが静かに伝わって来る。
又、ストレスの為だろうか、TVショッピングで買ったモノを納戸に収めている事を、大怪我をして戻って来た夫が見つけるシーンも・・。
・序盤は仕切りたがりのケイトは、皆から浮いているが(リーダー格のリサとの関係もギクシャクしている。)徐々に打ち解けて行き、ブリッククロフト合唱団は、サラの夫の葬儀ではジェスのソロから始める”アヴェ・マリア”を見事に歌いきる。
ー このシーンは、沁みた。皆、いつ自分の夫が戦死するか、分からないのであるから・・。-
・戦没者追悼イベントで披露する曲の詞は、彼女達が夫が出征した時に残した”遺言”から言葉を集めてリサが作るが、言葉が足りずリサはケイトの息子が遺した”一緒に笑える日まで”という言葉を使った事で、ケイトは激怒。
ー その国でも戦場に出る夫は妻に対し、”万が一”の場合に備えて遺言を残して戦地に旅立つ。だが、本当に亡くなってしまった息子の遺した言葉を使われた事に立腹するのは分かる気がする。-
・ケイトは、戦没者追悼イベントに向かうバスに乗らずに帰って来るが、そこには無き息子が乗っていたボロ車が置いてあり・・。
ー 自分の行動を反省し、ボロ車に夫と共に乗ってロイヤル・アルバート・ホールに向かうケイト。リサを始めとしたメンバーは彼女を快く、受け入れる。
そして、大観衆の前でオリジナル曲を披露するシーンは、とても良い。
妻たちの夫が自分に遺した言葉を使った詞が心に響く。
勿論、その詞には”一緒に笑える日まで”という言葉が入っている。-
<今作は、実話だそうである。
エンドロールで、実際のブリッククロフト合唱団が映され、それが世界へ広がるムーブメントとなった数多くの合唱団が分割して映される。
戦争は、起こらないのが一番であるが、国連軍として兵士を派遣している国は多数ある。
ロイヤル・アルバート・ホールで行われている、戦没者追悼イベントで、戦場に斃れた兵士の遺族に対し披露した、ブリッククロフト合唱団のオリジナルソングは素晴らしかった作品である。>
向日葵🌻になろう!!
「いるいる!こんな人!!」
生真面目で何事にもしゃしゃりでる大佐の妻ケイト…
最初はあまり良い印象を彼女に持てなかったが
1人息子を戦地で亡くした喪失感を埋めようとし
たのだと知るとやるせなさが込み上げて来た
そして新しく皆のまとめ役になったリサ
全く性格も思考も違う2人の険悪な空気にハラハラしっ放しでした
が、同じ悲しみや訃報に怯える日々の中で
次第に絆や結束が生まれて合唱団員の心も一つになって行く
実話を元に作られた作品だけあり
実際の手紙の文面から作られた歌詞には涙溢れた…「今夜10時に月を見て」には😭
音楽映画顔負けの80年代のポップスの連発のオマケにも足拍子が止まらなかった!
涙、誘われながらも笑いもあり
タイトル通り本当に「笑顔咲く」作品でした⭐️
実話なんですね❗️
最初は、どうなるかすごく心配したけど、よくまとまりましたね。
最後は、とても素晴らしい合唱でした。
ラストシーンで世界に広がったことが、わかりました。歌の力はスゴいですね!
ケイトは、ちょっと難ありましたね!
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