ビリーバーズのレビュー・感想・評価
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信じるものは救われない?
「肉欲は信仰に勝る」という映画だが、男女3人で孤島で生活していれば、当然、そういうことになるだろうと納得させられる。
自分の性的欲求が教義に反するものではないと主張する議長の屁理屈が傑作で、マインドコントロール下にありながらも必死で自己を正当化しようとする様子が笑わせる。また、今、観ているものが夢なのか現実なのが分からなくなるような、不連続で唐突感のある編集も面白い。
ただ、どうして登場人物たちが、あんな怪しげな教義を信じ込んでしまったのかがよく分からず、もどかしい。それぞれの過去の描写はあるのだが、もう少し、入信の背景みたいなものが描かれていたら、「洗脳」にも説得力が生まれたのではないだろうか?
同じように、オペレーターと副議長が、「洗脳」から目を覚ました理由も、今一つ不明確である。集団自殺を察知しただけで、洗脳が解けるだろうか?おそらく、好きな人とのセックスを禁止するような教義は信じられないということが背景にあるのだろうが、それでは、そうしたことを推奨する教義であったなら、目を覚ますことはなかったのだろうか?信仰というのは、難しい。
歪み、ズレ、迷い、
えらい昔に読んでたマンガの実写映画化。
今の時期だから映画化できたのか?
今の時期になぜ映画化したのか?
真っ青な空の下で信仰と欲望の間に流れるドロドロした心の動きとのコントラストが印象的。
題材はカルト新興宗教。テイストから言うとオウム的に見える。調べるとマンガは1999年に開始。地下鉄サリン事件は1995年。マンガとして楽しめるようになった頃というところか。
元々、宗教に興味があったので、当時は面白く読んでいた。
信仰の深さはいろんな部分に歪みを作る。カルトは度を超えて顕著になる。一般社会と隔絶させるのは更に深くする手で、同調圧力がかかることで更に深みに。ここまではカルトの解説だが、欲望というズレがイイ転機として描かれていた。
ただ、濡れ場を削ってでも、もう少し心の変化「迷い」をじっくり描いても良かったのでは?と感じた。
マンガは最後まで読んだか覚えていないし、ラストシーンは覚えてない。なので映画が原作通りに終わったかわからない。
多少、蛇足感を感じたが、筋に沿ったスマートな終わり方だったと思う。
全体としてはうまくまとめられていたと思った。レビューとしては、ほぼマンガの感想のような気もしないではないな。
そして今、統一教会の話題もニュースで流れる。
と、当たり障りのないことを書いて終わりにできる様な作品でもないので、ここから追記。
まあ、途中からエロ描写中心の作品です。
なかなか絶妙。
ディスりではなく、程良くダラシないオッパイ。そのエロさと共に、改めてオッパイって左右の大きさに違いがあるもんなんだなぁ、などと思ったりする。それくらいしっかり写してる。
これってシネコンで上映して良いやつ?ってくらいのレベルに感じた。
よくビリーバーズを動く作品に仕上げてくれたと思う。この描写が無ければ、ビリーバーズではない。ビリーバーズにはこの表現が必要なのだ。そういう意味でこの作品を撮った人達、この作品に理解を示した人達は素晴らしい。
あと作者が教祖として登場して、、、、ってどうなん?!www
気になる左右差
ロケ地も気になりました。三浦半島の浦賀にあんなプライベートビーチみたいなところがあるんですね。行ってみたい。
ダンボール箱を運び入れる地下の構造物は昔の砲台跡か?
話しの行く末は想定外ではありませんでしたが、淫夢、白昼夢を含めた夢と自由の描きかたは嫌いじゃありません。
毎熊(第3本部長)やっと出てきた!
あれ?銃撃されたのに生きていたの?
そこんところはちょっと?
噛みきられた議長も生きていたの?
うっそ~
ちょっと冷めました。
あの男の人、原作、この映画、観たんやろか
原作未読で、磯村勇斗ファンは覚悟してみた方がいいというエロい作品と...
山本直樹らしさを損なわない実写化
高校の時、友達が教えてくれたのが森山塔というエロ漫画家。当時のエロ漫画としては描かれる女の子の絵がかわいくて衝撃的だった。そして、やたらとシュールだったのも印象的。そんな森山塔が商業誌に連載することを知った。ペンネームを山本直樹と変えることも。
山本直樹としての漫画はエロもあるがギャグ漫画だったり、バイオレンスシーンが多いシリアスな漫画だったりで当時はかなり戸惑った。本作の原作となる漫画は山本直樹となってから少したってからの作品。カルト宗教を扱っているのは時代を感じさせるが、やはりかなりシュールな印象。エロいシーンも結構あって、山本直樹らしい漫画だと言える。
本作はそんな山本直樹の原作を、特にエロの部分をキッチリ実写化していた。山本直樹原作の映画としては珍しい。
結局のところ性欲ってものは人間が生きる上で描かせない欲望であって、人生を素晴らしくもするしボロボロにしたりブチ壊したりもする。それはどんな状況であっても。正直、大した話ではないが、なんとなく面白い映画だった。
副議長役の北村優衣はとにかくよかったが、やはり磯村勇斗がすごかった。この人の幅の広さったらなんだろう。ものすごい俳優だ。また、先生役についての事前情報を入れていなかったのでエンドロールでは少し驚いてしまった。これがその人なのか!と。
洗脳と本能の狭間にいる人間を描いた衝撃作 北村優衣の魅力に終始圧倒される
清々しいエロ
観てきました!不思議な世界観だろうなと思っていましたが、3人のやり取りは何だか可愛らしく、ほのぼのしています。女性が少ないと、こうなってしまうんだろうな、という事、何人か男性がいたら、イケメンとくっつくのが自然だし、何もないところだと自然に男女の関係になるのだと感じたので、納得して観れました。宇野さんは面白かったです。役得みたいなところありましたけど、撮影はシュールだったんだろうなと思いました。北村さん、凄すぎ。身体も演技も。磯村くんとラブシーンは自然に出来ると思うけど、宇野さん、、大変だったんだろうなと想像しました。大胆なシーン多数ですが、自然の中なので、清々しいエロでした。ラストはん?と思いましたが、楽しく2時間過ごせました。磯村くん、ときめきました。北村さん、いいなあ。笑
北村優衣が可愛くてエロかった
宗教団体・ニコニコ人生センターに所属する2人の男と1人の女が無人島に送られ修行していた。彼らは、互いをオペレーター、副議長、議長と呼び共同生活をしながら、瞑想、夢の報告、テレパシーの実験など、メールで本部から送られてくる指令を実行しながら、時々届くわずかな食料で生死ギリギリの生活を実践していた。その修行は俗世の汚れを浄化し、安住の地を目指すためとされていた。そんな彼らの日常だが、互いの本能と欲望が暴き出され、体を求め合うようになり、・・・てな話。
カルト教団のオウム真理教を思い出してしまった。自分が精神的に参ってる時に宗教って合えば盲信してしまうものなんだろう。
冷静に考えたらおかしいとか言っても仕方ないので、宇野祥平のツバを飛ばしながらの熱演と、北村優依の可愛さ、トップレスヌードの美しさを堪能する作品だろう。
北村優衣は何作か観た作品に出てたようだがほとんど記憶になかった。最初に雨でTシャツが濡れ乳首まで見えた時はドキッとし、海でウニを取った時、暑いから泳ごうと全裸になった時、その後のフェラシーン、セックスシーンなど・・・.ホント大胆に裸体を披露しての熱演で、本作で完璧にインプットされた。
今後も大胆な演技に注目したい。
要所要所で出てくるカメはなんだったのだろう?
サマームービー
エッロ
んーーなんだろう?分かんない笑笑
信者3人が無人島でド真面目に宗教の教えを日々実践してるけど...
性欲と宗教の教えの狭間で揺れ動いていきます。
そりゃ、男女3人じゃそうなるよね笑笑
ついには性欲を宗教に結びつけて正当化
この必死すぎるあり様に爆笑しました🤣
3人を無人島に送り込んだ訳は俗世間から離れて無人島で信者たちだけで生きていけるかの実験だったようです。
それなら失敗なんでしょうね。欲に勝てなかったから。結果も精査せずいきなり信者の大群が来るわ警察も来るわ笑笑
最後は現実と妄想が入り混じって...どうしたの?ほんで?みたいな
そしてあの大量の段ボールは最後まで謎...中身はエロ本やったら面白いけど笑笑
宗教の教えがまずよくわからない、無人島の実験やのに食料は配給してくれるんやとかとにかく色々分からない笑笑
【”今日も皆の為に、頑張りましょう。”前半は日活ロマンポルノ孤島ヴァージョンと思いきや、日本赤軍を筆頭とした人心を惑わす愚かしき、カルト集団を強烈に揶揄した映画であった。】
ー 城定秀夫監督はトンでもBL/SM映画「性の劇薬」を観て、余りの過激さにビックリし、その後の映画は殆ど観ている。作風の余りの幅の広さに驚く力量を持つ監督である。ー
■ニコニコ人生センターというカルト的な宗教団体に入っている、議長(宇野祥平)、副議長(北村優衣:初めての鑑賞であったが、余りのエロティックな演技に驚く。)、オペレーター(磯村勇斗:あんな演技も出来るんだ‥。)のほぼ3人しか前半は出て来ない。
孤島プログラムと称した実験のようで、”今日も皆の為に、頑張りましょう。”と口にしながら、毎朝三人で足裏を併せた円形に座り、前夜見た夢について語り、少しでも淫夢などを見ると、土に下半身埋められる・・。
明らかに、洗脳された人たちである・・。
◆感想
・今作は、映倫区分としては、R15+となっているが、序盤からフレンチ・キスシーンが度々出て来るし、”汚れた欲望に勝つ!”等と、訳の分からない事を言いながら、議長は頻繁に副議長に対し、全裸でのフェラ〇オを要求し、射精を懸命に我慢している・・。
ー 孤島で、何をやってんだか・・。それにしても、副議長を演じた北村優衣さんが、エロティック過ぎる・・。”R18でも良いのではないか・・。””私、シネコンにいるんだよな・・。”と白昼夢を観ているように画面に釘付けになる・・。尚、私は変態ではない・・、多分・・。-
・組織から夜中、船で運ばれてくる物資も、相当変で、食料が無いのに小麦粉と水だけだったりする。だが、3人は知恵を絞り、海岸で拾った貝を入れた海鮮うどんにして、美味そうに食べている。
ー サバイバル映画か?と思いながら、観賞続行していたら本当にサバイバル映画だった・・。-
・世間では、ニコニコ人生センターの信者たちが起こした事や、センターの真実が書かれた週刊誌が海岸に流れ着いている。
議長はそれを密かに読みつつも、副議長、オペレーターには告げない。
ー そして、議長は組織から送られたどう見ても、腐っている緑色のモノを食べ、食中毒に。懺悔する議長。だが、アッサリ、正露丸で回復・・。軽く脱力する。-
・島に船の故障で辿り着いた、酔った若者達が、副議長の胸を揉み、オペレーターに暴力を振るう。だが、組織から送られていたピストルで、アッサリ射殺・・。
ー だが、副議長は欲情しちゃって、オペレーターと海岸で全裸でフレンチ・キスからのオーラル・セックス、そして・・。人間、性欲と食欲だけは信仰では、押さえられないのだなあ・・。-
・到頭、本土に居られなくなったニコニコ人生センターの”先生”(山本直樹:何やってんですか!!)始め、信者が続々とやって来る。
その中には、且つて副議長と良い仲になっていた第三本部長(毎熊克哉)もいた。
ー 彼は、副議長にニコニコ人生センターの追い詰められている現状を話す。そして”先生”の指示で配られる液体。明らかに集団自決を画策している”先生”だが、第三本部長と彼の話を聞いていたオペレーターがそれを阻止する。壇上の”先生”は撃たれ、阿鼻叫喚の地獄絵図(というほどではないが・・。)が展開される・・。ー
<レビューを書いていて、ポルノ作家になった気分になったのは初めてである・・。
今作は、作品自体のインパクトが強く、性描写も過激ながら、面白く鑑賞した。
城定秀夫監督がポルノの体裁を纏いつつ、人心を惑わす組織(それは、日本赤軍であったり、中核派であったり、今でも多数あるカルト宗教団体であったり・・。)に対し、強烈な揶揄と警句を発した作品でもある。
怪作であろう。勿論、支持である。>
■二度目の体験
・レビューの中の文章で、ある行為を”そのまま書いたら”掲載出来ません・・。と表示された。以前北朝鮮を描いた映画でも同じことが起きた。
このサイトは、NGワードをキチンと規制しているんだね。
時の河を渡る船にオールはない…
原作少し読んでたけど凄かった
タイトルなし(ネタバレ)
【良かった点】
磯村勇人さんの体当たり演技!、イケメン俳優では売らずあくまでも演技派で行く姿勢に痺れた。
初めましてだった北村優衣さんの身体がエロすぎる。
【良くなかった点】
ピンク映画出身の城定秀夫監督らしい濡れ場。だがしかし多すぎてむねやけ。
ラストのシークエンスが若干速足だった印象。もっとじっくり後日談を見せてほしかった。
嫌な現実から逃げ出して、自分の都合の良い夢の世界に生きられるなら……という割と他人事じゃない話
いまいちR15+とR18の境目がわかりませんが、めちゃくちゃヤってます。磯村氏、北村氏、宇野氏全員めっちゃ喘いでます。正直ドン引くレベルでヤってます。全体の三分の一くらい。
そのため、観終えた後凄まじい疲労感を覚えました。大人の皆さんは体力つけてから観に行って下さい。子どもの皆さんはまだ観ちゃダメです。
なお、ストーリー自体は面白かったです。まず無人島らしきところで、3人の登場人物達が昨夜見た夢の内容を語るところから始まる。その後、徐々に彼らの背景が明かされ、この3人が謎の宗教らしきものの傾倒者だということがわかっていく。
後半に向かうにつれ、どんどん夢と現実の境目がわからなくなる構成は素晴らしかったです。特にラスト。今、この人はどこにいて、どのような状況にあるんだろうということすらわからなくなる。
演者の皆さんは文字通り全力の体当たりで好演されていました。
磯村勇斗氏。前科者やPLAN75と話題作に続々出演されていますが、今作では清潔感のある青年とは真逆の役柄を演じられていました。ビジュアルごと一から作り替えてくる素晴らしい役者さんだと思います。
北村優衣氏。まだ現役大学生で出演作もそれほど多くない方なんですね。透明感のある爽やかな外観ですが、ヤることヤられてるというギャップが副議長というキャラクターをさらにリアルにしていました。今後ご出演される作品が増えていくことを期待しています。
宇野祥平氏。3人の中で最もカルト宗教にのめり込んだ謎のおっさんの役柄を見事に演じられていました。おっさんなのに妙にピュア感がある。だからなんか憎めないんすよね。ただそれはこの方だからこそ出せた空気感だと思います。
嫌な現実から逃げ出して、自分の都合の良い夢の世界に生きられるとしたらどんなにか良いだろう。その究極を行くストーリーだと思いました。
……割と他人事じゃないな、これ。
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