「人間リアリズム」ビリーバーズ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
人間リアリズム
副議長の北村優衣さんに心を乱されました。もとい、煩悩を抱いてしまいました。ごめんなさい、告白します。思いっきり淫らな気持ちで見てしまいました。
雨に濡れたTシャツ姿だけでもドキドキしてしまうのに、まぶしい裸体を目にして正常心なんか保てません。
最初のシーンでは、カルトの信者らしく真っ直ぐな表情をしている副議長。その彼女が、とあることをきっかけに湧き上がってくる欲望に体を委ねて吐息を吐くような仕草する。この表情がいいんだよね。
北村優衣さんの魅力がこの作品を押し上げているのは間違いないが、脚本のよさと議長役の宇野祥平の怪演が、ブラックコメディーとも人間リアリズムともいえない絶妙な空気感を醸し出している。
自分の欲望を臆面もなく真顔で正当化する議長の言動には笑ってしまうが、現実社会においても同じような事を堂々と主張する御人がいるのだからブラックユーモアと言いきれない。判決が確定した赤坂出身の自称ジャーナリストなんか、その典型。
3人の関係の終焉はインパクトのあるものだったし、物語の決着はしっかりついていながらも余韻がある自分好みの一作でございました。
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NOBUさんのコメント
2022年7月10日
こんにちは。
”副議長の北村優衣さんに心を乱されました。”
全く、同感でございます。
私はついでに、”ここシネコンだよな?”と思ってしまいましたよ。ピンク映画を観に行った事はありませんが(本当です!)、こんな気分になるのかな・・、と前半は思って観ていました。では。