ハッチング 孵化のレビュー・感想・評価
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鳥が見抜いてた
いいホラー映画を観て心が洗われる
🫧
私はよくそう言っては
何言ってんだオメエ的な反応をもらうんですが、
だってそうなんだもん。
この作品はとても感動しました。
どこが感動的なんだと問われたら
描ききりがいいホラー映画で痛快だったからです。
体操競技を強いられている少女ティンヤ
鬱屈している日常の原因は周囲の人々。
芯はあまり強くなさげな父親、姉に向けられるエコ贔屓に嫉妬する弟、
理想を高く持ちすぎるがその方向が浮気に流れていく自分中心な母親、
才能あふれる同級生、あくまで自然体を装う母の浮気相手、
絶命寸前まで卵を守ろうとしていたカラスの代わりに
育てたその卵からは、、、
いや〜最高でした。
主役の女の子が凄いですね。
母が部屋から出てフと変わる表情といった細かいところから
二役目の姿まで、、、
ティンヤの負の感情をああいった描き方をする、
ホラー的には新しくないかも知れませんが、
対話がある、愛情/愛着があるという描き方に
一種の可愛らしさも見ました。
そして、母親、私が間違っていたと改心するのか
それともティンヤとしてあの姿のものを愛せるのか、、、
観る側にも問い、終劇
心洗われる作品でした。
あ、これはあくまでも私のホラー観ですので🤣
DVD出るなら欲しいですね。
純粋な少女が育てた恐怖
誰もが羨む理想の家族…
がジワジワと崩壊していく、純粋な少女が育てたモンスターによって。
フィンランド映画だからか綺麗でとってもオシャレ、主人公の衣装がとっても真っ白で純粋無垢な感じが出ていた。
それに対して、モンスターのビジュアルがなかなかエグくて気持ち悪い。それと容赦なさ過ぎてビックリ。
モンスター誕生の原因となる母親もキツイなあ。自分の理想を押し付ける毒親の最上級。それに対して父親の無関心さも酷い。
どんどん悪い方向に行って本当に嫌なラスト、勘弁してほしい。
洋風妖怪
多分、この手の作風やレトロ感のあるホラーを好きな層は日本には多いと思う。成人映画でもこの手の
作風は必ず作られる。CGで作っても、アニマトロニクス技術を配してもやはり現実の映像にはなかなか溶け込めなくて、それでもその違和感を補正する能力は日本人は高いんじゃないかと思う。そういう意味で今作品を引っ張ってきた配給会社の狙いどおりなのだが・・・
但し、別の視点での受容れられる土壌を持っている日本ならではの悪質な世界観も、もたらしてしまったのは計算外であろう。その内容はここには敢えて評しない。聞きつけた好事家達の餌食にされるから・・・
主人公の女の子の演技がとても良かった。見た目も大人になりきらない少...
主人公の女の子の演技がとても良かった。見た目も大人になりきらない少女らしさを残していて、主人公の年頃にぴったりだった。
自分の夢を押し付けてくる母親、無関心な父親、子供な弟と家庭の中でも安らげずに無理に笑顔を作ってる様がとても痛々しい。
海外の映画らしくやたらとベタベタした粘液が多用されている。
この考察、見落としありますか??
他の方の考察コメント、レビュー見たけど、私と考察が違ったので、コメントいただきたいです!※割と前半ボーッとしてたので、見落としあったのかも。
最後の場面って、母親も元は化物で主人公みたいに変化した経緯があるって事の暗示だと思ったんですが、違いますか??
娘と母親の傷って場所は違えど、色と質感同じでしたよね??
話の流れで、否定できるような部分なかったように思ったんですが、、、
元化物ならあの狂気性も納得できますよね??
安心して下さい、ホラーですよ(とにかく明るい安村さん風で)
ピンク色のファンシーなイメージに、観る気持ちを非常に削がれ、観ようか迷いましたが、観て良かった。
いい意味で裏切られました。
徐々にホラーの本性を現します。
卵から孵化するものは…
最後、あなたは、どう解釈しますか?
面白かった♪
91分のコンパクトな上映時間も高評価♪
監督は女性で、主演の女の子はオーディションで1200人から選ばれたそうです。
スコアは、3.9ぐらい?甘めの4点です。
脱皮…!?
奔放な母に振り回される少女が森で拾った不思議な卵。やがて孵化し生まれた怪物は、彼女を苦しめる全てを・・・といった物語。
どことなくオシャレで不気味な北欧ホラー作品。5月中旬現在、4週連続でミニシアターランニング入りとのこと。これ中々凄いですよね。
まずは、主人公の女の子の表情ひとつひとつが素晴らしいですね。無理して哀しみを押し殺そうとする雰囲気なんかは抜群。
対して物語は、怪物の悍ましさやウゲゲな展開、そして自分本位過ぎる母親の味付け何かは良いんだけど、今一パンチ不足というか、これといった見せ場は感じられず。。
まぁメインは怖さというよりは、ダメな母親を中心に、問題と向き合わない父や癖アリの弟といった家族の不安定さを観ることでしょうか。そんな彼らと、自分らしさを出せずに遠慮しがちな主人公の対比が鮮烈。
母親のキャラクターは見応えありましたね。母として、娘のことは愛しているのは伺えるんだけど、その愛情も兎に角何もかもが自分の為って感じ。んで、息子をオヤジに任せるのは良いとして、ティンヤも戦力として連れて行くなよw相手は得体の知れない怪物なんだぞw
個人的には、終始ハマり切らなかった作品だったけど、終わり方は、このテの作品としては珍しく嫌いじゃなかったかも。
この母親もまた表情作りが上手く、その感情やこの先がどうなるのか・・・色々と考察させられますね。
どっちにしても問題は山積みだ。例えば、今後の食事とか、、、
そして、ポスターでは存在感を放っている謎のお面。
出て来るには出てきたけど、何か深い意味はあったかな??
よかった
カラスの化け物が女の子の化身でもあり、実際のところ実在したのかどうかも定かでない感じもするのだけど、体操の大会に出場中に赤ん坊を襲うことはできないのでやはり実在したと見る方がいいのだろうか。
お母さんの顔の圧がすごい。彼女は浮気相手に捨てられるより、あのつまらなさそうな動画がまったくバズらないことや、クソコメに発狂する方がリアルだと思う。
卵のうちは主人公も可愛がっていたのだけど、いざ孵化すると見てくれの不気味さに引いている。それでもケアするので、すごくいい子だなあと思う。
弟が主人公に意地悪を言うのが姉弟らしい。
名前の付けられない、自分でもよくわからない感情というものは、不安の...
名前の付けられない、自分でもよくわからない感情というものは、不安の対象でもあるし、恐怖の対象でもある。
少女のそのような名付け不能な負の感情が大きく育って生まれたのが、あの、鳥のような分身である。だからこそ、あの鳥は、言語を話すことができず、声にならない不快な音で叫ぶ。まさに、名付けできない(言語化できない)複雑で恐ろしい感情そのものの具現化なのかもしれない。
母が娘を自分の理想通りに育てようとしたように、ティンヤも鳥を理想通りに育てようとする。
娘は母に喜んでもらいたくて、体操の練習をするけれど、なかなか上達することができず、母を喜ばせることができない。娘は悲しい。
鳥はティンヤに喜んでもらいたくて、近所の犬を殺したり、友だちや赤ちゃんを襲ったりするのだけれど、もちろんティンヤは喜ばない。鳥はなぜ彼女が喜ばないのかを理解できずに悲しい。
なんともおぞましく、悲しい連鎖。人は自分が教わったようにしか、人に教えられないし、愛されたようにしか愛せないのかもしれない。
クローンを作ろうとする行為のなかに潜むおぞましさがすべて、母、娘、鳥のつながりのなかに現れていたように思う。
最後はティンヤ(少女の善の部分)と鳥(彼女の言語化できない悪の部分、言語化してはいけないようなおぞましい感情を担っていた部分)がひとつの身体に統合してしまう。ティンヤが死んで、鳥が生き残ったように描写されるけれども、彼女たちはそもそも、分身状態にあっただけで同じ個体なのだ。ふたつの個体としてはっきり分けられていた善/悪が混ざり合って曖昧になる。だけど、それは、わたしたちすべての人間の状態と同じ。ほんとうにこわいのは、わたしたちが、そのようなおぞましい悪の感情を誰でも等しく持っていて、理性で制御しているから行動に表さないだけということ。なにかをきっかけにそれは暴走してしまうことがありうるのだ。
人間は自分の悪の部分をなかなか受け入れることができない。だから彼女はなんども嘔吐してそのような自分を吐き出そうとする。だけど、吐き出しても吐き出しても、自分の汚い部分が臭い匂いを伴って、目の前に嘔吐物として可視化されるだけである。自分の嫌な部分と向き合い続ける真摯な姿とそのつらさもまた、丁寧に描き出されていたように思う。
フィンランド版毒親➕自撮り大好き女➕動画配信好き死んじまえ映画(ホラーですから)(私の悪意もハッチング)
①このくらい徹頭徹尾母親が悪者の映画も珍しい。どこか同情・共感できるところ(有望なスケート選手だっのが怪我で挫折して心に傷を負っているとか)を探したが、どこを切っても出てこない。②ホラーということだが(そんなに怖くない。始まって3分の1くらいの辺りで少しだれるし)、この映画で一番ホラーなのは、卵が大きくなるところでも、卵から孵った“あれ”でも、“あれ”が隣の犬を殺したりレーヤを襲って重傷を負わせたり、赤ん坊を殺そうとするところでもなく、ほぼ冒頭で家に飛び込んできたところを捕まえた鳥の首を母親が平気で折って殺すところ。あれが母親の本性を表している重要なシーンであり、全ての怪奇現象の発端である。(アガサ・クリスティの『殺人は容易だ』に殆んど同じ様な描写があり、それが連続殺人の遠因になっている。真似たのかな?)③卵から孵った“あれ”がいずれティンヤにとって替わるだろうことは想定内(昔、日本の少女向け恐怖マンガによく似たものがあった様な)。④「自分が幸せになることを外(自分の家族であれ他人であれ)に求めているうちは誰も本当の意味で幸せにはなれませんよ、ママ。」⑤あの母親であれば入れ替わったティンヤを入れて、また見せかけの幸せ家族の動画を撮って配信しそう。それが一番ホラーだ。
ラストに唖然… この家族は、この後どうするんだろう
フィンランドのとある裕福な一家
自分が注目されることしか興味がない母の自己承認欲求を満たすアイテムとして、表向きは幸せに暮らす12歳のティンヤ
父は頼りにならず、弟は母の期待を浴びる姉に嫉妬を隠さない
自身の我慢により家族のバランスが保たれていることを自覚し、気持ちを押し殺して生きるティンヤが、ある日夜の森で鳥の卵を拾い、持ち帰ったことから悪夢が始まる
ティンヤの母親のような人はどこの国にもいるけど、イタイ若作りの服を着て、娘に自分の理想を押し付け支配し、夫公認で不倫相手の家に外泊して、とやりたい放題
挙げ句の果てに、思春期の娘に不倫相手のノロケを聞かせて、1人悦に入る始末
そして、父は傍観するだけでなく、娘に理解を求める
ティンヤの抱える悲しみと怒りが、卵から孵った生き物として具現化し、育ち、新たな意志を持っていく様が不気味でありながらも、生き物にアッリと名付けて、自分に与えられなかった「守る」という母性を向けるティンヤの切ない心情と重なり哀しみも
SNSで自己承認欲求を満たすことに執着する大人の犠牲にされた子供の内面の崩壊と、家族という共同体の破滅が、フィンランドの平和的で美しい風景との対比で、さらに悲壮感を増す
ラストは予想外の展開に唖然…
けど、そこに来てしっかり伏線が張ってあったことに気づく
そうきたか…
この監督の次作も見たいと思った
孵化
しちゃいましたね。
いきなりグロテスクだったけど、すぐにお母さんになっちゃいました。
少しでも思ったら、行動してしまいます。
弟は、感がいい!
ラスト、???
シーリ・ソラリンナさんの今後の活躍に期待です。
監督の次作に期待
ポスター画でヤられてしまい、公開を楽しみにしておりました。あの仮面の意味については語られていませんでしたが、何をモチーフにしてるのか等デザイン背景が気になるところ。
本作のようにイタイ人を皮肉るような作品は、観ていて痛快且つ自分自身も心当たりがある時があって、その時に生まれる密かな恥らいが刺激的で好きです。お母さんの「余計なものはカットすればバレない」というポリシーが最後の最後まで一貫されているおかげで娘の憎悪が肥大化して娘は崩壊し、最後は新しい娘が生まれる…。うん、サイコーだ。お母さんはまだしも近所の女の子に対する憎悪は一見観て取れなかったので余計に怖い(それがよりリアルだ)。お母さんの愛人についても印象的で、「自身のみっともない姿を見せて女の子の羞恥心をカバーする」という神配慮には軽く感動してしまった。そりゃお父さんも白旗を挙げるよ。てっきり殺される役柄と思ってたけど、痛い目を見るのはお母さんのみっていうのもナイスな展開でした。90分とは思えないくらい情報量は詰まっていており、監督にはいずれもっと刺さるモノを作ってくれるんじゃないかと期待しています。
柔らかい光の中でのホラー
フィンランドの柔らかい光なんだが、異常な程長い昼を演出していない気がした
その中での近代的な家、今時の家族
確かにこの怪物は恐ろしい
しかし、真に恐ろしいのは皆さんが書いてるように母親
自分の思い通り、全てを正当化する、してしまうのが怖い
家族は誰も逆らえないのが怖い
最後まで期待して観てたんですけど・・・・・・
アナログ感のある北欧ホラー
フィンランドの映画何て初めて観たけどこれお化け鳥から始まる物語 エクソシストの様な雰囲気が怖かった でもなぜ彼女と同じ姿になって連動したのかラストの意味は観たものが判断しろと?
キモい刷り込み
鳥類に多い生まれて最初に見たものを親と思い込む刷り込み。
しかしこんな刷り込みは迷惑千万です。
恐いってほどでは無いけど(母親は恐かった)キモいエグいってとこですかね。
あの後想像すればあの母親はおそらくアレをティンヤとして受け入れそうだな。
笑顔が不可解的なサイコスリラーを想像していたが、トンデモB級になっ...
笑顔が不可解的なサイコスリラーを想像していたが、トンデモB級になってびっくり。
完全B級枠ですよね!?
間違ったチョイスだったのか、グロいシーンで目を覆う人がチラホラ、それが気になってしまった。笑
観ておいて良かった!
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