「フィンランド版毒親➕自撮り大好き女➕動画配信好き死んじまえ映画(ホラーですから)(私の悪意もハッチング)」ハッチング 孵化 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
フィンランド版毒親➕自撮り大好き女➕動画配信好き死んじまえ映画(ホラーですから)(私の悪意もハッチング)
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①このくらい徹頭徹尾母親が悪者の映画も珍しい。どこか同情・共感できるところ(有望なスケート選手だっのが怪我で挫折して心に傷を負っているとか)を探したが、どこを切っても出てこない。②ホラーということだが(そんなに怖くない。始まって3分の1くらいの辺りで少しだれるし)、この映画で一番ホラーなのは、卵が大きくなるところでも、卵から孵った“あれ”でも、“あれ”が隣の犬を殺したりレーヤを襲って重傷を負わせたり、赤ん坊を殺そうとするところでもなく、ほぼ冒頭で家に飛び込んできたところを捕まえた鳥の首を母親が平気で折って殺すところ。あれが母親の本性を表している重要なシーンであり、全ての怪奇現象の発端である。(アガサ・クリスティの『殺人は容易だ』に殆んど同じ様な描写があり、それが連続殺人の遠因になっている。真似たのかな?)③卵から孵った“あれ”がいずれティンヤにとって替わるだろうことは想定内(昔、日本の少女向け恐怖マンガによく似たものがあった様な)。④「自分が幸せになることを外(自分の家族であれ他人であれ)に求めているうちは誰も本当の意味で幸せにはなれませんよ、ママ。」⑤あの母親であれば入れ替わったティンヤを入れて、また見せかけの幸せ家族の動画を撮って配信しそう。それが一番ホラーだ。
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