「母親に愛されたいと思う子ども×2名、ただし……」ハッチング 孵化 BONNAさんの映画レビュー(感想・評価)
母親に愛されたいと思う子ども×2名、ただし……
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観る前に嘔吐シーンがあると聞いたので構えていましたが、自分の中ではそこまで構えるほどでもなかったです。どちらかといえば、エクソシストが貞子の影響受けてますか?というシーンの方が気になった。
母親に愛されたいと願う子ども×2名。
一方、母親の方は家族や恋人を大切にするふりをしながら、一番大切なのは自分というタイプ(に見えた)。
だから誰かを愛すよりも、愛情をくれる誰かを永遠に探し求めてしまう。
娘のティンヤ母親とは違う……と思わせつつ、実は母親と同じく他人から愛されたい、それを阻むものは全て潰すという性格。それが、彼女の本心であり子どもでもある雛鳥のアッリの行動に反映される。
最後の最後でティンヤは死に、アッリが新しいティンヤとして母親の前に立つが、その際の母親の笑顔は(この子なら私のことを裏切らなそう)という笑顔に思えて気色悪かった。
本来なら星3はつけたいところですが、ラストが結構雑かったので2止まりで。
でも、今後が気になる監督さんであります。
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