まくをおろすな!のレビュー・感想・評価
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やりたいことは分かるけど伝わらないまま終わっていくパターン
工藤美桜さんを見たいのとU-NEXTのポイント消費がてら。一気に観るのは大変。なので何回か分けて観ないといけないくらいの仕上がりですはい。笑
時代劇で描かれるような史実を新解釈するのはまだ分かるとして、それをミュージカルにするコッテリな仕上がり。ついでに言うと中身も良く分からない。誰が誰だか…だし、何を持って描きたいのかはさっぱり。飽きは来ないけど中身は入って来ない。意外とキャストの使い方もポンポンする割にはサクサク進む。
でも本物を追求したアクションは評価出来る。舞台に移ったからダンスが映えていたり、殺陣もかなり本格的。そういう意味では刺さる人にはちゃんと届くのではないか。
主演はふぉ~ゆ~の越岡裕貴さん。ジャニーズの舞台畑の人みたいなイメージ。だからか、はっちゃけ方が好意的に映る様にクサさが無くて見れる。共演の工藤美桜さんは結局、男なのか女なのか…。役としてのポジションがバラけすぎて何とも言えない。ただ強さを感じさせる彼女の魅力も出ていたので良しとしよう。笑
ミュージカルとしても時代劇としても半端ではあるが、コロナ禍を経てメッセージを乗せたかったのだろうなーと思うのをサラッと書いたのはきっと観る人が少ないから、です。笑
なぜこの完成度で公開をしたのか。
なぜこの完成度で公開しようと思ったのか私には理解不能である。
演出も内容も盛り込みすぎていて何を伝えたいのか,何が面白いポイントなのか,これは面白い場面なのか感動の場面なのか,これらを理解するのには相当な時間を要するだろう。
この映画を高く評価する人の意見も尊重はするが,少なくとも私にとってはあまりにもつまらない2時間であった。
せっかくなら、女優さんの殺陣も観たかった
設定盛り込みゃいいってもんじゃない
2023年劇場鑑賞25本目。
なんとなく邦画というだけの情報で鑑賞。タイトルから演劇の話かな、と想像。
外でチャンバラしていたと思ったらいつの間にか舞台になっていたので、なるほど劇中劇ね、と思っていたらなんかそのまま進んで行くぞ・・・。
オープニングの役名を見ていくと近松門左衛門やら松尾芭蕉やら吉良上野介やら聞いたことのある名前がどんどん出てきて、ああ、歴史上の人物が吉良上野介をやっつける話か、と思っていたらだいぶ違いましたね。いや、こんな忠臣蔵の設定聞いたことないけど、ちょっと無理ないかなぁ。辻褄なんか合わせる気もなかったようですが。
終盤に向かうに連れなんかどんでん返しをやってやろうという思いが強すぎてもういいよーという状態に。綱吉の正体だけは「あーそういうことか!」としてやられた
のでちょっと加点。
しかし、若い人を時代劇に取り込もうと東映さんが頑張っているのは分かるのですがやっぱりなんか軽くて心に残らないんですよね。藤枝梅安に期待です。
なぜ工藤美桜がキャスティングされたのか
けっこう早い段階で『テロだ』って台詞があって、「時代考証は無視してるんだな」って分かっていいね。忠臣蔵の頃の話なんだよね。
『のべつ幕なしさ』って台詞でいきなりミュージカルシーンになって、「どうしたんだろう」って思うんだけど、もとが《のべつ幕なし》って舞台なんだね。
芭蕉を伊賀者にしてみたり、浅野・吉良・大岡が将軍を守る裏御三家だと言ってみたり「ラノベ設定か!」と思うような話が進み、ストーリーもけっこうぶつ切れなんだよね。
しかし、その合間に挟まれるダンスや殺陣や出し物のレベルは高い。さすがジャニーズ。
工藤美桜がどうしてキャスティングされたのかは謎だったな。ヒーロー物出身だからアクションやるのかなと思ったら、そんなでもないし。なんでなんだろう。
ストーリーはめちゃくちゃで、そのめちゃくちゃさが逆に面白いんだよね。でも、普通は、そういうふざけた映画は日の目を見ないから、ジャニーズのお陰で、こういう話を観られて良かったよ。
ありがとう。ジャニーズおよびジャニオタの皆さん!
クオリティが残念過ぎる
一般の映画ファンの方々にはあまりうけないのではないでしょうか。
昨年夏のまくおろLIVEも観に行きましたが「このクオリティでこのチケット代…?」と思わざるを得ない完成度。
ただ、予告編を見る限りでは面白そうでしたのでほんの少し期待はしていました。
しかし、その期待も冒頭から見事に裏切られました。ミュージカルと映画の融合とは…?
監督自身の発言は「公開3日間の興行収入が大事」「このメンバーを男にしてやってくれ」ばかり。
作品に自信がないから「3日間映画館に通え」とファンをたきつけているのか、
「このメンバーを男に」とはどのような意味なのか?
これでもし興行収入が振るわなければ、キャスト陣のせいにされるんじゃないかと思うととてもいたたまれないです。
主要キャスト陣の演技や殺陣は素晴らしいものでしたので、
もし作品がこけても全ては監督の演出のせいです。
監督が「レビューを書いて広めてほしい」とおっしゃっていたので
(おそらく褒めたたえるレビューを望んでいるのでしょうが)
正直に書かせていただきました。
この★1は、作品を作り上げた主要キャストの方たちへのせめてもの★です。
作品や監督に対しては★はありません。
新解釈のミュージカル時代劇
作品の質が低い
「舞台と映画の融合」「新感覚エンターテイメント」と事あるごとに表現していましたが、舞台で撮影した映像使ってりゃ融合なのか?どこが新感覚なのか?と言った感想。
殺陣のシーンで突然舞台映像に切り替わり、その舞台映像がこの上なくお粗末なので、練習風景の映像が混ざってるのか!?と誤解する程でした。
映像・シーン等の作りすべてが雑でした。江戸と大阪の風景が同じって・・同じ日光江戸村使うにしてもやり方があったでしょう。拘りが薄いというかなんというか。
ストーリーもぐずぐず。ブン太&モン太バディは心中コンサルタントという面白い設定なのに全然活かせていません。過去の事件は置いておいても、「誰も血を流さない復讐劇」を企てようとした人たちがガンガン人切ります。人生を幕を他人が下ろすのはいいんですか?と突っ込みたくなりました。
やりたいことが多すぎるのか、筋が1本も通っていない感じ。
あと、一生懸命コメディ要素入れようとして滑っている。いちいち寒いです。
ジャニーズ勢使ってれば一定数ファンが観るだろうという魂胆が丸見え。
それゆえ、まくおろLiveと称してお遊戯会のような舞台版に高いチケットを払わせ、一貫性のないグッズを売りつけ、映画版でも懲りずにグッズ商売をし、興行成績上げたいからせっせと通えと監督自ら焚きつける始末。
客を馬鹿にしているとしか思えない制作陣です。
作品・監督には☆1つも付けたくありませんでした。
竹中直人さん、岸谷五朗さん、関智一さんの演技、そして主演の越岡裕貴さん始めとする役者陣の評価です。越岡裕貴さん映画初出演と思えない程良かったです。
あと楽曲良いです。
それを差し引いても作品が酷かったので☆1.5を付けました。
殺陣がすごい!!
舞台を観ているような体験を映画館で
ジャニーズのアイドル映画と思われる方にこそ観て頂きたい。 舞台で何十年も主演や重要キャストで活躍している彼らの実力は本物。 特に殺陣の迫力が凄い。全編舞台発声で響くセリフをスクリーンで観れる贅沢。 舞台が上演される機会が少ない地方の方、映画で舞台を感じることが出来る良い機会。 もちろんベテラン勢の存在感も。
これぞまさに新感覚!新体験!
おすすめトンチキ時代劇
新しい現代風時代活劇
忠臣蔵が基盤となってはいるものの斬新な新解釈となっており、ベースを軽く頭に入れつつも完全なるオリジナルストーリーとしてみるとなかなかに面白い。
伝統的な時代劇をイメージしていくと面を食らうかもしれないが、かなり現代風に味付けされて敷居が低くなっており、かえって親しみやすさがある。時代劇に慣れない方も含め幅広い世代が気軽に楽しめるようになっているようにも思える。
一方で時代劇らしい殺陣は圧巻で、ボリュームもあるためかなり見応えがある。
舞台と映画のハイブリッド作品とのことだが、舞台の持ち味もうまく使われており、舞台と映画双方の強みを伝えたいのかと感じるところも、なるほどなと思う。テンポ感やメッセージ性の多さも舞台らしさがあるが、それを存分に活かした上で、あくまで映画としてまとまっているのが良い。
俳優陣の好演も素晴らしく、人物達がみせる様々な表情が魅力的で心を掴まれる。
笑いも多く気軽に観れるが、後半に向けてぐっと惹き込まれる分、フィナーレが心地よい。ミュージカルらしく歌の持つ力というものを感じた。
良いことばかりではない人生だが、明日を生きることに対する希望が込められた作品であったように思う。最後は前向きな気持ちで終われる気持ちのいい作品であった。
新感覚映画
時代劇×ミュージカル×映画
ものすごいスピードで物語が進んでいく。
歌あり、殺陣あり、コミカルあり、サスペンスあり、ハラハラしながら笑ってる間にあっという間にエンディング。
歴史の解釈が斬新すぎるけど、そのためかえって歴史に馴染みがなくても楽しめる作品になってる。
映画を観た後に、「明日もがんばろうかな」と思える映画でした。
新しい!
斬新です!
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