ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサートのレビュー・感想・評価
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世代を超越した音楽
ビートルズ最後のライブパフォーマンスがIMAXで蘇る。ゲリラ感の伝わる街の様子や、執拗に映される警察官の姿。解散間際の彼らにはいろんな感情が渦巻いていることが想像できるが、寒そうに、そして何より楽しそうに演奏する4人の姿は感慨深い。10台のカメラによるマルチで映し出される映像は、多用しすぎている印象はあるものの、IMAXの大画面だからこそ映える描き方。ピーター・ジャクソン監督による、愛のある描き方によって、とても解散間際とは思えない空気感を映していた。65分という短さも「もっと観ていたい」と思わせる絶妙な時間だったのかもしれない。果たしてビートルズに「世代」は存在するのだろうか。解散して旅立ったメンバーもいる中で、彼らの音楽は形を変えてあらゆる世代に伝わっていることが、劇場に訪れていた幅広い世代を通して垣間見えた。
とにかく満点
Beatlesのフィルムコンサートがみたいなぁ~昔観た復活祭みたいな…どこかで上映していないかな??とネット検索をしていたところでした。ふとしたことでフィルムコンサートどころか堂々のIMAXシアターでの期間限定上映があることに驚き。
Beatlesは全て好きで、メンバーも全員、初期も中期も末期も楽曲は全部好き。それでもどうしても1曲選ぶなら、『ルーフトップコンサートでのGet Back』な私の願ってもいなかったピンポイントを衝いてのしかも上映設備はIMAXシアター。怖いくらいに最上級で叶ってしまった夢が覚めないうちに、早速本日第1回目の鑑賞をしてきました。見終わって早速2回目の予約をしました。そして会員登録している映画館からギフトクーポン券が届いており割引があることが分かり、3回目も予約もしています。1日1回だし期間限定なことですから、行ける限りで縁があったということで行っておこうと思います。
今年もポールは来日しないだろうし、せめて映画でも見よう。
ということで1回目2/11鑑賞。109シネマ川崎。祝日なのに割と余裕のある座席。できればエグゼクティブシートならご機嫌でしたがそこは残念。
前置きが長くなりましたが、内容は一番の見どころはポールでした。
音楽にのっている…というレベルではなく、乗っかっている、全身でロングボードの上に乗っかって立って全身でバランスを取って波に乗っているような乗り方です。
ギターの頭を引き込むように振ってみたり、それはコーナー回るときの遠心力というか、バイクで言ったらハングオンとかそんな感じの遠心力とか想像してしまいました。
自宅に戻ってディズニープラスで同じ場面をPCのモニターで見たけど全然そうは感じなかった。IMAXならではの迫力でした。東京ドーム公演何度も行ってポールの演奏は見ていますが、ステージが遠すぎてそこまでは気づけなかった。IMAXの大画面ならではの新発見。
それから同じ曲でもリズムの取り方がジョンとポールで違っていたところ。
足先でパタパタとリズムを取りますが、その回数がジョンが1回パタとするうちにポールが2回パタパタしてました。倍ですね。
Beatlesはよく頭を振ってリズムを取りますが、私も動けない映画館で小さく頭を振って鑑賞しました。
警察官とのバトルも案外長くて面白かった。
一般市民の皆さんはインタビューでは楽しんでいる人が多くてほっこりしました。コロナ禍で他人との距離が埋まらない中、温かい気持ちになりました。もちろん迷惑に思ってクレームする市民の声もあったからこその警察の介入ですから、どちらの意見もあるのですが。それでも物騒なことには成らないでカッコいい音楽の歴史的映画となりました。
ぜひおススメします。
2回目2/13(日)同じく109シネマ川崎13:05~。最終日のためかぼぼ満席に近い。若いカップルや女性の一人鑑賞もあり。中年のご夫婦あり。雨と寒さの悪天候に関わらずの盛況でグッズも残り少なく完売に近い。
2回目だから自分の気持ちにも余裕がある。なすがままに鑑賞していたら、目じりからジワジワ涙が溢れてきた。そしてマスクの下は笑顔満開。顔の筋肉が緩んで破顔。至福の自分に気づく。途中つい齊藤和義のビートルズをパロったバンド「ビーチクズ」が頭の中をよぎる。よく似ているなぁ、と。
ポールのノリも改めて確認。すごいノリだ。まるでサーフィン。海の上でロングボードに立って大波に乗り続けるかのような演奏。歌唱はこぶしが回って演歌のようなゲットバックだった。最後に拍手が沸き起こり救われました。座席で小さく頭を振ってリズムを楽しむことも憚れる満員ぶりでじっとこらえていたので。
3回目同じく2/13。横浜ブルク13に場所を変えて15:50~鑑賞。劇場が違うと販売されているグッズも違うことを知り。ここでもほとんど完売の中わずかに残ったものも目の前で売れていった。私は…というと関連グッズは買いませんでしたが代わりに、テナントで入っていた「PAUL」というパン屋さんのオシャレで人気のロゴ入りエコバッグを記念に購入して満足。
一人一人を順番に見ながら改めてビートルズのルックスの良さ、歌のうまさ、演奏のうまさ。リンゴのドラムももっと見たかった。ポールは黒のジャケットスーツが良く似合っていますね。仕立ての良いジャケットが英国紳士らしくさすがにカッコいいです。近年の来日公演でもステージ衣装はジャケット着用が定番です。
観ようと思えば5日間連続でも見れたので、そうすれば良かった、と思うほどの宝物でした。
★なんと、早くも再上映決定!とのことでもちろん再度鑑賞しましたので以下に追記します★
改めて感謝です。この上映に巡り合えて、鑑賞できるスケジュールにうまく合わせることができて。
時空のめぐりあわせに本当に感謝したいです。今回も連日行けそうではありましたが資金的に一度だけの鑑賞で我慢いたしました。
素晴らしかったです。40年来のマニアの私でも新たな魅力が感じられるBeatlesは本当に別格のバンドです。
IMAXシアターの映像と音で再現されるルーフトップコンサートはもう感無量です。
若き頃のBeatlesもフレッシュで元気でお茶目でアイドルみたいに魅力にあふれていますが、バンド終盤の円熟期と言いますかゲットバックの頃は本当にこなれたというか、何を着ていても様になるカッコいいカリスマのバンドです。
とにかく最高でした。次回はいつどんな風に再会できるかな?楽しみです。
この演奏は『レット・イット・ビー』に収録されました
有名な『ルーフトップコンサート』をIMAX仕様で再編集しての上映。
アルバム『レット・イット・ビー』のジャケットの4人の切り抜き写真が、正に飛び出てきたかのような感覚に襲われる。元のライブ映像が未鑑賞なので比べる事も無いのだが、ゲリラライブの舞台裏とその”迷惑行為”を止めようと躍起になる警官との攻防、そして奇跡的にも迷惑的にも屋上から降ってくる音楽を強制的に浴びせられる市井の人達の反応を目まぐるしいカットと分割画面のスイッチで表現するドキュメンタリーである。どっちがメインなのか分らない程に多方向の視点がパラレルに演出されていて、現在のドキュメンタリー作品としての醍醐味を感じさせる。それを可能にした綺麗な映像はまるで最近の出来事のような鮮明美をレストアされている。寒い季節であろうけどミニスカートの女性達の健康的な動きや、ロンドン特有の重苦しさを体現するかのような男達の厳つさ、小気味よい”ゲットバック”が演奏されているにも拘らず寒さで固まっている関係者達といった、切り取られた映像は単にビートルズのライブを楽しませるだけでないこの時代の雰囲気を表現しているものとして或る意味秀逸な作劇でもある。
この後、急激に不仲が表面化する4人を暗示するかのような能面的、取り繕い顔の表情を撮り抑えているのも興味深い。あれだけ撮影慣れているであろう4人がそれでもある趣の緊張感を仄かに纏っていることが映像を通じて醸し出されているようだ。
アジア人の目からみても、オノ・ヨーコの能面づらの不気味さもあいまったシュールを滲ませている、ラスト付近のメンバーそれぞれのパートナーを横に侍らせての屋内レコーディングも、有名曲が流れているにも拘わらずの不穏さを表現していて落ち着き無さを感じたのは、その後の結末を知っている人間だからの”穿った”観方かもしれない。
いずれにしても、それでも”ゲットバック”を名曲ならしめたエレピのゲストアーティストの緩衝材としての働きに拍手を改めて送りたい。
全盛期の彼らを間近で味わえるタイムマシーン
まず、この映画のみならず、Disneyプラスのドキュメンタリーも込みで全体の感想を言いたい。ビートルズのわずか10年足らずのキャリアの中で、初期ではなく、アーティストとして脂の乗り切った後期の彼らををこれだけ、クリアな映像と音で近くで見れることがもう奇跡だと思う。ストーンズ、ビーチ・ボーイズ、ツェッペリン等もこれだけの長時間のアルバム制作工程の密着ドキュメントは存在しない。(ゴダールによるストーンズの「悪魔を憐れむ歌」のレコーディングの一部を捉えた「ワンプラスワン」はあるにせよ)
リアルタイムで体験したファンであっても、どれだけたくさんの文献に目を通したビートルマニアであっても、映画や短いインタビュー映像を除いて、2022年の今まで、これだけの長時間、映像コンテンツでリアルタイムのビートルズの言動を実際に見たことがある人は誰もいなかったはずである。(念のため言及するが、「ビートルズアンソロジー」は解散後の各メンバーへのインタビューによる当時の回顧録が主であって、リアルタイムの彼らの言動を捉えたものではない。)
今まではプライベートの4人の雰囲気やバンドの関係性はファンが想像するしかなかった。というか、それが普通なのだが、それを実際に真横でレコーディング中に彼らが会話してる様子を延々と見れるのである。間違いなくこの作品以前と以後でビートルズのイメージが変わる歴史的な作品である。版権等の問題があったのだろうが、それをここまで長い間ほったらかしにしていたのが信じられない。
レットイットビーというオリジナルの映画のリマスターではなく、ピータージャクソンが最新のテクノロジーを駆使し、新たに8時間のドキュメンタリーとしてくれたことの意義は大きい。そして、その一番おいしい所をIMAXの最高の音質で体感出来た事に感謝。
ここからは映画のパートの内容について。当時のレコーディング、パフォーマンスを見て分かるのは、よく語られる解散前の重苦しい空気は周りが勝手に作り上げたドラマだということ。いい意味で本人達はもっと「軽い」。メンバー同士でふざけてる時間が多いのだ。ドキュメンタリーの前半で噴出したバンド内の問題はありつつも、基本的にバンドのムードは軽やかでポジティブな雰囲気に溢れている。
また、映画のラストで、実は少し同日のスタジオレコーディングの仕上げ?の部分も見れるのだが、その軽いノリのままどんどんレコーディングして、two of us と let it be等がそのライブと同じ日に完成する(!)。もちろん楽曲、歌詞はその日までにある程度出来ていたが、アレンジはその場でテイクを重ねて決めていく。「これぐらいでいいかな?もうそろそろ帰ろうか」みたいなゆるさで。アレンジメントの細部まで心血を注いだ入魂の楽曲、みたいな意気込みはない。逆にそのだらだらしながらの状態で、50年後もクラシックになっている楽曲群がどんどん出来上がっていく風景がバケモノ。
特にポール・マッカートニーは作曲家としてクリエイティビティのピークにあったのだろう。煮詰まる感じが全くない。全盛期のスティービー・ワンダーとかプリンスもこんな感じだったんだろうか?ライブももちろん素晴らしい(ライブの音質は聴いた事ないぐらい良い)のだが、終始その余裕っぷりが印象的だった。
ポール❤️❤️❤️
昔の映像だけどとてもキレイで、最新技術ってすごいですね!
ポールマッカートニーって今はおじいさんだけど、20代の頃って素敵!!
IMAXでのドアップで見てもキレイなお顔です。
多分世界一私の好きな顔。
ずっと見ていたくなる。
ちなみに日本一は赤楚衛二君。
BTSのVも。
ポールってあのキレイなお顔でドスの効いた声出すからギャップがまた素敵。
替え歌で警官をおちょくってたのも笑えました。
今は亡きすきっ歯ビリープレストン。
彼がいい潤滑油で出来上がったアルバムだったのよね、「Let It Be」。
リンゴの赤いコート、ジョージの緑のパンツ、ジョンの毛皮のジャケットと黄色のギター。ポールはお髭も黒々。色が効いてましたね。
バンドの輝き
素晴らしいの一言
あのライブ、ジョンははしゃいでるし、ポールは警官に…
ジョージ・ハリスンの懊悩
IMAXの音と映像はまさに一期一会‼︎
またピータージャクソンにしてやられた
昨年ネットで見ても感じたが編集が酷すぎて
腹立ったが曲の途中でも平気でぶった切るのが特に腹たった
特に酷いのがルーフトップと最後のレット・イット・ビーとかのスタジオ撮影での演奏場面
ルーフトップでは曲の一番盛り上がるとこでどうでもいい通行人のインタビューをこれでもかと入れるという嫌がらせ
まあ百歩譲ってこれはドキュメンタリーだと思うことにしたが今回ルーフトップコンサートと銘打ち映画館でやるというのを見てこれはインタビューを挟まない映像をフルで大画面大音響でやるだろうと出掛けたがなんとネットと同じ編集をそのままやるという有様で空いた口が塞がらない放心状態
最後のスタジオ撮影まで同じ編集
音も対して良くもなくまさに金と時間を返してくれ状態
ネットの動画をただでかい画面見ただけだった
ピータージャクソンはビートルズをなんだと思ってるんだろうか?ビートルズの演奏を邪魔してるだけでまさか映画館でもこれを見せられるとは思わなかった
まともな編集も出来ないアホ監督だね
ピータージャクソンは
どこが巨匠だよ
俺のほうがよっぽどいい編集するよマジで
「ルーフトップ・コンサート観たよ!
感動したけど物足りなさも
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