ウォンカとチョコレート工場のはじまり : 特集
【超期待】「ハリポタ」映画ロスのあなたに見てほしい
クリスマスのオススメ作は「チャリチョコ」はじまりの
物語 魔法にかかったファンタジー超大作、遂に上陸!
大ブレイク中のシャラメが歌&ダンスで“魅せる”!
「『ハリポタ』映画ロスの日々に、再び生きる希望が湧いた――!」 12月8日に公開される「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の予告編を見て、「ハリポタ」ガチファンである筆者は思わず叫びました。目くるめく圧倒的な魔法の世界に、「またあの時みたいに激ハマりできる……(ゴクリ)」「12月8日までは、とりあえず頑張れるな」と確信し、爽やかな(!?)笑みが止まりませんでした。
本作は、映画「チャーリーとチョコレート工場」で有名な工場長ウィリー・ウォンカの“はじまりの物語”。「ハリー・ポッター」シリーズのプロデューサーが新たに届ける、魔法とワクワクに満ちた作品なのです。「君の名前で僕を呼んで」「DUNE デューン 砂の惑星」などで知られ、大ブレイク中の若手トップスター、ティモシー・シャラメが、若き日のウォンカを演じ、歌とダンスをたっぷりと披露しています。
魔法にかかったファンタジー大作は、この冬のとっておきのクリスマスプレゼントになること間違いなし! 考えてみれば、公開の何カ月も前から、公開日を指折り数えて待つ……なんて、それこそ「ハリポタ」映画以来のことかもしれません。この記事では、いま分かっている最新情報、楽しみで仕方ない期待ポイントの数々を、たーっぷりと語らせてください!
【あらすじ】そこは、夢見ることが禁じられた町――
若き日のウォンカが作る“魔法のチョコレート”にときめいて
幼い頃から、いつか母と一緒においしいチョコレートの店を作ろうと夢見ていたウォンカ。彼は、一流のチョコレート職人が集まるチョコレートの町へと向かう。しかしそこは、夢見ることが禁じられた町だった。
やがてウォンカの“魔法のチョコレート”は、瞬く間に皆を虜にし、彼は一躍人気者に。しかし、その才能に危機を感じた3人組の“チョコレート組合”に目をつけられてしまう。さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパというオレンジ色の小さな紳士も現れ、ウォンカは大騒動へと巻き込まれていく。そんななかでウォンカは夢のチョコレート店を開くことができるのか――?
【予告編の感想】「ハリポタ」初見時のワクワク感!
ハリポタのプロデューサー×パディントンの監督で贈る
大注目の「チャリチョコ」“最新作”がクリスマスにやってくる
世代を超えて愛されるロアルド・ダールのベストセラー児童書「チョコレート工場の秘密」をもとにした、不思議なチョコレート工場の工場長ウィリー・ウォンカの物語は、これまで何度も映画化されてきました。「夢のチョコレート工場」(1971)ではジーン・ワイルダーが、「チャーリーとチョコレート工場」(2005)ではジョニー・デップが、ウォンカ役を演じています。
そして新たに、ティモシー・シャラメが若き日のウォンカを演じる本作は、ウォンカがまだチョコレート工場を築く前――“夢の始まり”を描いた、知られざる物語なのです。
魔法に次ぐ魔法に包まれて、ときめきが止まらない!
まずはとにかく一度、予告編を見てください! ウォンカの秘密道具のようなトランクから、さまざまな材料を混ぜて作り出す、雷と雲のようなチョコレート。目を閉じると始まる、ピンク色がかった夢のようなダンスシーン。“飛べるチョコ”を食べて、空に舞い上がる人々。カラフルな風船で出かける夜の空中散歩。歌い出したら止まらないウンパルンパ――。
なぜいくつになっても、人が空を飛ぶシーンって、こんなにワクワクしちゃうんでしょうか。また終盤で、ウォンカが母と夢について対話するかのようなシーンには、「まだ予告編だよ!」と自分自身に必死に言い聞かせながらも、思わずぐっときてしまいました。
全身が魔法に次ぐ魔法に包まれて、筆者は、魔法の世界に心をときめかせた「ハリー・ポッターと賢者の石」を映画館で見たときのことを思い出しました。魔法のチョコレートで空を舞う人々を見て、魔法のほうきに乗った魔法使いに夢中になった“あの頃の気持ち”がよみがえってきたんです。その当時は、来る日も来る日も、「賢者の石」のことだけを考えていたような気がします。
リアル×ファンタジーの絶妙なバランスで、「本当にありそうな世界」を描く
「ハリポタ」映画が完結してから、すでに10年以上、「ファンタビ」シリーズ最新作からも2年以上が経っています。「また魔法の世界に行けるような映画が見たい!」という人も少なくないはず。“同志”の皆さん、改めて聞いてください――本作は、そんな「ハリポタ」映画ロスを癒してくれ、身も心も魔法の世界に飛ばしてくれる“至高のファンタジー”なんです!
ふたつの作品に感じる、不思議なつながり――。それもそのはず、本作のプロデューサーは、「ハリー・ポッター」シリーズ、「ファンタスティック・ビースト」シリーズなど、スクリーンのなかで魔法の世界を輝かせてきたデビッド・ハイマン。「パディントン」シリーズに続き、再びポール・キング監督とタッグを組んでいます。ファンタジー映画好きとして、これほど心強い最高のタッグはありません!
「ハリポタ」しかり、「パディントン」しかり、夢や魔法に溢れていながら、その世界観がどこかリアルで、「本当にありそうだと信じられる世界」を描いているところも、子どもから大人までが激ハマりできそうな魅力のひとつ。「神は細部に宿る」といいますが、細かい設定やアイテムが丁寧に作られているからこそ、強度のあるファンタジーの世界が立ち上がっているんです。筆者は既に、「このチョコレート、どこで買えるんだろう?」と調べ始めるほど、「ウォンカ」沼に足を突っ込んでいることだけ、報告しておきますね(再び爽やかな笑顔)。
大ブレイク中のシャラメが歌&ダンスで魅せる――
“圧倒的代表作”を見逃すな
魔法に溢れた世界だけではなく、本作をどこまでも魅力的にしているのが、若き日のウォンカ役で驚異の“ハマりぶり”を見せるティモシー・シャラメ!
絶対に“今押さえておくべき”才能がここに
シャラメは「ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界」で映画デビューを果たすと、初主演作「君の名前で僕を呼んで」で、弱冠22歳にして第90回アカデミー主演男優賞にノミネート。これは、史上3番目の若さでのノミネートだそうです。
その後も「レディ・バード」「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」(グレタ・ガーウィグ監督)、「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(ウェス・アンダーソン監督)、「DUNE デューン 砂の惑星」シリーズ(ドゥニ・ビルヌーブ監督)など、著名監督から引っ張りだこの存在に。まだ彼を知らなかった人でも、絶対に今押さえておくべき!才能なんです。
見たことない“ハジけた演技”で開く新境地
「ハリウッドをリードする若手スター」として世界的に注目され、主演作が絶えない、ハリウッドが誇る若手トップスターのシャラメ。いたずらっ子のような笑顔、奇抜なファッションを着こなす抜群のセンスとスタイル、楽しさも優しさも寂しさも秘めた、万華鏡のように美しい瞳――まさに周囲を魅了しながら、夢に向かって突っ走っていく、純粋過ぎるウォンカ役にぴったり。
また、「DUNE デューン 砂の惑星」の宿命を背負った貴公子役など、陰のある役が多かったシャラメが、本作では美しい歌声を響かせ、ダンスも披露! 「こんなシャラメ、見たことないよ!」と思わず笑顔になってしまうハジけた演技。新境地を開き、“圧倒的代表作”になる本作、絶対に見逃せません!
【楽しみすぎて、直接聞いてきた─】「ハリポタ」も
手がけたプロデューサーが明かす“その中身”とは?
予告編を繰り返し見て、新情報を血眼で追う日々を送っていたある日、何と「ハリー・ポッター」シリーズを世界的大ヒットに導いた名プロデューサー、デビッド・ハイマンさんにインタビューできるという朗報が! 「ハリポタ」ファンからすれば、まさに“神”のような存在。大いに緊張しながらも、公開が待ち切れないため、気になる映画の“中身”を、いろいろ聞いてきました。
純粋で楽観的な、知られざる一面を描く
――本作は原作をもとにしたオリジナルストーリーということですが、どのように物語を着想されたのですか?
本作は、「チャーリーとチョコレート工場」で有名なウィリー・ウォンカがチョコレート工場を作る前のお話です。自分を世界から完全に隔離して、工場のなかに入り込んでしまう前のウォンカとは、一体どんな人だったのか、と考えました。私たちが知るウォンカは、ウンパルンパと一緒にいるなど、奇妙な要素を持ったダークなキャラクターだと思います。
ですが本作では、もう少し純粋で、楽観的なウォンカを描いています。彼の瞳のなかには既に、魔法のような、神秘的な光があります。最終的にウォンカがどうなっていくのか、その最終形の要素は見えてくるんですが、まだまだ「チャーリーとチョコレート工場」で見たような姿にはなっていないという段階です。
【結論】「誰もが楽しめて、最後にハッピーな気持ちになれる」映画
――魔法という観点での見どころを、教えてください。
人々を浮かせてしまうチョコレートや、魔法のような生き物ウンパルンパや、風船でウィリーが浮いてしまうシーンなど、そうした魔法が劇中にはたくさん登場します。私のほかの作品(「ハリー・ポッター」シリーズ)では、魔法の杖のようなものが出てきますが、それは出てきません(笑)。ですが、ある意味でチョコレートそのものが魔法のようなものなのです。
ハイマンさんいわく、原作や、過去の映画作品を見ていなくても、「本作だけでも十分に楽しめる内容です」とのこと。さらには、「ひとりでも、友だちとでも、家族とでも、誰もが楽しめて、そして最後にハッピーな気持ちになって帰れる映画!」と、笑顔で太鼓判を押してくれました!
公開まで、あと約1カ月半。あなたの「クリスマスの特別な1本」として、本作を是非鑑賞リストに加えてください。あれこれ妄想しつつ、チョコレートを食べながら、楽しみに待つとしましょう!