ウォンカとチョコレート工場のはじまりのレビュー・感想・評価
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カラフルで楽しいミュージカル
今年二本目。
誰も不幸にならない作品は見ていて安心。
同じ日に「あの花〜」を見たので尚更そう思います。
基本的に風景や造作が美しい。
雪が積もる寒い景色がベースですが、建物は歴史があり、デパートや教会は本当に美しい。
また主人公とヒロインが風船に乗ってデパートの上を飛ぶ景色や動物園を飛び去る姿も格別でした。
警察署長がどんどん肥えていくのが面白いです。
ウンパルンパはダンディなおじさんになっていて前回の性別不明な感じとは大きく変わっていました。
ファンタジックで美しかったが…
ミュージカルと知らなかったので冒頭からティモシーが歌っててびっくり。あれだけ魔法が使えるなら…と思わずにいられないところは目をつぶって、家族やデートで観るには華やかで良いのかな。画や人物の動きが美しかった。風船をうまく使ったガレリアのシーンは好き。
ヒュー様やローワン・アトキンソンの配役がおもしろかった。個人的にはチャーリーとチョコレート工場の若干毒を含んだテイストが好みかも。
観てよかった
子供から大人まで楽しめる作品だと思う。主人公は不死身で幸運、良き仲間たちに恵まれている。宿の経営者の女将、商売敵の三人組の悪どさがハンパない。ほんとにひどすぎるが負けじとアイディアや仲間の連携でチャレンジする、諦めない気持ちがよかった。なんか勇気づけられる。ウンパルンパはコミカルでクスっと笑えるが最後、一緒にチョコレート工場で働いてみたくなった(笑)チョコレートってやっぱり癒し、休憩中、帰宅してからの一粒、幸せ〜
これぞエンタメ\(´ω`)/
こんなに楽しいと思わなかった!
めっちゃ笑った!
少し泣いた!
ミュージカルとしても素晴らしく
音楽と音と動きがほぼ一緒。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり 」
家族でもカップルでも1人でも
楽しいこれぞエンタメ!
チョコ買って帰ったよ!
吹替版観たんだけど花村想太(Da-iCE)上手かったなー!
おまえが唄うんかーい
おまえが唄うんかーい!
と、ならないように、
ミュージカルのさじ加減は難しい。
プロットやシナリオのさじ加減は他でも言ってるので略。
細部でいうと、
金が無いウォンカの貧乏臭をユーモアとかっこいい衣装で脱臭。
悪役は、トンズラ、ボヤッキーみたいなキャラ。
キャシー・ベイツに近づきつつあるオリビア・コールマンのような正反対のガチサイコでも、できるような人でないとドロンジョ様は難しい。
ウンパルンパがヒュー・グラントかーい!
英国執事のような綺麗なイギリス英語を使う俳優は誰?
真っ先にあがるのがヒュー!
ダメもとでオファーしてみよー!
ヒュー!
ウンパルンパを知ってるかな?
メキシコサラマンダーと間違えてないか?
しらんけど、、、
書けばきりがない、
膨大なアイデアと、
そのアイデアを、
地に足をつける為の実験が必要。
その実験の為には、
時間とお金が必要。
美術や音楽のセンスは、
観た通り。
警官の衣装ディテールは、
かっこよくしないと、
ユーモアが立たない。
でも、
ミスタービーンはやり過ぎでしょ、
とか言われたりする。
ので、
ミュージカルは難しい。
が、
映画好き、映画が好きな人、
映画沼にハマる人に、
素晴らし過ぎるミュージカル映画に心奪われた人は多い。
そう、
ミュージカル映画は大事なものを奪っていく。
本作もそんなウォンテッド指定されても不思議ではない大泥棒作品。
ウィリォンカ♩
辻褄あってなかったけどそれはそれで前作の父親設定がウォンカの嘘、はたまた妄想で彼のキテレツさが上がって面白いかも。てか人を喜ばせるためにチョコを作る好青年から何であんな人形燃やしてキャッキャする狂気的な人になったんだ
ティモシーシャラメ全開
ジョニデのチャーリーとチョコレート工場では、歯科医のお父さんがいてチャーリーは星飛雄馬よろしく歯のギブスをしていた🦷という記憶は捨て置き、新しいウォンカの設定を楽しむ作品。
魔法使いだったっけ、、とか、常識的な感覚は全部忘れて、ただただティモシーシャラメの美しさを堪能するのです…!
チョコレートのような完成度
冒頭からミュージカル調で音楽と共にストーリーがスムーズに進行して退屈しない。映像自体がリズムになっているのでずっと楽しい。
全体を通してコメディ部分が全部ちゃんと面白い。とにかく全てがテンポ良く、彩りもよく飽きない。
世界観が絶妙なので、何があっても許される雰囲気なのは強い。細かい部分では指摘が入りそうな部分も、ケチをつける方が野暮だな。という感じで良い意味で見逃すことができる。
ストーリーも分かりやすく、しっかりとまとまっていて良かった。全ての謎や解決するべきことが、ちゃんと綺麗に回収されている。細かい伏線もこのリズム感で違和感なく回収されてると満足感が上乗せで良く見える。
例えばウォンカとヌードルが動物園に忍び込むときに、さりげなく「フラミンゴは先導が無いと動かない」とケチをつけておく。帰りながら二人で風船を持って踊るシーンは美しいが、彼らが舞い上がるのを見てフラミンゴ達が跡を追って飛び立つので、素晴らしい演出を作り出している。
映像の見せ方も楽しくて可愛い。
宿屋の部屋の窓越しで作戦会議する場面は、喋る順番に電気がつくのと、建物が内側に曲がっているの構造は普通無いと思うが、可愛くてとても良いと思った。
映像を見ているだけで別に笑うシーンとか関係無くとにかく楽しくて笑顔で鑑賞している自分に気付く。
また、楽しい、笑えるだけでなく感動シーンもしっかり泣ける。
チョコレートのことだけを学び、見てると正直チョコレートだけでなんでも解決できそうなウォンカ、そして作品通してチョコレートだらけだった本作だが、本当に大事なのはチョコレートではなかった。
実際にある板チョコにリンクすることで、これは現実に生きる我々へのメッセージでもある。(当然チョコレートだけの話ではない。)
ママを見ているウォンカ、ヌードルと母親の再会を見守るウォンカの表情がなんとも涙を誘う。
そして感動で終わるのではなくチョコレート工場への線引きを希望に満ちながら描いて終了。笑って泣ける最高のファミリー映画だった。
強いて気になるところを挙げるとすれば、どの登場人物もキャラが立っていた分、仲間のメンバーをもう少し掘り下げたり、活躍させて欲しかった。
あと、普通に会話を交わせるレベルの愛する息子に読み書きを教えてないママと、その息子にメモのメッセージを残したという部分なのだが、やはり指摘するの野暮か。
期待度△鑑賞後の満足度◎ 映画による童話。ガキの頃生まれて初めてチョコレートを食べて「世の中にはこんな美味しいものがあるんだ!」と感動したことを思い出した(ギヴミー・チョコレートじゃありませんよ)。
①ジョニー・ディップ版も観ていませんし、あまり期待していませんでしたけれども、観て良かったです。
②前半は少し「メアリー・ポピンズ」タッチも感じたりして、イギリス製のミュージカル映画もアメリカ製に負けてはおりませんね。
ティモシー・シャラメにも此れほどミュージカルタレントがあるとは思いませんでしたし(歌唱力は今一つですけれども)、やっぱりこの若さに関わらず相変わらず上手い。
③後半、ウォンカたちが、「チョコレート組合」を出し抜くところはやや演出にたるむところがあるけれども、全体的として良くできたミュージカルと言えると思います。
⑤現代の映画界で「この人が出ているのなら観に行こう」という女優さんが何人かいますけれども、サリー・ホーキンズもその一人。
本作では出番は少ないながら、相変わらず印象的です。
⑥オリヴィア・コールマンが珍しい敵役。さすがに上手い。憎々しさ満点だけれども遣りすぎではない。
しかもこの人、妙に色気がある(『女王陛下のお気に入り』や『エンバイアー・ホテル』てもそう)。
イギリスの女優さんてみんなアメリカの女優さんとは違う色気がある。
つまり、通向けというか熟女の色気が分かる人なら分かるというか…
おっと、楽しい健全な映画には相応しくないレビューでした👅
膝の上で開いた童話の絵本がみるみるうちに目の前で繰り広げられていく。鮮やかな世界に入り込みたくさんの高揚感で浸される体験。
その道のプロたちが超絶完璧に仕掛けてくれる世界がミュージカル調の鮮やかさで繰り広げられる予感はすぐにやってくる。
記憶のお手つきか?
いや、タイトルを目にする頃にはその濃く甘くビターな香りつきのわくわく感のなかに確かにいる。
端から端まで見逃しちゃあもったいない!セットのあれこれ、色彩の妙、豊かな音楽に変化する胸の奥の鼓動はエンターテイメントに没頭する愉快さのバロメーターみたいだ。
そうこうして現実と夢の狭間のようなところでふわりとからだが吸い込まれるように世界のこどもたちをとりこにする童話の世界にいる大人の自分。
この世界観が好みならば、あーこれは老若男女目と心が釘付けパターンだと期待ははやくも満タンだ。
ウィリーを演じたシャラメの繊細な喜怒哀楽、特にまなざしの加減。ある時は希望に満ち溢れ輝き、ある時は絶望感の渦に溺れ、そのままの感情が数えきれないパターンの表情をあやつる。ダンスの上手さ、所作の美しさも惹きつける。
また、Mrs.スクラビットを演じたオリビアのなりきり様の絶品さはいつもながら唸らせる。まさにこのキャラは実在するとしか思えない。演ずるためにこの星に生まれ落ちてきた貴重な才能が爆発し重要な立ち位置を存在感たっぷりに魅せる。
美しさ、怖さ、楽しさ、哀しさを盛り込んだストーリーは童話の大海原を緩急で盛り上げながらまるであきさせることなく進む。
両手でくすぐり、きゅっとつねり、どんっと押す大嵐。ふんわり抱きしめまた手招きする凪。
不安定さが惹きつけてやまない小さな舟が揺れる行方をおいかける観客はさながら一喜一憂の旅の同行人だったり見届け人になるのだ。
この旅の全てはウィリー・ウォンカが抱く夢から始まった。
彼の夢がなければ始まらなかった物語に最後までついていくなら彼がかたときも離さなかったあの大切なチョコレートをひとかけらもらえる時がくる。
その後味は魔法のようにきっとことばをのこす。
大切な記憶は私を前に向かせる。
そしてそれはらなくならない。
なぜなら
前を向こうとするなら必ずみえる心のなかにあるから。
私にはそんなふうに。
映画はなるべくというより、絶対1人で観たい派だ。
だけどこの作品ならクスクス笑いながら家族や友達とも一緒に楽しむのもいいのだろうと感じた。
時に、そんなすごし方ができるのも尊く幸せなことなのだろうと身にしみている。
大人が楽しめるファンタジー
あの、ティム・バートンのポップなファンタジー作品からの今作なので、子供向けの凝った映像作品なのではと想像し、鑑賞をためらっていたが、ヒュー・グラントのウンパ・ルンパはやはり見なければと、鑑賞。映像技術そして脚本の巧みさから、予想以上に大人が楽しめるファンタジーでしっかりと世界に浸ってしまった。これまで意外に影のある役が多かったティモシー・シャラメの華やかで軽やかな一面が、存分に発揮され、それが高齢者や大人達と絡むことで一層効果的になる不思議な演出。このチョコレートの魔力はやっぱり大人だからこそ、より楽しめるのかもしれません。
分け合える幸せ
チャーリーとチョコレート工場は昔見たことあるけど内容覚えてなく予告見て楽しそうだったので見てきました
ミュージカルものというとでどうかなーと思ったけど…最初から引き込まれてしまった!
吹き替えで見たけど歌うまいし声が良い😀
ストーリーもシンプルに進み分かりやすくて良かった!カイジみたいな地下施設の話いるんかな?とも思ったけど全員特徴あったし必要でしたね〜
映画館にはお子さんもいましたが全年齢で楽しめる内容だったと思います
事前知識も多分いらないしこの映画だけで完結させてるし
最後で美味しさの秘訣教えてもらうとこ凄い良かった!
チョコレートに限らず何を食べるか何をするかより誰と楽しむかっての大事だなって改めて思いました🙌
帰る途中で普段食べないチョコレート買っちゃった〜(笑)
けっこう面白い
昔ジョニー・デップが演じるチャーリーとチョコレート工場の映画を観たことがあったので、チャーリーとチョコレート工場にはある程度の先入観があった。
個人的によく知らない俳優がウォンカ役をやるということでなんとなく観ることを避けていたが機会があったので観てみた。
そしたら意外と面白く、以前の映画とは一味も二味も違う作品となっていた。
この作品何が良いってストーリーがとてもわかりやすいところである。
頭の悪い自分はストーリーを理解するだとか、キャラクターの名前を覚えるのが苦手だが、わかりやすいストーリーであったし、登場キャラクターも職業が異なっていたりしたので理解しやすかった。
チャーリーとチョコレート工場を本で読んだ方も、ジョニー・デップの映画を観た方も、先入観を捨てて観てみると良い。
意外と面白く、新しい作品として楽しめるので観て良かったと感じられる作品であるだろう。
ディストピアの華
見た目の華やかさと楽しさに反してディストピアを描いた物語は、搾取の限りを尽くして世界の植民地から集めた物品が一堂に会した帝国主義全盛期のヨーロッパが舞台。
耳に残るコミカルな歌と共にオレンジ色の肌の異人が執念深く「1000倍にして返せ」と追ってくるのは現地のカカオを収奪された民族。これにはイギリス人のヒューを使い興味深い現代的な隠喩になっている。
市民は世界一豊かな筈なのに社会的に不利にある(弱)者や文字が読めない者を騙して牢獄のような地下で労働を強制する。地上では既得権を持つ者がカルテルを組み、警察と教会を買収し新規参入者を締め出す一方で、彼らは限りある資源を隠し価格を釣り上げることでチョコを富裕層だけが享受できる快楽に仕立て上げている、そんな設定。
買収される者をたちどころに昇天させ思考停止に陥れる甘美なチョコだが、ティモシーチョコは夢や希望を与えたり大切な事を思い出させてくれる。この感動は地上の特権階級のみに限定されない普遍的な力を万民に対して持っていることが無重力で表現されているが、大衆に食の快楽を開くという意味でティモシーは「パンドラの箱」を開けるという役柄。
良いものを皆に届けたい、この熱意がパンドラの箱を開ける、つまり日常に新たな視点というか解を提供する。様々な常識が見事にそしてあっという間にひっくり返されたここ数年の出来事を重ねてしまいます。その存在が彼で良いのか否かは賛否が分かれるでしょう。
私はティモシーがミュージカルに向いているとは思わないが、化学と機械細工のスペシャリスト「魔術師」という要素が加わることで上手く役にハマった気がする。彼にはどこか突き抜けた性格が似合うと思うし、支配階級のテクノクラート達に対してビジョンをもったオタクが支援者を巻き込んで突破していく物語は巨大IT企業のGAFAMに対する非営利団体のOpen AIのような寓意を見つけることはたやすい。そしてこんな無謀な挑戦者が熱狂を産み人々を動かしてきた。
様式化されたポップな美術や機械的運動が強調された演出はウェス・アンダーソンのようで脚本の魅力を最大限に引き出していると思うし、編集は序盤のテンションを維持しながら最後までテンポ良く進行してくれる。編集の力が際立つ作品を久しぶりに観た気がします。
歌も良い。曲は多すぎず緩急を上手くつけていて、これなら騙されても良いかも笑、と安心できます。
そして、この映画はジブリやディズニーの作品を思わせるような、社会や労働の悲惨さを強調するよりも逆境を乗り越える賢さと逞しさを描いていて、これほどクリスマスに相応しい映画は稀で、完成度は非常に高いと思います。
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