ドント・ウォーリー・ダーリンのレビュー・感想・評価
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またも期待しすぎてしまった。。
オリビア・ワイルド長編監督作第2作目の本作。
正直、むっちゃくちゃ期待していた。
期待しまくっていたし、楽しみだった。
ただ、映画が始まってから
どれだけ待っても物語が展開しない…
いつになってもエキサイティングなシーンが
訪れない…
退屈とスリリングの割合が8:2くらいの作品だった。
もちろんメッセージ性は強く支持するし、
本当にその通りだよな、とは思うのだけど。
まず序盤の車がシンメトリーに走り出す場面
なんか変じゃなかったですか
ぎこちなさがあったというか。
本当に比較するのとかは良くないけど、
デイミアンチャゼルとかの方がよっぽど上手いよ
あと構造としては、
「トータルリコール」とか
「アンテベラム」系統だと思うのだけれど、
どうも、おもしろくなかった。
ネタが明らかになるタイミングが遅いのかな。
ラストの現実に戻る場面ももっとカタルシスを
感じそうなものなのに。
(「アンテベラム」とか素晴らしかった)
最後のカーチェイスとかクソダサかったよ、、。
なんか、チープに感じてしまったのかな。
ブラックミラーとかで出来そう……っていう。
夫婦が仮想世界で言い合いする場面とか
凄く盛り上がりそうだったのに、
なんだか中断されてしまったように見えて
(物語の都合で)
それがなんだかなあ…。
主題は「ドントウォーリーダーリン」って
そのまんまのことだと思うんだけど、
なんだか愛し合っていた二人が
女の後ろ髪を引っ張っているようで
(「プロミシングヤングウーマン」でも
主人公はこういう葛藤を与えられていたけど)
そこが引っかかったのかな……。
とにかく気分は良くなかった。
それと、あの50年代の世界も、
現実の男が求めたユートピアってことだよね
(オリビアワイルドだけが別目的でいた)
(あとジェンマチャンもか)
なんかそこに時代錯誤を感じていて、
多様性に向かっているはずなのに、
そういうものが一切ない、みたいな。
(人種に限っては、現代社会に合わせていたのか)
なんていうか、仮想世界としつつ、
当時の女性たちに重ねているのであれば、
こういう描き方にはならなかったんじゃないか
と思うのだよな。
みんなモブ過ぎてさ。
多くの女たちは催眠的なのかけられてたとして、
男はもっと一人一人が女性に対する偏見とか
持っていたり、違う未来を見ていたり
嫌な扱い方とかするはずじゃないのかな。
それを“全男性”と描くことで、
一人一人のもっと深層心理的な、
重要な問題から逃れている気がする…。
なんとなく「ラストナイトインソーホー」的な
居心地のわるさを感じた。
「ブックスマート」と全く違う!
あの映画で得たものを全く得られない!
と思い、そうか脚本家が違うのか、と
調べたが脚本家は同じだった……
果たして何故……
※追記
色々考えていたが、やはり
女が自分の力で社会進出する上で、
天秤にかけられるのが愛だという描き方が
気に食わなかったのかもしれない。
女は男に囲われて稼いでもらわなくとも
生活することは出来ますよ、だから心配しないで
これはわかる。
でも何で愛を手放すことは必須なの?
両立は無いの?
女は男の愛無しには生きられない存在なの?
この映画だと、後半思い切り、夫は悪として
描かれているけど、それだとあの夫が悪いってだけで
男性性や家父長制などとは別問題にならないか?
考えても考えても、もやもやするな、、、
現代版ヒッチコック劇場のような雰囲気
多少ネタバレあり。近未来形サスペンス映画で見応えがあっておもしろかった😄それにこれは哀しい物語でさ。いろいろ考えさせられたね。特筆すべきはフローレンス・ピューの圧倒的な存在感❗️ミッドサマー的な要素もある本作は彼女の独壇場だ。狂ってるのは私?周りのみんな?的なサイコサスペンスはアメリカでは定番。ヒッチコックやジョーダン・ピール作品のような感覚もよかった。この手の映画は大好物でね😆。いろいろ予測はつくけど最後まで引き付けられた👍。しかし演出は良かったけど脚本に締まりがないのが残念ではある。それにしてもオリビア・ワイルド監督は女性心理を深いところまで映像化することに長けている。ちょっとしたしぐさや目配りの語り口がうまくて「映画」を観た満足度が心地よい。ただ残念なのはクリス・パインが悪役なのと最後のあの件いるか?💦。今日の映画館は舞浜だった。外に出るとネズミの耳をつけた人たちがいっぱいいた。。ここは現実なのか?もしくはおれの本体は別世界にあって仮装世界を歩いているのか?分からなくなる。ネズミーランドはめちゃ苦手でさ😅何が楽しいのか分からんし、ここにいるだけで辛い。。しかもイクスピアリ映画館は本編開始までの注意喚起が過多でいやんなったよ💦本編開始前に退出しそうだったよ笑。あぁ、愚痴で閉める週末よ😁🍺
個人的にエンディングが少し食い足りないがそこに至る道程はスリリングで良い。
鏡の国から現実へ 走れ、アリス
鏡の国のアリスから逃げろ、ぴゅー、逃げるんだ!
素敵で可愛いドレスに水着にバレエウェアに室内着、バスに乗っていた時のピューの黒ワンピースの襟ぐりの絶妙のカット(私は今でもこういうドレスが大好きだ)。それと裏腹のアリス(ピュー)の逞しさ、知性、挑戦を恐れない勇気が私を励まし力づける。カーチェイスも良かった。曼荼羅であれカレイドスコープであれシンメトリーにうなされそうだ・・・。マトリックスの強烈フェミニズム版。
終わった後の余韻がすごい
男性中心の世界は1950年代止まりってことよね
懐かしさを感じる音楽・クルマ・ファッション・家具家電に包まれながら観るエグくて恐ろしい社会。
いやぁ~怖かった!それも種明かしのあとほど恐怖がじわじわ来ました。
男性目線からは優位性があった頃へのノスタルジー、女性側からは未だにジェンダーレスな世界を理解できない男たちへの痛烈な一撃だと感じました。
車を見て懐かしさや憧れを感じた私も旧タイプの人間なのかなぁ。
仮想現実を取り入れて、よく練られた作品でした。
中盤までのモヤモヤした不安感が後半一気に回収された感じで、怖いのにスッキリしました!
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