ドント・ウォーリー・ダーリンのレビュー・感想・評価
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勿体ぶりは、Don't Worryじゃございません
アメリカ合衆国が輝いていた50年代。着飾った専業主婦が料理を作って待つ瀟洒な一軒家にオープンカーで帰宅する男たち。反動保守層の男にしてみれば、理想の世界。
アートなサブリミナルがインサートされて、サイコな雰囲気がたっぷりなんだけど、中盤から同じことの繰り返しで、見ているこっちはウトウト。ちょっと引っ張りすぎだよね。ここまで引っ張っておいて、予想の範囲内じゃガッカリ。
早めに真相を明かして、組織との対決を主体にした方が面白かったと思うよ。
タイトルなし(ネタバレ)
【良かった点】
終始不穏な空気感が漂い、ジョーダンピールやシャマランなどの作品を彷彿とさせるような世界感に酔いしれた。後半になるにつれて主人公の感情とともに映画の面白さも尻上がりになっていった。有害な男性性をこのようにSFテイストを交えて皮肉に描く作品は珍しくその点も面白味があった。ただその中にも女性が意思を持って男性に仕えるという描写もしっかり描く信頼感もあり、綺麗ごとにはなっていない。フローレンスピューの泣き演技はやはり最高。そしてラストのダッシュは最高にかっこいい。
【良くなかった点】
このタイプの映画で120分は若干長いと感じてしまった。90分前後でこのストーリーであったら文句なしの一本。
ビクトリー計画とは・・・
女性監督(兼出演オリビア・ワイルド)だからか、何となく「女性の幸せ」への画一的な考えに対する問題提起の様には感じたが、もしそうだとすればテーマとしては少し古過ぎではなかろうか。
2時間という尺からも、こういった雰囲気の映像を作りたかったというのは伝わるが、設定としては特段目新しい部分は見当たらず、「何故」の部分でどれだけ差別化を見せてくれるかを期待したのだが・・・とても残念だった。
青い空、美しい街並み、整理整頓されたキレイな部屋、一列に並んで走るパステルカラーの乗用車、笑顔を絶やさない隣人達、何かを隠し説明しない男達、監視されている様なカメラワーク、途中途中で入る幾何学的な踊りなどは既視感しかなかった。
似た様な設定の作品でも主演したフローレンス・ピューを何故起用したのかにも疑問が残る。(前職と本人のイメージとのギャップも)
失礼な言い方になるが、こんなイメージの映像を作りたいのでこんなイメージが付いている女優を使ったみたいな、プロットと一緒に手っ取り早くあり物を使ったように見えて仕方がなかった。
◎Bestだ!最高の映画‼️
凄く緻密に、そして豪華に
予算をふんだんにかけてます。
現代人へ、現代社会、組織に身を置く
若者に、警鐘を鳴らす。
今の世界(觀)は、君達ではない奴らが
(きっと年寄りたち経営者)
つくったこさえた世界なんだよ!
特に、小さな世界は特に(たとえば会社)
そして、そこで働き、生活を送っている
それなりに貧乏でない人!
危険ですよ
ってことを、気づかせ
目を覚まさせようとさせる作品!
70年代 キューブリック監督作品
「時計仕掛けのオレンジ」
が、えがいた若者の狂気の行動が
2022年の今、
バーチャルな楽園に浸る。
皆んな見よう!そして、もっともっと
語ろう!
映画は良かった
またも期待しすぎてしまった。。
オリビア・ワイルド長編監督作第2作目の本作。
正直、むっちゃくちゃ期待していた。
期待しまくっていたし、楽しみだった。
ただ、映画が始まってから
どれだけ待っても物語が展開しない…
いつになってもエキサイティングなシーンが
訪れない…
退屈とスリリングの割合が8:2くらいの作品だった。
もちろんメッセージ性は強く支持するし、
本当にその通りだよな、とは思うのだけど。
まず序盤の車がシンメトリーに走り出す場面
なんか変じゃなかったですか
ぎこちなさがあったというか。
本当に比較するのとかは良くないけど、
デイミアンチャゼルとかの方がよっぽど上手いよ
あと構造としては、
「トータルリコール」とか
「アンテベラム」系統だと思うのだけれど、
どうも、おもしろくなかった。
ネタが明らかになるタイミングが遅いのかな。
ラストの現実に戻る場面ももっとカタルシスを
感じそうなものなのに。
(「アンテベラム」とか素晴らしかった)
最後のカーチェイスとかクソダサかったよ、、。
なんか、チープに感じてしまったのかな。
ブラックミラーとかで出来そう……っていう。
夫婦が仮想世界で言い合いする場面とか
凄く盛り上がりそうだったのに、
なんだか中断されてしまったように見えて
(物語の都合で)
それがなんだかなあ…。
主題は「ドントウォーリーダーリン」って
そのまんまのことだと思うんだけど、
なんだか愛し合っていた二人が
女の後ろ髪を引っ張っているようで
(「プロミシングヤングウーマン」でも
主人公はこういう葛藤を与えられていたけど)
そこが引っかかったのかな……。
とにかく気分は良くなかった。
それと、あの50年代の世界も、
現実の男が求めたユートピアってことだよね
(オリビアワイルドだけが別目的でいた)
(あとジェンマチャンもか)
なんかそこに時代錯誤を感じていて、
多様性に向かっているはずなのに、
そういうものが一切ない、みたいな。
(人種に限っては、現代社会に合わせていたのか)
なんていうか、仮想世界としつつ、
当時の女性たちに重ねているのであれば、
こういう描き方にはならなかったんじゃないか
と思うのだよな。
みんなモブ過ぎてさ。
多くの女たちは催眠的なのかけられてたとして、
男はもっと一人一人が女性に対する偏見とか
持っていたり、違う未来を見ていたり
嫌な扱い方とかするはずじゃないのかな。
それを“全男性”と描くことで、
一人一人のもっと深層心理的な、
重要な問題から逃れている気がする…。
なんとなく「ラストナイトインソーホー」的な
居心地のわるさを感じた。
「ブックスマート」と全く違う!
あの映画で得たものを全く得られない!
と思い、そうか脚本家が違うのか、と
調べたが脚本家は同じだった……
果たして何故……
※追記
色々考えていたが、やはり
女が自分の力で社会進出する上で、
天秤にかけられるのが愛だという描き方が
気に食わなかったのかもしれない。
女は男に囲われて稼いでもらわなくとも
生活することは出来ますよ、だから心配しないで
これはわかる。
でも何で愛を手放すことは必須なの?
両立は無いの?
女は男の愛無しには生きられない存在なの?
この映画だと、後半思い切り、夫は悪として
描かれているけど、それだとあの夫が悪いってだけで
男性性や家父長制などとは別問題にならないか?
考えても考えても、もやもやするな、、、
現代版ヒッチコック劇場のような雰囲気
多少ネタバレあり。近未来形サスペンス映画で見応えがあっておもしろかった😄それにこれは哀しい物語でさ。いろいろ考えさせられたね。特筆すべきはフローレンス・ピューの圧倒的な存在感❗️ミッドサマー的な要素もある本作は彼女の独壇場だ。狂ってるのは私?周りのみんな?的なサイコサスペンスはアメリカでは定番。ヒッチコックやジョーダン・ピール作品のような感覚もよかった。この手の映画は大好物でね😆。いろいろ予測はつくけど最後まで引き付けられた👍。しかし演出は良かったけど脚本に締まりがないのが残念ではある。それにしてもオリビア・ワイルド監督は女性心理を深いところまで映像化することに長けている。ちょっとしたしぐさや目配りの語り口がうまくて「映画」を観た満足度が心地よい。ただ残念なのはクリス・パインが悪役なのと最後のあの件いるか?💦。今日の映画館は舞浜だった。外に出るとネズミの耳をつけた人たちがいっぱいいた。。ここは現実なのか?もしくはおれの本体は別世界にあって仮装世界を歩いているのか?分からなくなる。ネズミーランドはめちゃ苦手でさ😅何が楽しいのか分からんし、ここにいるだけで辛い。。しかもイクスピアリ映画館は本編開始までの注意喚起が過多でいやんなったよ💦本編開始前に退出しそうだったよ笑。あぁ、愚痴で閉める週末よ😁🍺
個人的にエンディングが少し食い足りないがそこに至る道程はスリリングで良い。
鏡の国から現実へ 走れ、アリス
鏡の国のアリスから逃げろ、ぴゅー、逃げるんだ!
素敵で可愛いドレスに水着にバレエウェアに室内着、バスに乗っていた時のピューの黒ワンピースの襟ぐりの絶妙のカット(私は今でもこういうドレスが大好きだ)。それと裏腹のアリス(ピュー)の逞しさ、知性、挑戦を恐れない勇気が私を励まし力づける。カーチェイスも良かった。曼荼羅であれカレイドスコープであれシンメトリーにうなされそうだ・・・。マトリックスの強烈フェミニズム版。
終わった後の余韻がすごい
男性中心の世界は1950年代止まりってことよね
懐かしさを感じる音楽・クルマ・ファッション・家具家電に包まれながら観るエグくて恐ろしい社会。
いやぁ~怖かった!それも種明かしのあとほど恐怖がじわじわ来ました。
男性目線からは優位性があった頃へのノスタルジー、女性側からは未だにジェンダーレスな世界を理解できない男たちへの痛烈な一撃だと感じました。
車を見て懐かしさや憧れを感じた私も旧タイプの人間なのかなぁ。
仮想現実を取り入れて、よく練られた作品でした。
中盤までのモヤモヤした不安感が後半一気に回収された感じで、怖いのにスッキリしました!
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