「基本は社会を一つでくくるなって事。この映画では理解出来ない。」PLAN 75 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
基本は社会を一つでくくるなって事。この映画では理解出来ない。
『78歳の主人公ミチと同世代の女性の多くは(PLAN75に)肯定的なんです。』この映画の監督の言葉を引用しました。実際の雑誌に載った彼女の言葉です。鑑賞者の皆さんはどう感じますか?
この監督が言う『賛成の印象を持った78歳位の老人』とは、こう言った問題に直面していない方だと思います。しかし、障害を持った方、重篤な病を抱えた方に『PLAN75に賛成ですか?』と聞いて、なんて答えると思いますか?そもそも、そんな事聞けますか?
それがこの映画の価値だと思います。
どの位の価値かは、この映画をご覧になってみたらいかがでしょうか?
賢明な皆さん、話し合うのではなく、自分の考えを持ってください。自分の生命です。自分の生命を、法律や他人の意思で決めて良いのですか?
自死であっても、自分の意思で死ぬから、尊厳死と言うのではないでしょうか。
他人事だから、泣けるんです。だから、僕は泣けません。
アフリカで『女性の一部を切除する習慣を無くす運動』が起こっていると報道がありました。人口が増えて経済がたちいかないアフリカでは『仕方ない』と言えるのか? さて、
中絶の良し悪し、優生保護法の良し悪し。色々な意見があると思いますが、要は、自分自身の意思が、反映されていない事が問題だと思います。
この映画は、アフリカの悪しき習慣を日本で復活させようって、問いかけているようなものです。ニューヨークのクリエーターの作品には到底見えません。
追記 Amazonで配信始まった。映画が始まって直ぐに確認が取れた。やはり、間違っていなかった。それを、どう解釈するかは見る人の自由だが、僕は閉口した。確実に閉口した。
やはり、僕にとっては人生最悪の映画だった。いゃ、映画だ。
始まりの場面右下を、じっくり確認してもらいたい。驚けない人はwikiで確認すると良い。
失礼します
共感ポイント&コメントありがとうございます
PLAN 75ですが、自分のレビューを探したらありませんでした 書いたのか消されたのか分りませんが、まぁ、あの内容は、センセーショナルでしたね
今でも、私はすみませんが肯定派です 自殺教唆をスマートにしてくれるならば願ったりです 勿論、私だけに・・・・ 他の人にはお願いだからやらないで下さい
生きているとはなんだ、と言った哲学方向で物を論じれば更に問題は複雑になるように思います。
出産前検診によって障がいの有無を調べて産む産まないを決定出来るシステムがイギリスなどでは定着していますが、私は概ねそれに賛成する立場です。
障がいがあるとわかっても産むという気持ちにはなれない。従兄弟で小児麻痺にかかって歩けない人がいて今もう80超えたと思いますが兄夫婦がずっと面倒を見ています。年賀状のみの付き合いで実際話す事も稀ですがコロナも明けたら
コメントありがたく受け取りました。とても興味深く読みました。
アフリカ女性の話ですが、あれは人口抑制とは無関係で、女性が性的快感を得ないための古来からの風習ですよね。それとこの作品との関係は具体的には感じなかったのですが、ご存じならお話が伺えたらと思いました。
健常者の老人と重度障がい者については全く違う手順で物事を語るべきとも思いますが、川崎の殺人にヒントを得ての物なら相手は障がい者の事ですね。障がいそれも重度であれば生きているとは
人は、集団になるともっともっと怖くなっていくのかもしれない
他者がやってるから私もやる
そんなようにしてどんどん非道になるのかも
私たちに、もっと深く真剣に考えろと問いかけているのかもせれませんね
アバターへのコメントありがとうございました。私はマサシさんほど本作を否定してるわけではないんですが、議論のキッカケになればといった意見については、国民に前提となる知識や情報がないところで話し合おうっていっても、結局、一定の方向へ誘導されるだけで、観測気球どころか、世論形成や既成事実作りに加担させられてしまう気がしますねー。もちろん本作の制作意図は真逆だと思いますけれど
フォローありがとうございました。オゾン監督のすべてうまくいきますように、でPLAN75に触れる人が多かったので、あらためて本作をチェックしていたところ、マサシさんのレビューが目に止まりましたので